身上監護アドバイザーはどんな資格?試験・講座から仕事まで解説

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相談援助

成年後見制度について、詳しく学びたい。
後見人として、活動がしたい。

そんな方に勧めたいのが、身上監護アドバイザーという資格です。

身上監護アドバイザーは、成年後見制度を学び、後見人として活躍する為の資格。
資格取得に必要な講座情報、試験内容などをまとめました。

  • 身上監護アドバイザーの受験資格
  • 試験の合格率・難易度
  • 資格を活かしての活躍方法

当資格は、資格取得後にも様々なサポートが用意されてます。

「後見人に興味あるけど、何をすべきか分からない」という方も、検討してみて下さい。

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身上監護アドバイザーとは

 

相談をするシニア夫婦

身上監護アドバイザーとは、成年後見制度の熟知者である事を証明する資格です。
「日本能力開発推進協会 (JADP)」が認定する民間資格ですね。

指定の教育機関でカリキュラムを修了し、認定試験に合格する事で取得できます。

具体的には、通信講座を受講し、修了後に認定試験を受験します。
他に受験・受講資格はなく、誰でも取得が可能です。
もちろん、履歴書に書く事も可能です。

成年後見人として活躍

身上監護アドバイザーは、成年後見制度を熟知した人材です。

成年後見制度とは、下記の様な判断能力が不十分な方の社会生活を支援する制度です。

  • 精神障がい
  • 知的障がい
  • 認知症

楽し気なシニア夫婦

こうした方の支援は、家庭裁判所が選任した後見人が行います。

後見人には、元気な時にに契約を結ぶ「任意後見人」。
判断能力が低下してから契約を結ぶ「法定後見人」があります。

身上監護とは、「後見人が被後見人の生活・医療・介護などに関する契約や手続きを行う事」。

※「しんじょうかんご」と読みます

身上監護アドバイザーは、後見制度を学び後見人として活躍する為の資格ですね。
仕事で活かすも良いですし、ご自身の問題解決に向けた学びの場としても役立ちます。

身上監護アドバイザーの「仕事と収入」

身上監護アドバイザーの保有者は、後見人としての活躍が期待されます。

後見人には、未成年や破産者などを除き、誰でもなる事が可能です。
親族の他、専門家の後見人を必要とするケースも多々あります。

困っている介護士

しかし社会福祉士や弁護士等の専門家だけでは、需要に対応しきれない現状もあります。

また「後見人は資格不要」と言っても、職務柄から信用適性は求められます。

本資格はその証明となり、需要や活躍が期待できる資格ですね。

市民後見人

話がそれますが、社会貢献として後見人になるには、市民後見人が参加しやすいです。

本を読むシニア夫婦

市民後見人は、自治体が育成する後見人です。
その場合、「市民後見人養成講座」の受講等が必要になります。

身上監護アドバイザーの受講先でも、活動開始に向けたサポートも行ってます。

後見人の報酬相場は?

成年後見人の報酬は、月2~6万円が相場となっています。

一般の方が任意後見人になる場合は、月3万円以下。
法定後見人や弁護士等は、相場が高くなる傾向。

報酬を期待して働く仕事ではないですね。

案内をする介護士

また、「任意後見人の報酬は必須ではない」との事。
加えて、業務で特別に困難な事情があった時は付加報酬の発生もあるそうです。

※参考「相続弁護士ナビ(成年後見人の報酬はいくら?目安や費用が払えない場合の対処法も解説)

