介護資格を通信講座で取りたい。
そんな方の為に「通信で取れるオススメ介護資格」をピックアップ。
働きながらでも、無理なく取れる資格をご紹介します。
記事の内容
- 介護資格を通信で取る方法
- オススメの介護資格
- 介護資格の通信講座を探す方法
通信のみで取れる介護資格をはじめ、通信講座を使った介護資格の取得方法を解説。
他にも試験対策講座、通信講座の探し方まで、通信講座と介護資格をまとめます。
通信講座ではどんな介護資格が取れる?
介護資格は、その多くが通信講座を活用し取得できます。
その取り方は下記の様に分ける事が出来ます。
通信講座で介護資格を取る方法
- 通信講座のみで取得
- 「通学+通信講座」で取得
- 通信講座による資格試験対策
通信というと、主に①と②の方法を思い浮かべる方が多いでしょう。
当記事では、上記3つの方法毎にオススメの介護資格を紹介します。
まずは、これらの具体的な方法についてご説明します。
まず「①通信のみ」で取れる資格について。
こちらも実は試験があり、最終課題として試験があり、合格=資格取得・修了という形です。
難易度が低めな分、評価と言うより「学習資格」と見るべきですね。
次に「②通学+通信」で取るタイプ。
これは通信講座(通信コース)を利用する事で、通学日数が減らせるという資格。
通信講座でテキスト学習、通学で実技を中心に学習します。
通信のみでの取得は不可、仕事での評価にも繋がりやすい資格が多め。
そして「③通信による試験対策講座」。
介護資格ですと、介護福祉士やケアマネ試験対策が主ですね。
今回は、上記3タイプ毎にオススメ資格を紹介します。
「通信講座のみ」で取れるオススメ介護資格
通信講座のみで取れる介護資格は、1つの事に特化した内容が多いです。
自分の職場の特徴、学びたい事にあわせ、必要な知識を集中して学習出来ます。
その為、通信講座はそのほとんどが誰でも受けられ、取得しやすさに優れます。
レクリエーション介護士2級
レクリエーション介護士は、介護現場でのレクを学ぶ為の資格。
レクが活発な介護施設で有用な資格ですね。
デイサービスやデイケア、介護ボランティア等で活かす事が出来ます。

資格には1級と2級があり、2級は通信学習のみで取得出来ます。
※1級は研修等が必須で、人材育成や現場の活性化も目標とした資格
介護食アドバイザー
介護食アドバイザーとは、介護食の知識・レシピ等が学べる資格。
高齢者向けの食べやすく美味しい食事レシピが学べます。
食事介助や口腔ケア等も学習範囲です。

グループホームや訪問介護などでは、調理業務に携わる介護士にオススメですね。
同じく通信講座のみで取れる資格に、介護食コーディネーターがあります。
講座の運営会社やレシピ等が異なるので、好みの方を選びましょう。
※介護食コーディネーターの通信講座はユーキャンが運営。
レシピに加え、食事介助や配膳等も学べます
介護予防健康アドバイザー
介護予防健康アドバイザーは、誰でも介護予防が学べる資格です。
介護予防とは、介護が必要な状態を防ぎ、健康で元気な生活を送れる様に支援する事。
通信講座で、介護予防の基礎知識や効果的な運動などが学べます。
受講条件も無いので、専門職以外の人も取得出来ます。
介護施設ですと、デイサービスやデイケア等で介護予防運動がよく取り入れられてます。

介護予防健康アドバイザーは、ユーキャンの通信講座で取得可能
⇒ユーキャンの全講座一覧
またより専門的な介護予防資格に「介護予防指導士」「介護予防運動指導員」があります。
これらは、介護などの関連資格や実務経験が必要になります。
仕事でより専門的なスキルが必要であれば、取得検討してみると良いですね。
看護助手講座(看護助手実務能力認定試験)
看護助手とは、病院等において看護チームのサポートをする仕事。
無資格でも採用がありますが、資格保有者の方がより評価が高くなります。

ユーキャンでも看護助手講座があり、修了で看護助手実務能力認定試験合格となります。
在宅試験なので全て自宅学習で取得可能、受講条件もありません
入職前の前知識、採用・待遇アップ等にオススメです。

ユーキャンでは、他にも介護資格講座を多数扱っています。
通信講座のみで取れる介護資格を探してるなら、確認してみて下さいね。
また看護助手には、身体介助など介護士に近い業務もあります。
初任者研修(後述)も評価対象となるので、ご検討ください。
准サービス介助士
サービス介助士とは、一般企業の方が介護技術や接遇を学ぶ為の資格です。
高齢化社会において、介助技術の習得は接客の質や対応力アップに大きく貢献します。
※ANAやトヨタ等の有名企業でも取り入れられてます。
通信講座のみで取得できるのが、准サービス介助士です。

またサービス介助士になるには「2日間の実技と自宅学習」が必要ですが、准~を取得していれば、自宅学習部分が免除されます。
介護事務管理士
介護事務管理士は、通信講座で介護事務スキルを学べる資格。
介護事務は専門的な知識を多く必要とする仕事であり、それらに特化した学習が出来ます。

当資格は他の介護事務資格と比べ、事務スキルに特化している特徴があります。
また他にも通信で取れる介護事務資格に、ケアクラークや介護報酬請求事務技能検定試験もあります。
どれも隔月で試験があり、通信講座内で在宅受験可能
例えばケアクラークは、介護技術などかなり広範囲の学習を必要とします。
介護事務員にも現場で活躍を求められるケースもあり、介護職員として総合力アップにオススメ。
終活アドバイザー
終活アドバイザーは、終活のノウハウやエンディングノートについて学べる資格です。
終活とは「自らの人生の終わりに向けた活動」を言い、それらの心配事についてアドバイスや情報提供をし、解決を図るのが終活アドバイザーです。

