高齢者の中にも、パソコン機器を使い慣れている方が増えてきましたね。
老人ホームの入居者にも、「パソコンを持ち込みたい」という方も出てきてます。
ただ介護施設等にパソコンを持ち込めるかは、施設により異なります。
パソコンデスクやイス、Wifi等のインターネット環境にも事前に注意が必要です。
当記事では「老人ホームへのパソコン持ち込みと使用方法」を解説。
下記内容について情報をお伝えします。
- パソコンを持ち込める老人ホームの種類
- パソコン使用のルール
- どんなパソコンを持ち込むべきか
老人ホームにパソコンは持ち込める?
老人ホームでパソコンを個人で楽しむ高齢者も出てきています。
世代が進むにつれ、スマホやPCに馴染みのある入居者も増えてきました。
老人ホームでも、ネット機器に寛容な施設も多くなってます。
施設種類でPCを持ち込めるかは異なる
先述の通り、パソコンの持ち込み可否は施設毎で異なります。
その傾向は、「民間施設」と「公的施設」で分かれます。
民間施設の方が自由度が高く、公的施設の方が制限がある傾向ですね。
パソコンを持ち込むなら、有料老人ホーム等の民間施設から探すと良いでしょう。
⇒老人ホームに携帯(スマホ)の持ち込みは可能?
パソコンを持ち込みやすい介護施設
パソコンを持ち込みやすい入居施設は、主に民間企業による物が中心です。
例を出すと、下記の様な施設です。
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
これらは民間施設とも呼ばれ、生活の自由度が比較的高めです。
どちらかというと、元気な方向けの老人ホームですね。
パソコンを検討するぐらいなら元気な方も多いでしょうし、マッチしてるかと。
私もこちらに勤めており、個人でPCを持ち込んでいる利用者様もいます。
持ち込み禁止となる介護施設
逆にパソコンを持ち込みにくい公的施設は、下記の様な物があります。
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
これらは介護度が高い方、リハビリ目的の方などを中心に入所します。
施設への持ち込み物は必要最低限とする傾向があります。
ただ施設により異なるので、事前に確認しておくのが間違いありません。
⇒老人ホームへのテレビ持ち込みについて
「パソコンを使える場所」や「使用ルール」
パソコンに関する使用ルールも、施設により異なります。
一般的には、使用は居室内。
破損や紛失、盗難などのトラブルは自己責任でという形になります。
居室は「個室」というのも、持ち込む際の条件になると思われます。
老人ホームに家電を持ち込む際は、利用料とは別に電気代が発生する可能性もあります。
金額は施設で違いますが、家電が増えるほど電気代は高くなる傾向にあります。
老人ホームのインターネット環境(Wifi)について
パソコンを持ち込む際は、居室のネット環境も確認したいところです。
「ネット利用可」の様な環境が整ってる施設であれば、館内のwifiを自由に使えたりします。
自分でネット環境を作る必要はありません。
未対応の場合、ポケットWi-Fiを持ち込むなどでネット環境を用意する必要があります。
介護施設でも有料老人ホームなどの民間施設なら、こうした生活の自由度は高めです。
近年はネット環境がある老人ホームも増えてますので、探してみて下さい。
⇒老人ホームへのテレビ持ち込みについて
パソコンデスクやイスも必要
パソコンを使用する場合、作業をする場所も必要になります。
老人ホームには備え付けの家具は少なく、ベッドのみな事も珍しくありません。
パソコンデスクやイス等、家具の用意も必要になってきます。
そうした家具も適当な物を選ぶと、安全性の面で断られる可能性があります。
家具による事故が無いよう、安全で使いやすいデスク等を選んで下さい。
テーブルなどの選び方は、下記記事で解説してます。
どんなパソコンを持ち込む?(高齢者向けパソコンについて)
老人ホームにパソコンを持ち込む場合、作業スペースの事も考える必要があります。
出来れば使い慣れており、液晶画面の大きい物を選ぶと使いやすいです。
実際に持ち込んでる方の様子を紹介しつつ、参考情報をお伝えします。
高齢者はパソコンをどう使ってる?
パソコン選びの前に、その使い道を考えてみましょう。
老人ホームでパソコンを利用されてる方は、何に使用してるのか。
実際に利用されてる方に尋ねると、下記の様な回答がありました。
- 分からない事のWeb検索
- 囲碁や将棋等のゲーム
- デスクトップパソコンを使用
私達と同じく、検索で調べものもされるとの事。
また囲碁や将棋等が趣味の方は、施設内で上手く相手を見つける事が難しいです。
そんな時にゲームをして遊ぶ事もあるそうです。
スペックが必要になる事も少ないので、なるべく使い慣れた物を選んであげましょう。
高齢者向けパソコンはある?
先述の通り、高齢者にはなるべく使い慣れたパソコンがオススメです。
もしこれから選ぶなら、液晶画面が大きい物が良いでしょう。
標準的なタイプでOKかと思います。
老人ホームに持ち込む場合、居室の広さも考えなくてはなりません。
下記の様な家具も持ち込む必要があり、スペースは限られています。
- タンス
- PC用のテーブルと椅子
- テレビ(必要であれば)
先述の方はデスクトップでしたが、個人的にはノートパソコンがお勧めです。
ただ転倒が無い様、ケーブルなどの環境面には注意が必要です。
液晶画面の大きいものですと、NECのLAVIEシリーズ等なんかはどうでしょう。
タンス等の家具持ち込みは、下記記事で解説してます。
まずは、生活必需品から揃えていきましょう。
タブレットを選ぶのもアリ
もし「パソコンは持ち込みにくそう」と思ったら、タブレットも検討してはどうでしょう
。
近年は、スマホを持ち込む高齢者もかなり増えてきました。
連絡手段としても使いやすいし、PCよりも持ち込みやすいです。
「両方持ってくのも…」という方もいるでしょうし、タブレットを選ぶのも方法の1つ。
電話連絡も出来ますし、画面が大きいのでゲーム等にも使えます。
本人が使い方を理解できるなら、考えてみて下さい。
まとめ
老人ホーム等の介護施設では、スマホやPCを楽しむ方も増えてます。
しかし、その対応状況やルールはまだ未整備な部分もあります。
もしご本人にとって必要なモノであれば、入居前に相談するようにしましょう。
世代が進むにつれ、今と昔では高齢者の姿もだいぶ変わりました。
実際、私の知る老人ホームでは多くの方が携帯を持参されてます。
コロナの影響もあり、連絡や娯楽の手段としてスマホやの需要は高くなってますね。
当ブログでは、高齢者向け家電の紹介もしてるので良かったらご覧ください。
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