介護資格には沢山の種類があります。
介護スクールに通ったり、試験に合格したりなど、資格の取り方も様々です。
特に「介護スクールで講座を受講する」となると、初めての方には難しいと思います。
「社会人が学校に通えるのか?」と、疑問のある方もいるでしょう。
そこで今回は、「介護資格の基本的な取り方」を詳しく解説します。
- 学校に通わないと介護資格は取れない?
- 「通学」「通信」等のコースの違い
- 通信学習のみで資格を取れる?
こんな疑問にお答えしつつ、介護資格の取り方を詳しく解説します。
仕事のある社会人でも、資格は問題なく取れるのでご安心下さい。
介護資格の基本的な取り方
介護資格は、資格により取得方法が違います。
その取り方は、主に3つ方法となります。
- 介護スクール等の研修を受講する
- 通信講座で取得する
- 認定試験に合格する
介護職の主要資格は、主に介護スクール等で取得します。
その他の資格は、民間資格や学習資格に多め。
また上記方法を組み合わせたものもあります。
各資格の取り方が理解できるよう、それぞれの流れを簡単に紹介します。
介護スクール等で講座受講する
まずは、介護スクール等で開講している講座を受講する取り方です。
簡単に言うと、教室に通って授業を受ける方法ですね。
下記の様な、介護士の主要資格は講座受講で取得します。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 福祉用具専門相談員
初任者研修の様な、介護士の入門資格。
介護福祉士受験に必要な実務者研修などが当てはまります。
業務に必要となり、価値が高い資格が多いのが特徴です。
「介護士になるのに資格が欲しい」という方は、初任者研修を取得しましょう。
ただその範囲は限られており、通信+通学の形で取るのが主流です。
介護スクールはどんな所?
介護スクールでは、学校の授業ような形式で講義が進められます。
ただ専門学校に入学する様な感じではなく、習い事に行く感覚に近いです。
場所も、ビルの一室を教室として借りる事もあります。
働きながら取得する人も多い為、夜間や土日対応のコースも用意されてます。
⇒初任者研修を働きながら取るには?
スクールは、下記の様な資格情報サイトで調べる事ができます。
通信講座で介護資格を取る
続いては、通信講座で介護資格を取る方法です。
初任者研修等も通信学習が可能でしたが、通信講座のみで取れる介護資格もあります。
近年は、動画視聴によるeラーニングで取れる資格も増えてます。
- レクリエーション介護士
- 介護事務資格
- 認知症介護基礎研修
教材を見ながら学習し、全ての課題を提出で修了という流れが一般的。
試験がある事もありますが、通信のみで取れる資格は在宅試験です。
最後まで自宅学習で取得できるのが魅力ですね。
資格種類としては、学習資格が多いのが特徴。
主要資格ではカバーしきれない知識や技術など、何かに特化した資格が多いですね。
一般の方でも、気軽に学べる資格がそろっています。
認定試験を受験し、合格する
介護資格には、試験に合格する事で取れるモノも多くあります。
例えば、下記の様な資格ですね。
- 介護福祉士
- 福祉住環境コーディネーター
- 介護事務系の資格
上記の様に、試験に合格さえすれば取得できるものも多め。
ただ介護福祉士等のように、受験条件がある資格も結構あります。
介護スクールや通信学習で取れる資格にも、試験がある物はかなり多いですね。
しかし介護資格は、全体的に試験合格率は高め。
全体的に見て、資格取得難易度は低いので積極的に挑戦していきましょう。
初任者研修等の「通信」と「通学」の違い
介護資格というと、「初任者研修」「実務者研修」が代表的です。
先述した通り、これら資格を取るにはスクールでの講座受講が必要です。
その際には、「通学」「通信」といったコースを選ぶことが出来ます。
上記どちらの方法で資格を取るかという違いです。
ここでは初任者研修等を例に、介護スクールでの資格の取り方をご説明します。
「通信+通学コース」で介護資格を取る
まずは主流ともいえる「通学+通信」での取得方法。
まず最初に通信学習で課題を提出。
あとは通学(スクーリング)で講義や試験を終え、資格を取る流れです。
こうした例は、取得期間が短いスクールで多い傾向です。
通信学習では、テキストを読んで問題集を解いていきます。
通学は、講義と実技による学習ですね。
そして最後に試験に合格すれば資格取得となります。
介護スクールでは、時間や場所を指定して教室を開いてます。
学習スケジュールや通学日程は、申し込み前に確認することが出来ますよ。
通信コースのメリット
通信コースを選ぶメリットは、通学期間を短くできる事です。
講義で学ぶ部分を通信で学習でき、通学の時間を少なくできます。
- 通学時間が短い
- 教室数が多く、選びやすい
- 夜間や土日コースも選べる
総じて、働きながら介護資格を取るのに適してます。
主流コースだけあり、数が多く選びやすいのも特徴。
地域や時間などの通学しやすい教室を探せますし、選択肢が多いのはメリットですね。
「通学コース」で介護資格を取る
通学コースは、最初から最後まで「通学のみ」で取得します。
シンプルな方法ですが、短時間で密度の濃い学習を求められます。
実際には、通学しつつ自宅学習を必要とするスクールもあります。
通信と通学の学習を同時進行で進める形ですね。
通学しつつ課題提出を求められる事もあるので、事前によく確認しましょう。
通学コースのメリット
通学コースを選ぶメリットは、短時間で資格が取れる事。
転職に向け早く資格が欲しい人、時間がある人にオススメです。
- 短時間で資格が取れる
- 価格が安めの傾向
加えて、受講料が安めな傾向にもあります。
ただあくまで傾向であり、通学コースでも補助制度や割引で安くできます。
スクールによる差も大きいので、「通えるか」で選んだ方が良いですね。
また短時間と言っても、学習カリキュラムは通信コースと同じです。
短時間で多くの学習時間を必要とするのがデメリットですね。
自宅でも課題学習に取り組むなど、忙しくなるので余裕も必要ですね。
通学コース自体の数も少なく、選択肢が少ないのもデメリット。
全国展開してる介護スクールも、通信コースがメインです。
介護スクールでの学習スケジュール
補足として、介護スクールの具体的な学習スケジュールを紹介します。
- 受講申し込み
- オリエンテーション
(教材配布や研修の流れを説明) - 通信学習期間(通信コースの場合)
- 通学開始
- 修了試験
- 資格取得
介護スクールへの通学が必要な場合、大体こんな流れになります。
「通信学習が先」というのがポイントですね。
スクーリングでの学習方法は、「講義」と「実技」です。
気になる方は、下記記事をご覧頂ければ雰囲気が分かると思います。
最後に
今回は「介護資格の取り方」をご説明しました。
介護資格にも、実用資格や学習資格など色々と種類があります。
ただ仕事で必要な資格となると、どうしても介護スクールに通う必要が出てきます。
特に未経験者がまず取得したい初任者研修は、介護士となる大きな壁となる事も…。
下記で大手スクールの情報も紹介してますので、ぜひご参考頂ければと思います。
その他介護資格の取り方は、別記事で詳細を解説してます。
下記で資格を一覧でまとめてあるので、良かったら調べてみて下さい。
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