転職活動を始める際には、「どの時期に動くべきか」という疑問があると思います。
求人の数、採用での有利不利など、巷では様々な事が言われてますよね。
介護業界においては、転職の時期は特に気にする必要はないです。
介護へ転職したい、働きたい職場が見つかった時がベストタイミング。
当記事では、介護業界への転職時期を総合的に解説。
資格取得のタイミングなど、「こうした方が良い」という内容はあるので紹介します。
年齢世代や「今介護を始めるのはどうなの?」という疑問にもお答えします。
介護業界への転職時期はいつが良い?
介護業界への転職時期は、あまり気にしすぎる必要はないです。
1年通して採用も積極的に行われますし、求人に困る場面は少ないです。
人員面での有利不利は、ほぼ無いと思ってOKです。
求人数・採用面なら通年OK
「採用を得られるか」という事であれば、特に時期を気にせずOKです。
介護業界では、慢性的な人手不足にあります。
要介護者に対し、介護士はまだまだ不足しています。
介護施設も足りず、増え続けている状況です。
求人数、採用率、両面で困るという事はないのでご安心下さい。
介護求人数が多くなる時期は?
介護業界でも、転職者が多くなる時期はあります。
代表的なのは、夏や冬のボーナス支給後ですね。
時期で言うと8月~9月、12月~1月頃。
ライバルも多い時期と言えますが、職員不足に変わりは無いので気にせずOK。
また新規オープンの施設の場合、時期問わず少しずつ募集があります。
ただ募集時期と入社時期が大きくずれる可能性もあります。
※オープンまでの間、グループ施設で働ける事もある
オープニング求人を狙う場合、日頃から少しずつ情報収集をしておくと良いですね。
現介護職の退職時期について
現在介護で働いており、辞めるタイミングに迷ってる方もいるでしょう。
もし迷ってるなら、下記に該当する場合は退職してOKです。
- 休みが少なく体力的に辛い
- 人間関係などで精神的に辛い
- 給料が安く、生活に支障がある
体力・精神的に辛い、給料が少なすぎるといった時ですね。
今すぐ退職を決める事も無いですが、まずは求人を調べるなど情報収集に動いてみましょう。
体力的に楽な職場もありますので、諦めずに探してみると良いですよ。
それも考慮して、限界が来る前に早めに伝える事をオススメします。
また介護業界では、処遇改善をボーナスと共に支給する職場もあります。
該当するなら、出来ればボーナス支給後の退職をお勧めします。
ボーナスで損しない転職タイミング
先程の通り、介護業界でもボーナスは夏と冬に支給する事が多いです。
新入社員のボーナス支給については、職場毎に賞与規定が異なります。
満額が支給されるのは、入社後1年以上が多いのは介護でも同じ。
早めの満額支給を目指すなら、ボーナス支給月の1~3か月前には入社したいですね。
気にするのなら、ボーナス支給半年前を目安にスケジュールを組むと良いですね。
ボーナス支給後、半年以内の転職がベターか?
1番確実なのは、現職でボーナスが支給されてから退職・転職する流れですね。
8月~9月、2月頃に転職先に入社というのが、一般的にも勧められる時期です。
ただこれも一般的な話なので、事前に確認した方が確実です。
ボーナス支給後に退職、その後半年以内に入職するのが損しない流れかと。
各職場の内部情報については、転職エージェントが詳しく知っています。
介護業界での転職アドバイスも受けられるので、損しない転職タイミングを相談しましょう。
介護職専門のサービスだと、マイナビ介護職がサポート力に優れた定番サービスです。
転職時の「介護資格の取得タイミング」
もう1つ、介護業界ならではの転職タイミングがあります。
それは「いつ介護資格を取得するか」という事。
無資格者であれば、初任者研修をいつ取得するかですね。
具体的には、下記2つの方法を取る事が出来ます。
- 転職活動中や仕事開始前に取得
- 入社後に取得
初任者研修の取得には、通学も必要です。
つまり、勤資格取得後に転職した方がスケジュール面で余裕があるという事。
働き始めてから取得する場合、休みを通学に費やす必要があります。
入社後に資格取得するメリット
勤務開始後に取得する場合、職場の資格取得サポートが受けられる可能性もあります。
これは資格取得にかかる費用を職場が負担してくれる制度。
ある程度勤続する事で、受講費用の免除が受けられます。
まとめると、金銭的に余裕がある場合、勤務開始前の取得がオススメ。
受講先のスクールの施設で働けば、費用が免除になるケースもあります。
少しでも早く働きたいなら、資格サポートのある職場を選ぶのがベストな選択肢かと。
条件検索も可能なので、活用して下さい。
初任者研修のある経験者の場合、同じく実務者研修の取得を検討しましょう。
転職活動中は資格取得のチャンスでもあります。
介護業界に転職すべきでないタイミングはある?
