介護福祉士を取る為の資格に、実務者研修があります。
修了試験や通学の必要があり、簡単ですが時間や学習なしには取れない資格です。
受講を考えてる方にも、「合格できるか心配」という声は多いはず。
当記事では「実務者研修の難易度と落ちた時に出来る事」をテーマに解説。
- 修了試験の内容と合格難易度
- もし実務者研修で落ちたら、どうする?
- 実務者研修の取得を簡単にする為に出来る事
実務者研修の修了試験は、非常に合格率が高く難易度は低め。
不合格や欠席時にも、補講や再試験があるので大丈夫です。
ただ試験の有無やサポート体制は、スクールで違うので注意しましょう。
実務者研修の取得難易度
実務者研修は、介護資格の中では難易度の低い方の資格。
取得にあたり難しい所は、「修了試験」と「スクーリング」です。
しかしこれらにも救済制度があり、受講期間内に通いきる事が出来れば取得は簡単です。
まずはその修了条件を見ていきましょう。
実務者研修の修了条件
実務者研修の受講時間は、合計450時間のカリキュラムで構成されてます。
初任者研修がある場合は、合計320時間ですね。
実務者研修を修了する流れは、下記流れになります。
実務者研修の修了条件
(通信コースの場合例)
- 通信学習でレポート課題を提出し、合格
- スクーリングによる学習を開始
- 筆記・実技等の試験に合格
これを全てクリアするのが、実務者研修の取得条件です。
ただ修了試験の内容や有無は、スクールで異なります。
あるいはその両方という形ですね。
修了試験の難易度は?
実務者研修を受けるにあたり、「試験に合格できるか心配」という方が多いと思います。
前述の通り、筆記や実技などの修了試験の有無はスクールにより異なります。
現実的には、修了試験があるスクールの方が多いですね。
修了試験の難易度は低く、かなり簡単なので合格率も高めです。
確認の意味合いが強く、落とす試験ではないので安心して下さい。
「簡単に取れるけど、内容はちゃんと聞こう」位の意味合いですね。
スクールにより評価方法も異なり、授業態度など総合的な評価で決める事もあります。
試験の合格基準例
筆記の場合は、マークシート。
実技の場合は、学習内容の実演をして講師に確認してもらう形が主流です。
例として、ニチイさんの試験合格基準を軽くご紹介します。
- 筆記:100点満点中70点以上
- 医療的ケア(筆記):100点満点中90点以上
- 実技:試験で一定の水準に達する
私もニチイで受講しましたが、筆記はマークシートだったと記憶してます。
点数だけ見ると心配になりますが、正答は分かりやすい物になってます。
実技の指導もありましたが、あまり試験という印象は無いですね。
実技の手順にも理由があるので、「何故か」という理由とセットで覚えましょう。
「スクーリングに通いきれるか」も重要
実務者研修の場合、スクーリングに通いきれるかの方が取得難易度に影響します。
講義を全て受けきれないと、資格取得は出来ません。
欠席が多いと、資格取得が難しくなるので注意しましょう。
もし実務者研修に落ちたら?
もし「実務者研修で落ちた」と思っても、大抵の場合は心配いりません。
大抵のスクールでは、補講や再試験が受けられます。
「試験に落ちた」「講義を欠席した」という時も、手段はあるので大丈夫。
実務者研修で落ちる理由
実務者研修で行き詰まるタイミングは、主に下記です。
- 修了試験で不合格だった
- スクーリングに欠席する
- レポート課題が不合格、提出してない
- 受講料が未納
試験やレポートで落ちたり、講義を欠席した時ですね。
ただ上記に該当したからと、一発でNGにはなりません。
後述しますが、受講期間内であればフォローが効きます。
基本的に、自分で諦めない限りは資格取得を目指せます。
事前に支払う事がほとんどですが、支払い方法によっては注意が必要です。
落ちても「補講」「追試」を受けられる
もし試験やレポートで落ちた時は、追試や再提出をします。
一般的には、別日に他グループと一緒に試験を受ける事が多め。
スクーリングを欠席した時も、補講を受ければOK。
こちらも他グループで、欠席した分の講義内容を受ける形です。
これらは、実務者研修の受講期間内に済ませれば資格取得は可能です。
期間はスクールで違いますが、およそ6ヵ月程度~が目安。
受講期間の延長を行ってくれるスクールもあります。
※先述のニチイの場合、最長6ヵ月延長が可能
補講の仕組み上、いざという時のサポートが利きやすくなります。
実務者研修をより簡単に取る為に
ここからは、実務者研修をより簡単に取得する方法を紹介。
「合格できるか心配」という時に実践してみて下さい。
初任者研修から取得する
実務者研修は誰でも受講できますが、初任者研修の保有者は免除を受けられます。
その内容は、カリキュラムが130時間程減り、受講料の減額免除もあるというモノ。
カリキュラムの免除がある事で、取得過程で楽が出来ます。
- 通信学習のレポート課題が減る
- スクーリング日数が減る
免除を受ける事で、より少ない時間で資格が取得可能になりますね。
学習内容も初任者と被る物があるので、先に取得しておくと内容の理解も捗ります。
介護職で働いてから受講する
現状介護士には、下記流れを想定しキャリアプランが組まれてます。
- 初任者研修を修了
- 実務経験を積む(3年ほど)
- 実務者研修を修了
- 介護福祉士を取得
ある程度の実務経験を積み、介護福祉士の試験前に実務者を受けるというプランですね。
その為、実務者研修は「基本の応用」といった内容がメイン。
「普段の仕事の振り返り」といった側面もあります。
もし自信が無いのであれば、まずは実務経験を積む事から始めましょう。
経験を積めば見えてくる内容も多いので、不安も払拭できると思います。
「再試験」や「補講サポート」に手厚いスクールを選ぶ
先述の通り、研修中に失敗しても追試や補講でカバーが可能です。
もし心配なら、スクール選びの際に追試や補講制度について確認しましょう。
追試・補講の費用も異なるので、確認しておくと良いでしょう。
総じていうと、下記点を意識すると良いです。
- 受講期間が長く延長できる
- 教室やコースを多く開いている
- 試験対策などの学習サポートが充実している
「これはどこか?」というと、やはり大手スクールになるかと思います。
資格が取りやすいスクールは?
展開規模の広い大手から、資格の取りやすい介護スクールをいくつかご紹介。
まず私が受講したニチイも、通いやすくオススメ。
駅近くに多く教室を開いており、全国的に展開してます。
私の時は、主に筆記試験の評価が中心でした。
筆記も実技も、直前に無料で対策レッスンが受けられます。
⇒ニチイで実務者研修を受けた感想
調べた感じ、未来ケアカレッジも取りやすそうですね。
修了評価は、「実技」と「医療的ケアの演習」。
筆記に自信のない方はコチラを選ぶのもアリですね。
下記サイトでスクールの検索も可能です。
無料で資料請求も出来るので、活用して下さい。
また下記記事は初任者研修の内容ですが、実務者研修を受ける際にも活用できると思います。
良かったらご参考下さい。
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