詳しくは、上記等の専門家による説明をご覧になって下さい。

市民後見人の報酬の有無は、自治体により異なります。
報酬が支払われる事もありますが、無報酬のケースもよくあります。

身上監護アドバイザーの試験内容と合格率

解説イメージ

ここからは、身上監護アドバイザーの具体的な取得方法を解説します。

まず身上監護アドバイザーは、下記の流れで取得します。

  1. 指定の教育機関でカリキュラムを修了
  2. 受験申込
  3. 認定試験に合格、資格取得

当資格の場合、指定の教育機関は「キャリアカレッジジャパン」ですね。
こちらの通信講座を受講します。

講座情報は後述しますので、”2.受験申込”からご説明します。

受験申込方法

仕事でスマホを持つ女性

身上監護アドバイザーを含むJADPの資格は、公式サイトから受験申込します。

また申し込みには、下記条件があります。

受験申込の必要事項

  • 受験料の振込(税込5,600円)
  • 試験対象講座全ての添削問題の結果が手元に届いている事

誰でも受験はできますが、講座受講が受験条件なので注意ですね。

パソコンで仕事をするスーツ女性

これらが完了したら、公式HPよりWeb申し込みをします。

申込みには、「申込ID」と「パスワード」が必要です。

これらは講座受講時の教材にある『JADPの試験を受けるには』に記載されてます。
※振込用紙もここに同封

試験問題は、上記確認が出来た後、2週間を目安に発送されます。

身上監護アドバイザーの試験内容

身上監護アドバイザーの認定試験は、在宅試験で受ける事が出来ます。
テキスト等を見ながらの受験も可能です。

得点率は70%以上で合格ですが、詳しい問題内容は確認できませんでした。

主任イメージ

代わりに、講座カリキュラムをご紹介します。

身上監護アドバイザーの学習カリキュラム

  • 身上監護アドバイザー制度
  • 成年後見制度
  • 契約や消費者問題等の法律知識
  • 社会保障制度

この範囲内からの出題と考えて良いでしょう。

合格通知は、約一か月後に送付されます。

身上監護アドバイザーの合格率・難易度

身上監護アドバイザーの試験合格率は、公表はされていない様です。

しかし下記条件を考えると、合格率は高めと見るのが妥当でしょう。

  • 在宅試験でテキストが見れる
  • 70%以上の正答で合格
  • 受講修了後は、いつでも何回でも受験可能

勉強する看護学生

受験環境からみても、難易度は低く、取得しやすい資格と言えますね。

安心して学習に取り組んでOKです。

身上監護アドバイザー講座について

介護職員のチェックポイント

既述の通り、身上監護アドバイザーの受験には講座受講が必須です。

身上監護アドバイザー講座の受講先は、繰り返しですがキャリアカレッジジャパン
※現状では、上記一択

キャリアカレッジジャパンの通信講座

下記が、通信講座の詳細情報です。

キャリアカレッジジャパン「身上監護アドバイザー講座」

受講料【一括】39,600円(税込)
【分割】1,910円×24回
学習期間
  • 1日15分で3ヶ月が目安
  • 最長700日間まで無料サポート
  • 添削課題は3回
教材など
  • テキスト2冊
  • 心得マナーブック
  • 映像講義など
サポート情報
  • 講師への学習質問
  • 合格後の転職サポート
  • HP制作などの開業支援

キャリカレでは、資格を活かせる求人・団体の紹介もしてくれます。

開業支援もあるので、資格取得後すぐに次に活かせますね。

マネジメントイメージ

「成年後見人に興味があるけど、何をしたら良いか分からない」。
こんな方は、ひとまず受講を検討してみてはどうでしょう?

「ボランティア」「社会貢献活動」の関連情報

ボランティアや社会貢献に興味がある方へ、いくつか関連情報を紹介します。

シニア夫婦

例えば、「介護支援ボランティアポイント制度」。

これは高齢者を対象とし、介護施設でボランティアに参加できる仕組み。
少額ながら報酬も発生します。

介護支援ボランティアポイント制度の使い方を解説!実態や問題点は?
介護施設などでのボランティアに参加すると、交付金に交換できるポイントが貯まる制度があります。介護支援ボランティア制度と呼び、65歳以上の方がお住いの自治体で利用登録できます。制度の利用方法やボランティア内容を解説。利用者や施設の声からみる実態、問題点や課題の考察もお伝えします。

高齢者を対象とした支援、ボランティア活動に役立つ資格もあります。

これらは身上監護アドバイザーと同じく、気軽に取得できる資格です。

仕事や学習、社会貢献など、活動開始のきっかけとしてみてはいかがでしょう。

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