介護職の平均年齢と転職の年齢制限は?【体力的に何歳まで働けるか】

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介護職の平均年齢と転職の年齢制限は?【体力的に何歳まで働けるか】転職活動

これから介護の仕事に就きたい、異業種からの転職を考えている方。

未経験者だと、転職時に年齢制限はあるのか気になると思います。
肉体労働だし、「何歳まで働ける仕事か?」という疑問もありますよね。

結論から言うと、介護士を始めとした介護職に年齢制限はないのでご安心ください。

年齢という事で、働きにくさを感じたりや不採用になる事は少ないので大丈夫です。
未経験でもシニア世代もOKです。

介護士の平均年齢をご紹介しつつ、年齢を気にせず働ける職場選び、働き方を解説します。

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介護職員の年齢制限と平均年齢

パソコンで迷う女性

冒頭の通り、介護士の採用に年齢制限はないです。

介護求人でも面接でも、年齢での制限は特にありません。
まずは、介護士の年齢層について平均を見てみます。

介護士の平均年齢

困り顔の女性

令和5年度の厚生労働省の資料だと、介護職の平均年齢は44.3歳でした。
※参考「厚生労働省(介護人材の処遇改善等)」より

また厚生労働省の別資にも、「介護士の男女別平均年齢」が掲載されてます。

引用元:厚生労働省(介護労働の現状)より一部キャプチャし掲載

これは平成25年と少し古い資料ですが、感覚としては現在も大きく変わりません。

男性では30代、女性では40代以上が、平均的な年齢層ですね。

全体で見ると、30代から50代がやや多い感じでしょうか。

メモを取る中途採用の未経験者

注目して欲しいのは、総合で「60代が2桁の数字を持っている」事。
定年退職後、初めて介護に挑戦される方も多くいらっしゃいます。

採用面で、年齢は関係ない事が分かりますね。

60代や70代も活躍

スマホを持つひよこ

介護職では、60~70歳代の方も活躍しています。

別の令和3年度の調査では、60代は約12%。
70歳以上の方は2.7%との結果がありました。

※参考:「介護労働安定センター(令和3年度 介護労働実態調査結果)」より

男女比率だと、女性が多く、特に多いのが40~50代女性のパート職員さんですね。

現場の者としての実感は、それ以外は特に大きな偏りはない印象。

介護職への転職に「厳しい年齢制限はない」

仕事でスマホを持つ女性

冒頭の資料では、全体の6割以上が「前職は介護・福祉・医療以外の仕事」だと答えてます。

皆さん営業や工場など、介護とは関係のない業種から転職されてます。
50~60代の方も多くいましたし、データ上でも介護職に厳しい年齢制限がない事が分かります。

介護サービスの相談

上位資格を目指せば、ステップアップも年齢関係なく可能です。
生活相談員やケアマネなど、介護職総合で見ても年齢は関係ありません。

逆にずっと介護一筋という方の方が、珍しい状態ですね。

年齢や経験年数は様々で、色んな人が偏りなくいるという事。
もちろん若い方だって働いてます。

初任者研修も年齢層は様々

未経験者採用に積極的とはいっても、初任者研修取得者でないと採用しない施設も出てきました。

これは若い人も含まれ、年齢問わず同じです。
採用率を少しでも高めたいなら、事前の取得をお勧めします。

授業風景

私も過去に初任者研修を受けましたが、現場と同様に受講生の年齢も様々です。
誰でも気兼ねなく参加できる環境なので、こちらもご心配なく。

介護職員初任者研修とは

介護職の定年について

機械操作をするシニア夫婦

介護職の定年も、他業界と変わらず一般的に60~65歳です。

介護労働安定センターの資料では、「定年なし」が 18.0%。
「60歳」が 35.3%、「65歳以上」が34.3%でした。

※参考「介護労働安定センター(令和4年度 介護労働実態調査結果)