相談者の悩みに応じ、専門家に繋ぐコーディネーターの役目も可能。
資格取得後に協会へ入会すれば、終活アドバイザーの名を使って活動が可能
※入会は任意
その他通信講座で取れる介護資格
通信講座のみで取れる介護資格は、他にも沢山あります。
紹介しきれなかった資格を簡単にまとめたので、興味があればどうぞ。
※リンク先は説明記事、いずれも最後まで自宅学習で取得可能
資格名 | 内容 |
---|---|
看取りケアパートナー | 終末期に必要な介護方法、心理サポートなどを学習 親の老いの心配から、親の死を見送った後までを対象に学習 |
介護口腔ケア推進士 | 口腔ケアを中心に、口から食べる事を支援する為の資格 上級資格もあり、こちらは研修が必要 |
認知症介助士 | 認知症の方とのコミュニケーションを学ぶ資格 ご家族や一般企業の方など、幅広い方が対象 |
「通信講座+通学」で取れるオススメ介護資格
通学が必要な介護資格も、通信講座を併用すれば通学日数を減らせます。
通信のみで取得する事は出来ませんが、初任者研修をはじめ仕事に必要な資格も多々あり、働きながら有用な資格を取る事が出来ます。
介護職員初任者研修
初任者研修は、これから介護職になりたい人にオススメの介護資格。
介護士は無資格での就労も可能ですが、初任者研修が必須となる職場もあります。
採用率・資格手当アップにも繋がるので、ぜひとも取得しましょう。
実技や筆記試験もありますが、難易度はかなり易しめ。
費用面で資格取得サポートをする職場もあるので、活用するのもアリですね。

講座を開講するスクールも多く、教室も探しやすいです。
個人的なオススメスクールはニチイ、全国対応で駅の近くに教室を展開してます。
下記から教室の検索や資料請求が出来ます。
大手スクールの比較、初任者研修の感想等も紹介してるのでご参考下さい。
介護福祉士実務者研修
実務者研修は、介護福祉士の受験に必要な資格です。
資格自体の評価もあり、資格手当や可能な業務も増えます。
初任者よりワンランク高い資格と言え、介護福祉士の評価も高い事から、介護職として評価や待遇を求めるならオススメしたい資格です。

無資格者でも取得できますが、初任者研修取得者には内容・費用の免除があります。
介護士として実務経験を積み、介護福祉士を取りたいと思ったタイミングでの取得推奨です。
介護福祉士に必須となった事から、当資格の需要が高まり、教室も多く開講されてます。
また「介護福祉士対策講座とセット」になってる教室もあります。
ニチイの受講感想もあるので、良かったら。

介護・福祉関連の資格試験対策講座
ここまで紹介した介護資格は、取得難易度が低いモノが中心でした。
しかし合格率が低く、受験勉強が必須な介護資格も存在します。
本項で紹介する資格は、それに該当するモノが多く、仕事での評価も高い資格が揃ってます。
介護福祉士の受験対策講座
介護福祉士の受験対策講座は、受講時期に注目です。
受講期間は、2ヵ月~6ヵ月程度といったところ。
介護福祉士の国家試験は年1回(1月下旬頃)なので、それに合わせ受講しましょう。

試験対策講座は、通信のみや通学も存在し、自分に合った勉強方法が選べます。
勉強方法が分からない場合、通信講座を使った方が効率的。
また実務者研修と同時に、試験対策講座を開講してるスクールも多くあります。

独学での勉強方法やテキストについては、下記記事を参照ください。

ケアマネージャーの受験対策講座
ケアマネージャーも試験合格が難しい介護資格です。
介護福祉士以上に勉強量を必要とするでしょう。
こちらも試験は年1回(10月頃)なので、受験時期に合わせて受講しましょう。

調べたところ、3ヶ月や6ヵ月程度~を標準学習期間とする講座が多い様です。
受験を決めたら、早めの受講をお勧めします。
その他試験が難しい介護・福祉資格
介護・福祉関連の国家資格には、社会福祉士と精神保健福祉士があります。
これらは受験条件を満たす為に養成所等へ通う必要があり、国家試験もあります。
介護というより相談援助の資格ですが、特に大卒者に取得しやすい資格です。
福祉関連の仕事に興味があれば、目指してみてはいかがでしょう?
介護資格の通信講座を探す方法
最後に介護関連に強い資格情報サイトを紹介します。
通信講座も多数掲載されているので、資料請求や比較検討に役立てて下さい。
資格情報サイトでは、無料で資料請求が出来ます。
上記2つとも介護資格が中心なので、好みの講座が掲載されてる方を使用すれば良いでしょう。
また既述の通り、ユーキャンにも多数の介護通信講座が用意されています。
通信講座のみで資格取得したいなら、こちらを使用すればOKです。
まとめ
今回は「通信で取れるオススメ介護資格」を特集しました。
欲しい資格は見つかりましたでしょうか?
通信講座のみで取得できる資格は、直接的な評価より「学習で得た知識・スキル」がより意味を持ちます。もし資格取得にこだわらないなら、本で学ぶ方法もオススメです。
下記で色々な介護テキストをご紹介してます。

また当記事で紹介しなかった資格にも、仕事や学習に役立つ内容が多数あります。
ご自身に必要なモノを考え、検討してみて下さいね。
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