おすすめしたい介護事務資格の1つに、介護事務認定実務者があります。
受験資格が無く、在宅受験も可能。
通信講座にも対応してるので、未経験者の学習にも役立ちます。
当記事では、「介護事務認定実務者の試験」の詳細をまとめました。
- 受験方法や試験内容
- 出題範囲や合格率
- 勉強方法(独学・通信講座)
これらを解説します。
ユーキャンの通信講座にも対応しており、試験も毎月実施。
取得を目指しやすい資格なので、資格はどれが良いか迷ってる方もぜひご参考下さい。
介護事務認定実務者試験とは
介護事務認定実務者試験とは、全国医療福祉教育協会が認定する介護事務資格。
介護事務に関する知識技能を客観的に判断する試験ですね。
履歴書にも書ける民間資格です。
試験内容は、学科と実技(レセプト作成)。
在宅試験対応で試験回数も多いので、気軽に挑戦できる試験ですね。
介護事務スキルの証明資格
先述の通り、介護事務認定実務者は「介護事務職としての実力証明」となる資格。
言い換えれば、下記の知識・技能を得る為の資格とも言えます。
- 介護保険制度
- 介護給付
- 介護報酬算定
- 介護給付費明細書の作成技能
介護事務は、これらの様な専門的な知識も必要になる仕事です。
現職の方はもちろん、これから介護事務を目指す方の学習にもオススメ。
事務職としての安定にも繋がるスキルが得られる資格ですね。
介護事務に資格は必要?
仕事の話をすると、介護事務員に資格は不要です。
しかし、先述の様な知識やスキルを求められます。
現実的には、介護事務員としての能力は必要という事ですね。
その点、資格保有者は能力証明が可能です。
たとえ未経験者でも、ある程度の知識やスキルがある事が分かり採用面で有利です。
もちろん実務面でも役に立ちます。
資格自体はもちろん、その学習過程も大変価値があります。
受験資格と受験方法
介護事務認定実務者試験の受験資格は無く、どなたでも受験できます。
実務経験も必要なく、初めて介護事務を目指す方でもOK。
受験方法は「一般受験」と「団体受験」で異なります。
学校やスクールの通学受講生は、指定日に学校の教室等での会場受験となります。
一般受験の流れは下記になります。
- 受験願書請求・受験申込
- 受験票到着(試験の約10日前)
問題用紙、解答用紙等到着(試験前々日) - 受験・答案返送(試験日の翌営業日が返送期限)
- 合否発表・合格証書発行
申込み後に試験問題が届き、回答を返送。
そして合格発表という形ですね。
団体受験の場合、機関の案内に従って下さい。
介護事務認定実務者の受験申込方法
受験申込方法を具体的に説明します。
一般受験の場合、インターネットか郵便で申し込みをします。
請求は無料、事務局(03-5925-6548)への電話でもOK。
出願期間は、受験日の約1~2ヵ月前となるので注意。
試験自体は毎月行われますが、原則2か月続けての連続受験は出来ません。
願書請求や受験申込も、コチラから可能です。
ユーキャンの通信講座受講でも、試験を受ける事が出来ます。
また受験の際には、受験料の支払いも必要です。
価格は一般で5,500円、団体は5,000円。
一般受験の場合、支払いは銀行振り込みのみ対応です。
申込みと支払いが完了すれば、手続きは完了です。
介護事務認定実務者の試験内容
介護事務認定実務者の認定試験は、学科と実技で行われます。
資料や電卓は持ち込みOK、合格率は約6~8割程の試験です。
問題や合格基準などを確認していきましょう。
介護事務認定実務者の試験問題と合格基準
下記は、介護事務実務者の試験概要です。
試験時間 | 90分 |
---|---|
受験資格 | なし |
問題数 | 学科(マークシート20問) 実技(マークシート2例) |
出題内容 | 学科 ⇒介護保険制度、介護給付、介護報酬算定 介護給付費明細書に関する知識 実技 ⇒介護給付費明細書作成 (居宅1例、施設1例) |