定年後の雇用上限も、半数近くでは「年齢を定めてない」としてます。
パートや派遣などの非常勤として、長く働き続ける職員も多いです。

他企業で勤め上げ、定年後に介護職デビューする方もいます。

介護では定年よりも、体力的に何歳まで働けるかの方が問題ですね。

夜勤を避けたり、補助業務に徹したりなど…
仕事を続けるためには、介護業務へのかかわり方を工夫する必要もあります。

無理なく働ける職場を選ぶ

困り顔の女性

介護職の不足もあり、年齢による採用の有無は気にする必要はないです。
それよりも、体力面で無理のない職場選びが大切です。

職場により、忙しさや体力的な負担は大きく異なります。

忙しすぎる環境をさけたり、自分に合った職場を選ぶなど…
介護にどんな職場があるのか、色々調べながら転職活動を行いましょう。

若い世代の方も含め、介護では「無理なく続けられる働き方」が大切。
特に初めて介護で働く方、中高年と言われる年齢の方は意識した方が良いですね。

正社員は後からでもなれるので、非常勤から始めるのもオススメ。

介護職は体力的に何歳まで働ける?

トイレ介助イメージ

60歳くらいであれば、現場で介護士として働いてる方は多いです。

身体介助や夜勤も、バリバリこなしてる方は結構いますね。

後は、「日勤だけ」や「短時間」などのパートや派遣。
他には介護助手的な働き方をする人もいます。

年齢上限はありませんが、60代くらいなら十分現場で活躍可能です。
70歳以上の介護職員の方は、仕事や職場を選んで活躍されている印象ですね。

夜勤イメージ

ただ体力的な話をすると、年齢が上がると共に「夜勤への限界」を意識し始める方も増えます。

先に言うと、介護夜勤には年齢制限の上限はありません。
60歳を過ぎ、夜勤で働いてる介護職もいます。

ただそうした方は夜勤に慣れてる人が多く、「そろそろ辞めたい」ともよく口にしてます。
あえて何歳までかを話すなら、60歳ぐらいが目安かもしれませんね。

「夜勤を何歳までやれるか」は、人それぞれ。
自分の体力や生活と相談し、無理のない選択をしましょう。

介護職として体力的に長く働くために

相談をするシニア夫婦

介護の仕事は、肉体労働の一面も持ち合わせてます。
ベッドから起こしたり、移乗で抱えたりなどが多い仕事です。

採用よりも、年齢による体力が持つか心配という方もいらっしゃると思います。
そんな方も、働く職場を選べば身体負担少なく続ける事が出来ます。

本項では、介護職として年齢的な意味で長く続けるために意識したい事を伝えます。

介護度の低い介護施設で働く

相談をするシニア夫婦

介護施設には、平均介護度が低い施設も存在します。

例えば、有料老人ホームなどですね。

こちらは入居条件が幅広く、自立度が高い方も受け入れてます。
介護付きであっても、特養や老健に比べると平均介護度は低めですね。

介護度が低い施設であれば、身体介助も少なく済みます。
身体負担もだいぶ楽になるので、正社員としても働きやすいと思いますよ。

介護職が働きやすい施設を経験から紹介!仕事が楽で人間関係が良い職場はある?
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ただしあくまで傾向であり、入居者状況は施設により異なります。
転職活動の際は、入念にリサーチしましょう。

パートや派遣で自分のペースで働く

マネジメントイメージ

ほとんどの介護施設では、フルタイムで全シフトに対応可能なら正社員。
それ以外の働き方を望む場合は、非常勤となります。

非常勤であれば、夜勤も避けられるし、出勤日数も少なく出来ます。
パートや派遣であれば、体力的な問題もクリアしやすいですね。

介護職の正社員とパートの違いを解説!働くならどっちにメリットがある?
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そのうえで介護度の低い施設を選べば、かなり負担は少なくなります。

