当ブログで解説してる「福祉・介護資格の種類一覧」です。
説明記事へのリンク集となっています。
比較しやすいよう、職種や目的毎に「簡単な概要」と「取得条件」を掲載しました。
資格取得の情報検索、検討にお役立てください。
「主要の介護士資格」の種類一覧
介護士としての主要資格です。
未経験者向けの「初任者研修」、国家資格である「介護福祉士」など…、
所有者の能力をはっきり示す資格です。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
介護職員初任者研修 | 介護の初歩を学ぶ研修講座 誰でも可 |
実務者研修 | 基本をベースに幅広い対応力を学ぶ講座 誰でも可 (初任者研修修了 推奨) |
介護福祉士 (★国家資格) | 介護のスペシャリスト 受験資格は「実務経験3年+実務者研修」 |
介護に関する入門的研修 | 介護の仕事への不安を払拭する為の研修 基礎と入門の2部構成、業務範囲は無資格と変わらず |
生活援助従事者研修 | 初任者の下に位置し、訪問介護で生活援助が可能になる 現状は事業者が少なく、受講が難しい |
認定介護福祉士 | 介護士の最上位資格 介護福祉士としての実務5年、リーダー経験等条件あり |
これらの資格取得には、通信に加え、スクールへの通学等が必須です。
よく分からないという方は、下記記事を確認ください。
⇒【介護資格の取り方】通信と通学の違いは?
下記研修の修了で、介護士も一定条件下で「喀痰吸引」と「経管栄養」の医療ケアが可能です。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
喀痰吸引等研修 | 修了で吸引や経管栄養に関われる 基本研修+実地研修 ※実務者研修修了者は(基本研修が免除) |
「相談・援助職向け資格」の種類一覧
「社会福祉士」や「ケアマネージャー」など、相談援助と呼ばれる業務をする為の資格です。
相談援助とは、悩みを抱えた利用者への必要サービスの提示、機関との連絡調整等が仕事。
福祉について幅広い知識が必要になり、その業務も多岐にわたります。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
介護支援専門員(ケアマネ) | 要介護者と介護サービス事業者との調整役 受験は「国家資格業務か相談援助業務5年」 |
社会福祉士 (★国家資格) | 福祉における相談援助のプロ、「ソーシャルワーカー」 相談援助経験4年、養成施設に通う必要あり |
精神保健福祉士 (★国家資格) | 精神障害に特化した相談援助のプロ、「PSW」 相談援助経験4年、養成施設に通う必要あり |
福祉用具専門相談員 | 福祉用具の貸与・販売で活躍、選定とアドバイスをする 誰でも可 |
福祉用具プランナー | 福祉用具専門相談員のスキルアップ資格 実務経験2年以上、認定講習修了で取得 |
福祉用具選定士 | 福祉用具専門相談員のスキルアップ資格 実務経験2年以上、研修参加で取得 |
社会福祉主事任用資格 | 福祉事務所のケースワーカー等に必要な資格 生活相談員の資格要件も見たせる 大学や養成機関で取得 |
なお、生活相談員は資格名でなく職種名です。
社会福祉士等の3福祉士、社会福祉主事任用資格、ケアマネ等の資格で就ける仕事ですね。
ここまでの「介護士・相談援助職向け資格」は、介護職キャリアアップに大きく関わります。
特に相談援助職は、実務経験等の条件があるのでよく理解したいですね。
「その他介護・福祉資格」の種類一覧
知名度や評価はそこまで高くないものの、特定の場面において真価を発揮する資格達です。
何かに特化した内容が多く、勤務する施設に合わせた物を選ぶと良いですね。
資格そのものはもちろん、その学習過程で得られる知識・スキルに意味があります。
看護助手の資格
看護助手とは、病院等における看護チームのサポーターです。
無資格でも仕事が出来ますが、下記の資格があると評価や実務能力に繋がります。
初任者研修も看護助手に繋がるので、必要なものを選んで下さい。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
看護助手実務能力認定試験 | 初めて看護助手を目指す方向け 誰でも可、通信学習なら試験可能 |
メディカルケアワーカー | 業界初の看護助手資格 通信学習や実務経験など、受験条件あり |
認知症の資格
認知症ケアに特化した資格です。
介護士向けの専門的資格、一般の方が認知症を理解する為など、資格の目的も様々です。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
認知症介護基礎研修 | 認知症介護の基本を学ぶ、eラーニング式動画研修 誰でも受講可、令和3年より無資格者に受講義務化 |
認知症ケア専門士 | 認知症ケアの専門家 3年以上の認知症ケアの実務経験必須 資格等級あり「准専門士」は未経験から可、更新あり |
