終活という言葉が浸透した今、それに関する資格も注目を集めています。
家族でもお仕事でも、終活に関わりたいという方。
この機会にその知識を学んでみませんか?
今回紹介する終活アドバイザーは、それらの専門的に学べる終活資格です。
通信講座なので、気軽に終活な知識を得る事が出来ます。
資格の取り方や通信講座での学習方法など、ご説明しましょう。
終活アドバイザーはどんな資格?
終活アドバイザーとは、「終活についての知識・ノウハウ」を学んだ専門家です。
終活が必要な人、行おうとする人の相談にのり、その進め方や困りごとについてアドバイスをします。
終活アドバイザーは、NPO法人らしさ運営の「終活アドバイザー協会」よる認定資格。
受講制限は無く、誰でも取れる資格です。
終活アドバイザーを名乗るには、試験合格後に協会へ入会する必要があります。
これは必須ではなく、入会しない場合「受講修了者」という扱いになります。
肩書を使い活動したい場合、入会が必要という事ですね。
学習が目的であれば、入会しないという手もアリです。
終活の情報提供やアドバイスが役割
終活とは、「自らの人生の終わりに向けた活動」の略語です。
財産相続や身の回りの生前整理などを行う事をいいます。
そして終活と共に浸透しつつあるのが、エンディングノートの存在。
これは人生の振り返りと共に、最期をどう迎えたいか等についてまとめたものです。
- 介護が必要になった時に望むこと
- 葬儀や相続に関しての希望、考え方
終活アドバイザー講座では、実際にエンディングノートを作成しながら学びます。
資格取得後は、その書き方についてもアドバイスが可能です。
ノートの普及を通し、生活の心配事に対して情報提供やアドバイスをするのが目的です。
取得で出来る事とメリット
終活アドバイザーを取得すると、終活やエンディングノートの書き方のアドバイスが出来ます。
必要になるサービスや手続き、考えるべきことなど…
ご自身やその家族の為にも活かす事が出来ますね。
また会員規定内であれば、基本的に自由に活動して良いとの事です。
公式では、以下の様な例が挙げられています。
- 名刺を作る
- セミナーを開催する
- 終活アドバイザーとして、SNS等メディアで発信する
※公序良俗に反する事や信用を損なう行為は禁止です
知識を活かし、困りごとについて専門家に繋ぐコーディネーターの役目も出来ます。
終活という言葉が広まった今、そのアドバイザー資格で信頼が得られるメリットもあるようです。
高齢者やその家族と接する機会の多い方に、お勧めの資格です。
終活アドバイザーを活かせる仕事
終活アドバイザーは、単体より現在の仕事の幅を広げる役割を持つ資格です。
高齢者やその家族と接する仕事をされている方に活かされています。
- 介護、医療
- 金融、保険
- 法律
- 葬儀
介護業界ですと、ケアマネージャーなどの「相談援助業務」をされてる方にお勧めです。
介護の枠を超え、各専門家に繋げる役割を持てますね。
身寄りのいない要介護者にも、必要なアドバイスを送れます。
また、人生後半のライフプランについて関わる方、その手続きに関わる方にもオススメです。
またご自身で終活を始めたい方、その家族様にも取得されています。
「終活したいが良く分からない」という方が、ご自身や家族の為に学ぶ事も多いようです。
終活アドバイザーはユーキャンで取得
終活アドバイザーの取得方法は、ユーキャンの終活アドバイザー講座を修了する事です。
修了課題が検定試験も兼ねており、自宅での受験が可能です。
添削課題全3回と修了課題に合格すれば、資格取得となります。
修了課題(検定試験)の内容・合格条件
試験方式 |
マークシート方式 |
---|---|
合格条件 | 60%以上の得点で合格 |
備考 | 不合格でも受講期間内であれば再試験可能 |
講座では、エンディングノートの作成作業もあります。
※「NPO法人らしさ」による”ら・し・さノート”を使用
終活アドバイザー通信講座の内容と費用
ユーキャンによる「終活アドバイザー講座」について説明します。
通信講座となっているので、通学は必要なく自宅で学習できます。
ユーキャンの終活アドバイザー講座情報
受講費用 | ・一括払い 35,000円(税込み) ・分割払い 2,980円 × 12回(12ヵ月) 計35,760円(税込み) ・送料無料 |
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支払い方法 |
・郵便局 ゆうちょ銀行 |
教材 | メインテキスト(3冊) 要点チェック問題集、ガイドブック ら・し・さノート®(エンディングノート) 他 |
受講、学習期間 | 平均学習期間4ヵ月 最大8か月 |
返品 | 教材到着後8日以内であれば可 |
教材は申し込み後10日以内に到着します。
到着から8日以内であれば、返品に対応しています。
修了課題は、マークシート方式で60%が合格基準。
合格できなくても、受講期間(8か月)以内であれば、何度でも受ける事が出来ます。
標準が4か月目安なので、働きながらでも余裕をもって取り組むことが可能です。
合格後の手続き(協会へ登録申請、資格更新)
終活アドバイザーを名乗るには、終活アドバイザー協会への入会が必要です。
試験合格後、資格の登録申請をする事で、認定証が発行され、終活アドバイザーを名乗れます。
入会しない場合、終活アドバイザー講座受講修了者という扱いになります。
また登録申請後は更新手続きが必要です。
協会への登録申請と会員特典
終活アドバイザー協会は「NPO法人らしさ」が運営。
同法人ホームぺージより申請可能、入会金は4,000円、年会費は6,000円。
- 会員誌の購読
- 各種セミナーに優待料金で参加可能
- らしさノート(エンディングノート)を優待価格(500円)で購入可能
- HPにて会員専用ページを閲覧可能
会員誌やホームページでは、法人の活動や終活情報が掲載されます。
セミナーに参加できずとも、その内容について詳しく知る事もできます。
セミナーについては、その時々で内容が異なりますが…、
確認してみると、こんな内容について行っているようです。
- 高齢者施設ってどんなところ?
- 知っておきたい公的年金の知識
協会の役割は、資質向上や普及にあり、ビジネスサポートはしてないので注意しましょう。
資格の更新手続き
資格登録申請後は、2年毎に資格の更新手続きがあります。
終活アドバイザーは更新制の資格であり、2年毎に更新テストを受ける必要があります。
手数料や受験料は無料。
会費を払わず、自動退会となっても1年以内であれば再入会できます。
その場合、再入会試験を受ける必要があります。
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