介護のオムツ交換で役立つ便利グッズ【必要物品まとめ】

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介護のオムツ交換で役立つ便利グッズ【必要物品まとめ】家族の介護

介護で大変な事というと、代表的なのは「オムツ交換」ですね。

毎日何度も行う必要があり、大人相手のため力仕事です。
親の介護のため、オムツ交換の方法を知りたい方もいるかと思います。

当記事では、そんな方に向け「オムツ交換の便利グッズ」をまとめました。

必需品ともいえる物品から、負担軽減に便利なグッズを紹介。
「知っておきたい知識」や「手順・コツ」等、オムツ交換に役立つ物・事を解説します。

在宅介護から介護施設まで対応してるので、ぜひご参考下さい。

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「介護のオムツ交換」に役立つ便利グッズ

チェックポイントを教える介護士

それでは早速、オムツ交換での必需品・便利グッズを紹介します。

長年の介護経験から、実際に使って役に立った持ち物をピックアップ。
各種の選び方も解説します。

ラバーシーツ(防水シーツ)

シーツ交換

ベッドでのオムツ交換が必要になった時、まず用意したいのがラバーシーツ

これはベッドシーツの汚れを防ぐ為のシーツですね。

オムツ使用が始まると、尿漏れなど思わぬ事でシーツが汚れます。
そんな時に敷いておけば、防水シーツの交換のみで済ますことが出来ます。

ラバーシーツにも、使い捨てや洗濯できるタイプ、サイズなど様々あります。
その中でも、洗濯でき腰回りをカバーする「部分タイプ」が最もポピュラーでオススメ。

介護用防水シーツのオススメ種類と選び方

繰り返し洗って使えますし、敷き方も下に潜りこませるだけで簡単。
悪臭防止や清潔保持、介護負担の軽減に役立つ便利グッズですね。

「お尻ふき」等の清潔グッズ

トイレ介助イメージ

お尻ふきもオムツ交換での必需品ですね。

介護のオムツ交換では、「厚手」で「大判」のお尻ふきがオススメ。
便失禁があった際も、拭き取りしやすく使いやすいです。

介護用オススメお尻ふきを紹介

ペーパーが乾きにくい「蓋つき」「個包装」。
「レンジでの温め」に対応したタイプなど、便利な物が様々あります。

リハビリパンツを使用し、トイレでの交換がする時も持っておきましょう。
その際は、トイレに流せるタイプが便利です。

ただし過剰に流すと詰まりの原因になるので、ご注意ください。

陰洗ボトル

ボトルを持つ介護士

陰洗ボトルとは、汚れをお湯で洗い流す陰部洗浄に使われるグッズ。

ボトルに暖かいお湯を入れ、簡易シャワーとして使用します。
オムツ交換が必要であれば、持っておきたい物品の1つですね。

代表的な仕様場面は、便失禁時の汚れを洗い流す時でしょうか。

オムツ交換が必要になると、お尻ふきだけでは落とせない汚れも出てきます。
清潔保持のためにも、1日1回は陰部洗浄できると良いですね。

介護における陰洗ボトルの使い方と「ペットボトル代用品」の作り方

市販でも色々販売されてる他、ペットボトルで代用品を作成する事も可能です。

一緒に使う汚れ落としや保湿に使われる清拭料もあり、併せて持っておくと便利です。

清拭バッグ

バッグ

清拭バッグは、主に介護施設で使われるグッズ。

施設では、清拭タオルをウォーマーで温め使用します。
排泄介助を行う際は、清拭バッグに入れて利用者のもとへ向かうワケですね。

ただ清拭バッグという商品はほぼなく、内側がアルミ製のランチバッグ等が使われます。

ちょうどこんな感じの商品ですね。

清拭タオルを使う介護施設では、必須アイテムと言っても良いでしょう。
ご家庭でも、小型バッグがあれば外出先でのオムツ準備やゴミ収納などに役立ちます。

「新聞紙」「ゴミ箱」等のオムツゴミ処理グッズ

オムツゴミ用新聞紙

オムツゴミ用新聞紙

毎日のオムツ交換が必要になると、オムツゴミの処理にも困るもの。

使用済みオムツを捨てる時は、新聞紙に包むと防臭効果が期待できます。
新聞紙に包んだうえで、不要なレジ袋等に入れ、蓋つきゴミ箱に入れるのが良いでしょう。

ゴミ箱は、屋外の日の当たらない涼しい場所に設置するのがオススメ。
使用済みオムツは多くの自治体では、「燃えるゴミ」として処理されます。