介護業界に転職を避けるべきタイミングは、特にありません。
強いて言うなら、下記タイミングですね。
- 現職のボーナス支給前
- 年末年始
- ゴールデンウィークやお盆休み中
後者2つは、私の個人的な意見です。
強いて言えば「年末年始」等は避ける
職場によりますが、年末年始等は職場で休み希望の職員が多く出ます。
よって職場内では人手不足の中、各職員が忙しく働いてます。
この時期に入社すると、余裕を持って指導を受けられない可能性もあります。
特別手当がでる会社もありますが、あえて選ぶ事もないでしょう。
転職活動と退職はどちらが先?
また退職と転職活動、どちらが先かという話もあります。
介護業界に限って言えば、どちらでもOK。
在職中に、収入が途切れない様にするも良し。
退職後にじっくり転職活動に集中しても大丈夫です。
未経験者であれば、下記スケジュールで動くのがオススメ。
- 退職を告げ、在職中に初任者研修を受講開始
退職に合わせ、スクーリング開始できるよう調整 - スクーリングに参加しつつ、転職活動を行う
- 良い職場が見つかったら入社
この流れだと、資格取得に近いタイミングで仕事を開始できます。
転職活動中も外に出る機会を作れるので、精神的な健康にも繋がります。
介護職に就く年齢や業界現状について
また転職時期という事で、よく聞かれるのが下記悩み。
- 介護士不足だし、今介護で働くのは負担面で心配
- 若い年代が選ぶ仕事じゃないのでは?
- 40~50代では、遅すぎる?
これらも特に問題は無いです。
年齢に関しては、早すぎる事も遅すぎる事もないです。
どの世代の未経験者も、介護業界に多く入ってきています。
また昔に比べ、待遇や環境的にも働きやすくなりました。
昔ながらの3Kのイメージは、払拭されつつあります。
強いて言えば、早く始めた方が各資格を取りやすいです。
安定性は高いので、若い世代の方にも、もったいなくはありません。
ただし「職場選び」は慎重に
人手不足による大変さは、ちょっと否定できません。
ただ言われるより、負担少なく収入も多い職場があるのも事実。
職員が多く、働きやすいホワイトな職場もちゃんとあるので大丈夫です。
こればかりは職場で大きく違うので、情報収集と職場選びの方が重要です。
まずは介護業界について調べ、自分の働きたい職場を見つける事から始めましょう。
業界知識は、下記書籍が分かりやすく解説してます。
未経験者の転職にも役立つ知識が多数ありますよ。
また求人情報は、介護系転職サイトを使うと情報が多く手に入ります。
これもマイナビ介護職が職員定着率を重視してるので、頼りにすると良いでしょう。
未経験者向けのサポートも充実してます。
まとめ
今回は「介護業界への転職時期」について語りました。
介護業界では、時期やタイミングは転職市場を考慮する必要はないです。
結論としては、「介護で働きたいと思った時がベストタイミング」。
現在の仕事や家庭の事等、自分の都合を優先して考えてOKです。
売り手市場な為、気楽に転職活動ができるのが介護業界のメリットですね。
時期は気にせず、働きたい職場が見つかったら動いてみると良いでしょう。
最後に、介護未経験者が転職する際に参考になりそうな記事を紹介します。
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