介護予防指導士とは 資格の取り方と「予防指導員」との違い

介護予防指導士とは 介護士

介助には慣れたものでも、介護予防となるとよく分からない。
現場の介護士さんでもそんな方は多いのではないでしょうか?

介護予防は大切と聞くものの、専門知識はない。
今回紹介する「介護予防指導士」は、そんな方にお勧めしたい資格です。

介護予防やリハビリに特化した職場でなくても、大丈夫。
普段の介助に無理なく活かせる内容を学習できますよ。

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介護予防指導士とは

豊かな老後を過ごせるよう、元気な人・要介護の人問わず、介護予防を指導する資格です。
「特定非営利活動法人 介護予防協会」が実施する講習を受講し、修了する事で取得できます

通信ではなく、通学によって「講義・実技」を通し学びます。
主に、介護士や看護師が取得している資格で、受講にも関連資格が必要です。
※介護であれば、初任者研修で可

 

講習の特長は「マシンを使わない運動指導」。
設備に左右されず、いつでも場所を問わず、適切な介護予防指導が出来るようになります。

資格取得後には、以下のような介護予防指導ができます。

  • 「筋力訓練指導」
  • 「ストレッチング」
  • 「転倒予防」
  • 「栄養ケア」
  • 「口腔ケア」

 

介護予防運動指導員との違い

疑問

同じく介護予防の資格として、「介護予防運動指導員」があります。
本資格「介護予防指導士」と名称も似ていますが…、この2つの違いを解説します。

どちらも民間資格ではあるのですが、認定機関がまず違います。

  • 介護予防指導士 「介護予防協会」
  • 介護予防運動指導員 「東京都健康長寿医療センター研究所」

 

どちらも講習を修了する事で得られる資格ですが、講習内容も上記機関が提供しています。
…よって、講習内容・期間も異なります。

  • 介護予防指導士 「3日程度」 「マシンを使用しない運動指導」
  • 介護予防運動指導員 「5日程度」 「マシン含め、総合的に学習」

 

講習の特長については、本記事で次項からお話しします。
指導士の方は、関連記事をご覧ください。

介護予防指導士の特長

本資格は、マシンを使用せず場所を選ばず指導できるのが特徴。
比較すると、講習期間も短いので気軽に受ける事ができます。

「運動指導員」の方は、講習期間が長い分、総合的な評価の高い資格となっています。

では、こちらが劣っているかというと違います。

介護予防指導士は、介護士としては、普段の業務に取り入れやすい内容が中心です。
後述のカリキュラムにもありますが、口腔ケアストレッチなども含まれます。

介護予防専門の職場でなくとも、多くの介護施設で学習を活かす事が出来るでしょう。

 

介護予防指導士の取得・受講方法

資格の取得には、介護予防協会が実施する講習を修了しなくてはなりません。
申し込みは、同法人のホームページから可能です。

講習の日程、場所についてもそちらで詳しく記載されてます。

受講の申し込み方法
下記の2つの方法で申し込みが出来ます。

申し込みフォームで応募
・ホームページの申し込みフォームより、必要事項を入力し送信
FAXで応募
・所定の申込書(ホームページから印刷可)に記入し、FAX送信

申し込み後3日以内に「講習受付完了のお知らせ」が電話、またはメールで連絡されます。
その後、申し込み後2週間以内までに受講料49,500円(税込)を支払います。
※テキスト代、認定料込

受講料の支払いは、「銀行」か「郵便局」。
支払いが済むと、講習の1週間前までに「受講案内」が届きます。

この講習は、「人材開発支援助成金」の対象となっています。

キャリア形成促進のため、職務に関連した専門的な知識及び技能の普及に対し助成する制度

受講資格について

介護予防指導士の受講には、介護・看護系などの資格が必要です。
その他に、レクリエーション系、医療系、運動指導系などの有資格者が対象となっています。

実務経験は必要ありません

介護であれば、初任者研修修了程度で大丈夫みたいですね。
公式のでは、「~など」という表現となっていますが、明記されている資格を羅列します。

ヘルパー1級・2級、介護福祉士、
介護支援専門員など

社会福祉士、社会福祉主事、歯科衛生士、
医師・歯科医師など

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師、
鍼灸師、あん摩・マッサージ指圧師など
管理栄養士、栄養士、保健師、
看護師、健康運動士など

ヘルパー1級・2級は、相当資格の初任者・実務者研修と捉えて良いでしょう。

講習の内容について

講習は、10科目について「講義」と「実技」で学習します。
合計21.5時間、約3日程度の講習となっています。

以下が全10科目の内容です。

科目 形式 時間数(時間)
介護予防概論 講義 2.5
栄養ケア 講義 1.5
口腔ケア 講義
筋力訓練指導 講義・実技 2.5
ストレッチング 講義・実技
転倒予防 講義・実技
測定と評価 講義・実技 2.5
リハビリテーション 講義・実技
救急蘇生 講義・実技
認知症ケア 講義 1.5

場所を問わず実践できる内容なので、普段の介護でも活かしやすいです。
口腔ケアも普段から行う業務ですので、学習内容は腐らないでしょう。

救急蘇生では、心肺蘇生やAEDの使い方も学ぶことができます。

 

講習カリキュラム例がホームページで確認できますが…、
9:00~17:00(18:40)程度を3日間という感じです。

修了試験の記載はありませんが、理解度チェックがあります。
チェック表を配布と回収があります。

講習を受講できない時は

講習を受けられなかった時は、「振替制度」を使って、その科目を別の会場で受ける事が出来ます
1会場につき、手数料が1,000円かかります。

受講をキャンセルしたい場合、返金が可能です。
1週間前までなら1,000円引き、前日までなら4,000円引きで返金されます。
当日になってしまうと返金できませんので注意しましょう。

修了後のフォローアップ講習

チェック
「介護予防指導士」修了者向けに、フォローアップ講習が実施されています。
講習では学びきれなかった内容について、色々と学べる機会が設けられています。

内容はその時々で違うので、興味があるものがあれば申し込んでみてはどうでしょう。
フォローアップ講習も、介護予防協会HPから確認できます。

 

せっかくなので、過去に実施された講習をいくつか紹介しておきます。

  • 介護保険と介護予防のこれから
  • 心を健康にする「安心学」のすすめ~あなたがいてくれたら安心~
  • DVDを使った介護予防体操 ブラッシュアップ講習

 

他の資格についてはこちら。

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