介護オムツの捨て方と分別方法

オムツゴミの持ち運びグッズ

またオムツ交換後、使用済みオムツを持っての移動は結構大変です。
思いのほか量が多くなったり、便失禁で持ち運びが大変な事も…。

そんな時には取っ手付きの蓋つきバケツがあると便利。
中に袋を敷き、そこにゴミを入れれば持ち運びが楽になります。

これも介護施設でよく使われるグッズ。
「清拭バッグ」と「ゴミバケツ」は、オムツ交換に向かう際の必需品な職場も多め。

ご家庭の場合、新聞紙と袋を事前に用意しておけば代用できるかと思います。

「オムツ用の防臭袋」

ゴミ捨てイメージ

オムツゴミを捨てる為の防臭袋もあります。

外出先での使用済みパットは持ち帰る必要があり、そうした場面で便利。
トイレでのパット交換が多い方は、受診の際等で特に用意したいグッズですね。

ご家庭でのオムツ交換でも、パット類と一緒に置いておくと便利。
ゴミの持ち運びにも役立ちます。

使い捨ての「グローブ」「エプロン」

使い捨て手袋 ディスポ

使い捨てのグローブも、オムツ交換では必須。

こちらは粉の付いてない「パウダーフリー」であれば、どれも大差ありません。
サイズはS・M・Lとあり、迷うならばMが無難です。

「使い捨て手袋」の粉が危険?介護用手袋の選び方と使い方

オムツ類と同じか、それ以上の消耗品ですので余分にストックしておきましょう。
トイレや寝室など、交換が多い場所に1箱置いてくと便利です。

介護エプロン

同じく使い捨て用品として、排泄介助用に「使い捨てエプロン」も使われます。

介護のオムツ交換をしてると、自分の衣服に汚れが付く事も珍しくありません。
必須ではないですが、衣服を尿・便汚れから守る事が出来ます。

毎回使用するのは面倒かと思いますが、便失禁時のオムツ交換。
立ち上がり時の尿漏れが多い方のトイレ介助などで、便利なグッズです。

感染症予防の目的でも、使われる商品ですね。
他にも入浴介助や食事介助用など、様々な使い方が可能。

必要物品を整理する「ラック」「オムツストッカー」

荷物整理イメージ

オムツ交換では、必需品から便利グッズまで様々な物が必要です。

そうしたオムツ用品類の整理にオススメしたいのが、ラックオムツストッカー
細身のラックであれば場所も取りませんし、下記グッズも問題なく置けます。

  • オムツカバーや尿取りパッド
  • お尻ふき
  • 新聞紙や使い捨てグローブ

これらをまとめておくと、オムツ交換もしやすく効率的。

高齢者介護でのオムツの置き場所と収納方法

介護施設でもよく取られる方法ですね。
細いラックであればトイレでも置けますし、3段くらいあれば物もちょうど収まるかと。

布などを被せておけば、見た目も気にならないかと思います。

オムツ類は場所を取るので、開封しバラしてセットすると場所を取りません。
袋ごとであれば、衣類の収納ボックスを使う手もあります。

「寝返り介助クッション」

ベッドで休むお婆さん

オムツ交換では、寝返り動作の介助も大きな負担です。

そんな寝返り介助に使えるクッションもあるので、ご紹介。

こちらは足に装着し、寝返り動作をサポートするクッションですね。

※他には、背中に当てるタイプもあります

クッションも上手く使用すれば、本人・介助者の負担を軽減します。
オムツ交換でも、寝返りや姿勢の維持に使えるかと思います。

上記タイプは使用経験が少なく詳細を話せませんが、上記商品は高評価でした。
Amazon家族でも、家族介護や介護職に「楽になった」との声が確認できました。

ベッド上の移動に役立つ「スライディングシート」

介護用ベッド

介護ベッドでを利用してると、「身体の位置が端に寄ってしまう」。
「背上げ機能の利用により、足元の方へずり落ちた」という事がよくあります。

そんな時はスライディングシートを使用すると、ベッド上での移動が楽になります。

ベッド上での移動は、かなり力を要する介助です。
しかしこれを身体の下に敷くだけで、身体を滑らすように動かす事が可能。

スライディングシートの使い方

オムツ交換では体勢を直す事も多く、負担軽減に持っておきたいグッズですね。

身体の下に敷くだけなので、使用も簡単です。

オムツ交換に役立つ「知識」「その他グッズ」

介護職員のチェックポイント

続いてオムツ交換が必要になった時、「知っておきたい知識」「介護用品」も紹介。