合格基準 合格通知 | 正答率6割以上 ※問題難易度により変動 試験後の20日~1ヵ月程度で合否発送 |
持ち込みできる物 | 参考書、ノート等の資料、電卓 |
問題・解答用紙は、試験前々日に特定記録郵便でポスト投函されます。
試験後は、同封の案内に従って返送します。
実技は「介護レセプト(介護給付費明細書)の作成」ですね。
介護事務の仕事の1つであり、複雑な専門知識が求められるところですね。
※会場受験の場合は、受験先で配布・回収
介護事務認定実務者の出題範囲
公式ホームページでは、下記を試験の出題範囲としてます。
羅列しておくので、勉強の参考にどうぞ。
学科問題 | 1.介護保険制度の知識
2.請求事務の知識
|
実技問題 | 1.居宅サービスの介護レセプト作成(様式第二・様式第三)
2.施設サービスの介護レセプト作成(様式第八・様式第九)
|
試験合格率と難易度
全国医療福祉教育協会によると、介護事務認定実務者の合格率は60~80%との事。
マークシート中心で在宅受験対応、資料の利用もOK。
毎月試験がある事を考えると、難易度はそこまで高くない資格と言えます。
介護事務の仕事には、専門的な知識が多く求められます。
資格と実務能力の取得には、しっかりとした勉強は必要ですね。
介護事務認定実務者の試験勉強
介護事務認定実務者は、通信講座での学習に対応してます。
その為、勉強には「独学」と「通信講座」の2つから選ぶ事になります。
それぞれどういった勉強方法となるか、ご紹介します。
「通信講座(ユーキャンの介護事務講座)」を使う
通信講座ですと、「ユーキャンの介護事務講座」が介護事務認定実務者に対応してます。
下記は、通信講座の概要です。
ユーキャンの介護事務講座(介護事務管理士)情報
受講料 | 39,000円(税込) ※分割払い対応 ⇒ 3,300円 × 12回(12ヵ月) ※教育訓練給付制度を利用で、学費の20%支給 |
---|---|
受講期間 | 標準学習期間:3ヵ月(最長6ヵ月) |
添削・試験 | 添削回数:3回(内1回は修了課題) |
サポート | 「学びオンライン プラス」 教材到着後8日以内であれば返品可能 |
通信講座を利用するメリットは、学習のしやすさ。
学習スケジュールも組まれており、教材も豊富に揃ってます。
未経験者であれば、通信講座での学習をオススメします。
ユーキャンの講座は、どれも教材が数多く、学習が捗る事と思います。
メインテキスト | 2冊 |
---|---|
副教材 | サービスコード表、試験対策問題集、 介護保険サービス早わかり一覧、添削関連書類一式、 ガイドブック |
テキストだけでなく、問題集もあるのが嬉しいですね。
在宅試験なので、教材資料の多さも活きると思いますよ。
独学で使えるテキスト・問題集
介護事務認定実務者用のテキストは、市販では扱われてません。
独学で勉強する場合、市販の介護事務学習テキストを使用する事になります。
介護事務学習テキストとして、よく勧められるのは下記書籍です。
介護保険制度の基本と改正の流れを、図解を交え分かりすく解説
介護報酬の算定・請求に関する全知識を、実務者の視点からわかりやすく解説
介護事務は専門用語も多く、上記の様な書籍でも「難しい」と感じる方が多くいます。
自信のない方は、通信講座の利用も検討すると良いと思います。
他の介護事務資格とも比較しよう
今回は、介護事務認定実務者試験についてまとめました。
ただ介護事務資格には、他にも色々な物があります。
例えば、下記資格ですね。
他の介護事務資格
それぞれ介護事務スキルを中心としつつ、出題傾向や対応通信講座などが異なります。
「試験回数が多い」「受験資格が無い」など、共通点も多いので検討するのも良いですね。
ただ「テキストが入手しにくい」点も同じです。
通信講座を比較して、取得資格を選ぶのもアリかと思います。
また受験を待つ間、腕試しに受験するのも面白いですね。
コメント