介護士は非常勤の需要も高い為、採用面の問題もありません。
早番や遅番、土日出勤が可能であれば、さらに需要は高くなります。

短時間で体力に合わせた勤務も可能

勤務時間の話という事で、短時間パートという働き方もご紹介しておきます。

これは入浴や食事介助など、忙しい時間にピンポイントで出勤する形です。
人手が欲しいタイミングで短時間出勤するという方法で、専門パートとも呼ばれます。

食事・入浴介助専門パートの働き方

女性訪問介護員の食事介助

入浴や食事など、業務の幅もかなり限られるので、仕事に自信のない方にもオススメ。
他職員のサポートという形になるので、体力に不安のある方にも良いですよ。

未経験から介護を始めたシニア層の方などは、よくこういった働き方もされてます。

シニア世代には介護助手もオススメ

トイレ掃除をする女性

シルバーやシニアと言われる世代の方も、介護士になれるのは既述の通り。

もし興味があるけど不安も強いのであれば、介護助手という働き方もあります。

介護の仕事は、利用者様のケア以外にも「シーツ交換」「掃除」など様々な業務があります。
そうした細かな業務を中心にしつつ、他職員のサポートをする働き方です。

用務員さんやお手伝いといった感じですね。
介護助手の仕事内容とは?看護助手との違いや給料・転職情報も紹介!
介護助手の仕事内容や役割を詳しく解説します。看護助手は介護士のサポーターで身体介助は行わず、清掃やシーツ交換などが仕事です。専門的な知識や経験は必要なく、無資格でも安心して働く事が可能です。当記事では介護助手の業務を細かく説明、介護士や看護助手との違い、給料や資格の話などもしていきます。求人の探し方等、介護助手になる為の情報を網羅的にまとめました。

食事介助なら座ったまま可能ですし、出来る事は沢山あります。
ご自身の体力と相談しつつ、色んな働き方を検討してみて下さいね。

年齢や経験を気にせず働ける介護施設は?

スマホを持つひよこ

採用の有無はともかく、周りとの年齢ギャップが気になる方もいるでしょう。
高齢の方だけでなく、若い方で気にされる方もいると思います。

経験上、年齢や性別にバラつきがあった方が働きやすいです。

さいごに、そうした面で働きやすい職場を紹介します。

大規模施設は年齢・性別がばらける傾向

介護の傾聴場面

先に言うと、同じ種類の施設でも職場により平均年齢は大きく異なります。
ただ出来るだけ偏りを回避するのであれば、職員数の多い大規模施設がオススメ。

個人的に縁があった施設としては、下記施設があります。

大規模施設の例

  • 介護付き有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • サポート付き高齢者向け住宅

特別養護老人ホーム

ベッドで休むお婆さん

介護度の高い方向けの施設で、身体介助が多いのが特徴。

職員数が多く、年齢や性別関係なくとけ込めるでしょう。

職種や設備は充実しており、安心して介護に集中しています。
基本に忠実なケアを実施していることが多く、スキルアップが見込めます。

特別養護老人ホームは介護未経験はキツい?それでもオススメする理由

40~50代ぐらいの方であれば、体力的にも可能かと思います。
体力に自信のある男性向けの職場ですね。

介護付き有料老人ホーム

こちらも24時間介護サービスを提供する入居施設です。

相談をするシニア夫婦

大型施設なのは特養と同じですが、利用者様の自立度が高めなのが特徴。

年齢的に身体介助がキツイという方は、こちらがオススメ。
元気な方も多いので、仕事量が多すぎずバランスが良いですね。

有料老人ホームの仕事と給料を解説

有料老人ホームは民間企業、特養は社会福祉法人が主に運営してます。

サポート付き高齢者向け住宅

サポート付き高齢者向け住宅は、基本的に自立度の高い方の為の施設

食事を配る介護士

生活支援などのサポートを主に行います。

施設内に「デイサービス」や「訪問介護事業所」を併設する施設も多いのも特徴。
その職員として、施設の方を対象としたお仕事をする事も多いですね。

サービス付き高齢者向け住宅の仕事内容

転職サービスで内部情報も聞き出せる

スマホ操作

色々話しましたが、平均年齢も働きやすさも職場次第です。

もし気になるのであれば、転職サイトのアドバイザーに相談してみて下さい。
細かな内部情報を知っている事もあるので、転職活動の参考になると思います。

レバウェル介護求人の口コミ評判と使い方

自分に合った施設・働き方を選ぼう

数々の介護現場を経験し思うのは、施設により働き方がだいぶ違うという事。

施設のルールや業務方法、そこにいる職員や利用者。
これだけでもだいぶ感覚が違います。

転職の際は、まず働きたい施設形態を絞る事から始めてみる事をオススメします。

ポイントを説明する看護師

「よく分からない」という方は、下記書籍を参考にしてみて下さい。
各施設の特徴や働き方、転職アドバイスまである有益な本です。

介護は年齢関係なく挑戦できる仕事です。

60代でケアマネ試験に受かった方も知ってますし、介護福祉士試験も色々な人が受けてます。

自分より上の世代が活気良く働いてるのを見て、逆にパワーを貰ってます。
この機会にぜひ挑戦してみて下さいね。

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