介助を楽にする衣類やオムツ類の選び方。
オムツ交換で直接使用はしないけど、便利なグッズ等の情報をお伝えします。

オムツとパッドの「サイズ選び」

指さしするシニア女性

オムツカバー尿取りパッドにも、様々なサイズがあります。

まずオムツサイズは、基本的にヒップサイズで選びます。

つい大きいサイズを選びたくなりますが、Lサイズは丈も長く隙間が生まれやすいです。
小さくてもテープが止まらず圧迫したり、と問題があります。

尿漏れ防止も含め、快適にオムツを使用するには適切なサイズ選びも大切ですね。

介護オムツのサイズ選び

ただ簡単にサイズ確認する方法もあり、オムツカバー表面の数字でサイズが見れます。

表面には1~3の数字があり、テープを止めた時に2の位置にくればジャストサイズ。
1であれば大きめ、3であれば小さいという目安になります。

介護用オムツカバーの使い方と漏れないサイズの選び方

尿取りパッドの種類と使い分け

尿取りパッド

尿取りパッドも、サイズが様々あり吸水量が異なります。

サイズで価格も異なるので、日中と夜間でサイズを使い分けると経済的。

「夜間用のサイズ」や「失禁が少ない方向けの小型サイズ」。
トイレでの着脱に適した「ずれ止めテープ付」もあるので、シーンに応じ使い分けましょう。

オムツカバーを使用されるのであれば、日中なら500~700ccなどが目安。
夜間用は吸水量1,000cc以上の物もあるので、活用すると良いでしょう。

適切サイズは「尿量」「交換頻度」で異なるので、下記記事も参考に考えてみて下さい。

着させやすい衣類の選び方

施設高齢者の防寒イメージ

オムツ交換で毎回必要なのが、ズボンの着脱動作
ズボンの脱ぎ履きにも介助が必要でしょうし、履きにくいズボンは避けたいところ。

出来る事ならば、下記の様な「履かせやすいズボン」を選びましょう。

  • ゆったりしたデザイン
  • 伸縮性がある
  • ウエストゴム

例えば、下記の様なデザインですね。

他にはパジャマやスウェット、ジャージのズボンなんかも該当すると思います。

ズボンがキツイと、左右に何度も寝返り介助を繰り返す事となります。
お互いの負担軽減になりますし、衣類の見直し確認もお試し下さい。

衣類は「ゆったりした伸縮性があるデザイン」から、サイズの合った商品を選びましょう。
ズボンであれば、ウエストゴムの商品がオススメ。

消臭剤や空気清浄機

マスク着用の女性

オムツを使用する様になると、便や尿等の臭い(介護臭)も気になり始めます。

こうした臭いは汚れが原因である事が多く、やはり清潔保持や換気が効果的です。

ただそれでもやはり臭いは気になるモノ。
そのストレスを少しでも軽減する対策グッズとして、空気清浄機消臭剤等があります。

また消臭剤にも、介護臭に特化したタイプもあるので試してみるのも良いでしょう。

ただ繰り返しですが、やはり臭いの原因を絶つ事も大切です。
高齢になると入浴の機会も減り、失禁も増え、臭いの原因となる汚れも溜まります。

下記記事も参考になると思いますので、清潔保持にお役立てください。

「コール」「センサー」等の介護機器

パソコンを見る女性職員2人

介護施設向けの話題ですが、様々な介護機器もオムツ交換に役立てる事が出来ます。

例えば、下記の様なモノですね。

  • 覚醒状況が分かる「ベッドセンサー」
  • 膀胱の尿の溜まり具合が分かる「排泄予測支援機器」
  • オムツ内の濡れ具合が分かる「オムツセンサー」

これらを活用すれば、「夜間のオムツ交換を覚醒時に行い、拒否や安眠に対応する」。
「適切なタイミングでトイレ誘導する」といった事が可能です。

ナースコール

またご家庭で役立つ機器には、ワイヤレスチャイムがあります。

これはナースコールを家庭で再現できる物で、ボタンを押すと受信機で反応を拾えます。
通話ができる商品もあるので、呼び出しボタンとして活用できますね。

家庭用ナースコールの使い方とオススメ商品

ポータブルトイレ

木製ポータブルトイレ

トイレが遠く夜間はオムツを使用してる様な方には、ポータブルトイレも効果的です。

これはトイレ付の椅子といったデザインで、蓋を開けるとバケツ付の便座がある介護用品。
主にベッド脇に設置し、ベッド柵等に掴まってトイレを済ますような使い方をします。