認知症ケア指導管理士 | 認知症ケアの専門性向上と人材育成が目的 誰でも可、資格等級あり 専門士との違いは試験内容と更新制度 |
認知症介助士 | 一般業界向け、認知症対応を学ぶ 誰でも可 |
介護予防の資格
介護予防とは、要介護やその重度化を防ぐ事です。
下記は「専門職として介護予防を指導」、あるいは「自分で介護予防活動をする」為の資格です。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
介護予防指導士 | 介護予防の指導資格、マシンを使わない指導を学ぶ 介護、医療など、関連資格が必要 |
介護予防運動指導員 | 専門知識で介護予防の指導ができる 初任者研修の場合、2年の実務が必要 |
介護予防健康アドバイザー | 介護予防の基礎知識やエクササイズを学ぶ 誰でも可、通信学習、在宅試験可能 |
介護食の資格
介護食とは、高齢者が食べやすいよう配慮した食事です。
下記資格では、調理方法やレシピ、食事介助などが学べます。
在宅介護中の方、グループホームの介護士等にオススメです。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
介護食アドバイザー | 介護食の知識やレシピ、高齢者の口腔ケアなど学習 誰でも可、通信のみ・在宅試験OK |
介護食コーディネーター | 介護食の知識やレシピ、食事介助や配膳など学習 誰でも可、通信のみ・在宅試験OK |
介護食士 | 介護食の調理や高齢者の心理・栄養等を講習で学習 誰でも可、講習参加必須、3級~1級まであり |
その他の介護士・一般向け資格
ここまでで紹介できなかった、介護・福祉資格です。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
レクリエーション介護士 | レクリエーションを学ぶ講座 誰でも可 |
音楽健康指導士 | 音楽レクを学ぶ資格 誰でも可、準2級と2級が存在、在宅試験可能 |
高齢者傾聴スペシャリスト | 高齢者コミュニケーションに関する資格 誰でも可、在宅試験 |
介護口腔ケア推進士 | 口腔ケアで「口から食べる事」を支援 誰でも可、上級試験あり |
ガイドヘルパー(移動介護従事者) | 障害を持つ人の外出援助が可能になる 誰でも可 (初任者研修等 修了推奨) |
高齢者入浴アドバイザー | 正しい入浴方法を学び、入浴事故を防ぐ 誰でも可、在宅試験 |
ウェルフェア・コンシェルジュ初級 | 介護サービスの質を高める接遇を学ぶ検定試験 誰でも可、在宅試験 |
スマート介護士 | 介護ロボットのノウハウを得て、質の向上と効率化 誰でも可、実施級は2つ |
福祉住環境コーディネーター | 福祉や建築を総合的に学習 誰でも可、資格等級あり 2級取得で「住宅改修が必要な理由書」作成可能 |
准サービス介助士 | 一般業界向け、介助技術習得資格 誰でも可(有名企業でも導入)、上級試験あり |
介護講師(実務者研修教員講習会) | 介護講師になる為の資格、研修解説 主に介護福祉士の実務経験5年が必要 |
介護福祉経営士 | 介護事業のマネジメントを学ぶ資格 2級は誰でも可、合格後に1級を受験可能 |
身上監護アドバイザー | 成年後見制度を学び、後見人として活躍 誰でも可、在宅試験 |
介護事務向け資格の種類
介護事務は、介護請求など難しい知識が必要になり、事務職の中でも専門性の高い仕事です。
人気職種なので、知識と技能を高め自分の能力をアピールしたいですね。
事務スキルを重視し学ぶ資格、高齢者や福祉全般を学ぶものなど、学習内容に差があります。
一見差が分かりにくいので、通信講座の学習期間も補足しておきます
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
ケアクラーク | 介護事務に必要な知識・技能を広く評価する検定試験 誰でも可 在宅試験可能 (通信:4ヶ月) |
介護事務認定実務者 | 介護事務スキルの能力証明資格 誰でも可 在宅試験可能 (通信:標準3ヶ月) |
介護事務管理士 | 介護請求など、介護事務スキルを中心とした検定試験 誰でも可 在宅試験可能 (通信:標準4ヶ月) |
介護報酬請求事務技能検定試験 | 給付管理業務など、介護事務スキルに特化の検定試験 誰でも可 在宅試験可能 (通信:最短1ヵ月) |
終活と看取りの資格一覧
高齢者の抱える悩みは、自身の身体や介護ばかりではありません。
残された人生をどう生きるか、どう最期を迎えるのか、向き合わなくてはなりません。
終活や看取りなど、最期を自分らしく穏やかに迎えるための支援資格をまとめました。
資格名(説明記事リンク) | 説明(概要や取得制限など) |
終活アドバイザー | 終活、エンディングノートの知識を学ぶ 誰でも可、通信学習、在宅試験可能 |
看取りケアパートナー | 初めて看取りに関わる方に必要な知識を学ぶ 誰でも可、通信学習、在宅試験可能 |
終末期ケア専門士 | 臨床ケアや終末期ケアのスペシャリスト 医療や介護などの実務経験必須、会場でのCBT試験 |
コメント