トイレへの距離が遠いなど、原因によっては夜間のオムツを回避できる方もいます。

ただそれ以上に安全に使える事も大切です。
使用の前には、ケアマネ等の専門職に相談するようにしましょう。

ポータブルトイレの使い方や置き場所を解説

ポータブルトイレは家具調のデザインも多く、自然な形で部屋に置ける商品も多め。
オムツに代わる選択肢として、ポータブルトイレの存在も覚えておきたいですね。

介護でのオムツ交換の手順とコツ

案内をする介護職員

最後に、オムツ交換の「手順」と「コツ」を簡単に紹介します。

ここまで紹介した持ち物も、「ココでコレが便利そう」とイメージに参考としてどうぞ。
「どこで何が必要か」と気付きにも役立つかと思います。

介護における「オムツ交換の手順」

チェックポイント(ひよこ)

下記は、オムツ交換の簡単な手順です。

  1. 要介護者の両腕を胸前に置き、両膝を立てる
  2. 軽く左右に向かせながら、優しくズボン類を下げる
  3. 上を向いてもらい、陰部の汚れを拭き取る
  4. 横を向いてもらい、同様にお尻を拭く
  5. 汚れたパッドを取り、新しいパッドを敷く
  6. 要介護者に上を向いてもらい、パッドとカバーを陰部にあて
    カバーのテープを止める
  7. 両膝を立て、両腕が胸の前にあるのを確認
    左右を向いてもらいつつ、ズボンをあげて衣類のシワを伸ばす

声掛けなど省略した部分も多いですが、大体こんな感じです。

「オムツとパッドは中心が尾てい骨にくるよう意識する」と、中心がズレにくいです。
オムツカバーの交換も必要な時は、奥へ押し込み空いた部分に新しい物を設置します。

衣類のシワがあると床ずれの原因となります。
ズボンを上げる時等は、オムツや上の衣服も一緒に伸ばしましょう。

陰部洗浄イメージ

便失禁があった際は、「パッドの汚れてない部分」や「お尻ふき」で汚れを落とします。

そのうえで陰部とお尻を、陰洗ボトルを使い洗ってあげると良いでしょう。
汚れたパッドを先に外してから陰洗を行うと、汚れが広がりません。

その他にも「横を向く時は、ベッド柵を持たせてあげる」「お尻をあげて」と声掛けするなど…。本人の能力に合わせ、上手く協力動作をとれる工夫をすると、より楽になるかと思います。

覚えておきたい「オムツ交換のコツ」

疑問のある介護職員

補足の意味も込め、オムツ交換のコツも紹介します。

  • オムツ類を当てる時は、シワを伸ばし陰部に密着させ隙間を作らない
  • 介護ベッドは、自分の腰の高さに調整
     理由が無ければ、角度をつけずフラットにする
  • 交換前後には、利用者の姿勢も整える
  • パッドはギャザーの内側に敷く
  • また内股を擦ったり挟み込まないよう、注意する
  • 寒さなどの環境にも配慮

身体とパッドの間に隙間があると、尿漏れの原因になります。
その際には、内股を擦ったり挟まないよう注意。

オムツ類はしっかりとギャザーを立て、シワを伸ばしてよく密着させましょう。

オムツカバー含む吸水パッドには、漏れをせき止めるギャザーがあります。
この内側に尿取りパッドを設置する事で、尿漏れ防止効果があります。

「ベッド環境」「体勢の安全」もチェック

主任イメージ

無理な姿勢でのオムツ交換は負担がかかり、腰を悪くします。

交換前には、介護ベッドを自分の腰の高さまで調整。
終了後には利用者にとって安全な高さとなる様、調整しましょう。

またベッドの背上げをしたまま交換すると、利用者の体が足方へずり落ちます。
理由が無ければ、交換時にはフラットになってるか確認しましょう。

要介護者の体が端へ寄っていても、横を向きにくく交換しにくくなります。

寝返り動作では危険が無いか、手足を挟み込んだり無理な姿勢をとらないよう注意。
相手の身体を動かす際は、姿勢や位置、周囲の環境まで危険が無いかを確認しましょう。

姿勢を直す際は、記事中で紹介したスライディングシートが役立ちます。

最後に

介護士の相談

今回は「オムツ交換に役立つ便利グッズ」をご紹介しました。

特にラバーシーツやお尻ふきは、必需品とも言えるほど便利です。
ゴミ箱や袋など、オムツゴミを手早く処理する物品も欠かせないところ。

ここで紹介したグッズを活用すれば、毎日毎回のオムツ交換の負担軽減に繋がります。
必要と思った物があれば、ぜひ手に取ってみて下さい。

当ブログでは、他にも介護に関する様々な内容を発信してます。
他グッズの解説も「介護用品カテゴリ」でまとめてるので、良かったらどうぞ。

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