市販の介護食って美味しいの?
そんな疑問から「キューピー やさしい献立」を食べてみたので感想をお届けします。
結論から言うと、一般の方が食べても美味しいです。
レトルト食品なので調理の手間もなく、簡単に一品増やす事が出来ますよ。
食べやすさや味など、口コミ参考にどうぞ。
市販のレトルト介護食はどんな商品?
商品の感想を述べる前に、市販介護食について簡単な前知識をご説明します。
市販の介護食品は、ご飯やおかず類だけでなく、デザートや飲料など様々な商品があります。
レトルトや冷凍食品など、調理の手間なく簡単に食べられる食品が多いのも特徴。
※やさしい献立シリーズもレトルト食品です
健康食品や介護関係のコーナーに置かれていますね。
これらの多くはユニバーサルデザインフード(UDF)と呼ばれる食品です。
「容易に噛める」~「噛まなくて良い」等といった、食べやすさの表記がされています。
パッケージには栄養などの他、食べやすさも表記され、その人の能力に合わせた商品が選べます。
介護食というと、ペースト食をイメージする方もいると思いますが…
実はかなり幅広くて、「食べやすい普通のご飯」という商品も多いんです。
介護食というより、誰もが美味しく食べられるレトルト食品として見て下さい。
キューピー「やさしい献立」を食べた感想
そんなワケで、今回はキューピーより「やさしい献立」シリーズを購入してみました。
前述の通り、お湯やレンジで温めて食べるレトルト食品です。
購入した商品はこちら
- 鶏と野菜のシチュー(容易に噛める)
- おじや牛すき焼き(歯ぐきでつぶせる)
食べやすさ区分で言うと、上記あたりが誰でも楽しめるであろう感じ。
※いずれ挑戦してみたいですね
他にもハンバーグやグラタン等の洋食。
肉じゃがや野菜煮込みといった煮物、けんちんうどんなどの麺類も。
温めるだけなので、袋を開けてすぐ食べられます。
鶏と野菜のシチューの感想
まずは、キューピーの「鳥と野菜のシチュー」から。
UDFの表記は「容易に噛める」。
量は1袋1人前で100g、希望小売価格は180円(税別)
コレだけだと物足りないですが、おかず一品で数えるなら十分量。
相変わらず、写真が下手です(笑)
介護食としては、噛む力や嚥下機能がしっかりしてる方向けですね。
具材もしっかり形を成しており、見た目も普通のシチューです。
お肉も容易に噛めるので、高齢者でも食べやすそう。
表記に偽りなしですね。
食べやすい大きさにカットされており、柔らかく煮込んであるので食べやすい。
味付けは、結構しっかりしてます。
これぐらいが万人に受けそうですが、人によっては濃く感じるかも。
実際食べてみると、介護を感じさせないですね。
下手なレトルト食品より、よっぽど美味しかった。
おじや牛すき焼きの感想
続いて、同じくキューピーの「おじや牛すき焼き」
UDFの表記は「歯ぐきでつぶせる」。
量は1袋1人前で160g、希望小売価格は180円(税別)
こちらの表記区分の商品だと、具材はかなり細かくなってます。
後から知ったのですが、この区分の商品はとろみも付けてあるそうで。
当商品は「おじや」という事もあり、かなり柔らかい。
とはいえ、牛の旨味はしっかり感じられ、ちゃんと「牛すき焼き」してますね。
シチューと同様、濃いめでしっかりとした味付けです。
元々食べやすいメニューだけあり、「無理やり食べやすくした」という違和感もないのが◎。
レトルト介護食はUDFがオススメ
というワケで、市販の介護食は誰でも美味しく食べられます。
若い方や元気な方が食べても、違和感はありません。
総菜やお弁当感覚で購入できますよ。
自分の為にリピートも全然あり。
「見た目が悪い」、「美味しくない」など…
介護食にありがちな悪い印象は全くありませんでした。
日本介護食品協議会から、UDF商品の一覧が見られます
介護食の関連情報
ここからはおまけとして、介護食の関連情報をお届けします。
こんな内容を紹介!
- 非常食として使える?
- 介護食を自分で作る
- 介護食の宅配
これら情報について、ご紹介します。
非常食としてはどれぐらい持つの?
一般の非常食の賞味期限は、4~5年程度。
非常用ではないので、比べると長くはないですね。
価格を比べると、それなりに安い方じゃないでしょうか。
最悪そのまま開けても食べられる…かな?
※味は保証しませんが
何より食べられる人が多いというのが、1番の魅力ですね。
在宅介護中のご家庭などで、非常用に備えておくのも良いのでは?
介護食を自分で作りたい
在宅介護中の方や、介護士の方など…
もし自分でも介護食を作りたいのなら、レシピ本が参考になります。
調理方法や柔らかくするコツも載ってますし、色んなレシピも載ってます。
下記の様な書籍が多数出版されてるので、興味があればどうぞ。
また調理家電の中にも、介護食に特化した機能を持つ商品もあります。
例えば「電気釜」や「スープメーカー」などですね。
食品を簡単に柔らかくできる家電もありますよ。
詳しくは、下記記事で解説してます。
介護食を学べる学習資格も
ちなみに介護食に関する資格というのも存在します。
これらは、どちらかというと学習目的の資格ですね。
同じく調理方法やレシピを学べます。
介護職員だけでなく、どなたでも取得を目指せますよ。
介護食の宅配サービス
レトルトの介護食は種類も限られるし、かといって作るのも手間…。
そんな時は、介護食の宅配サービスもあります。
日替わりメニューもあるので、飽きずに楽しめますよ。
お試しも可能なので、興味があれば試してみてはどうでしょう。
柔らかさにこだわるなら「やわらかダイニング」
例えばこちらの「やわらかダイニング」。
その名の通り、やわらかく食べやすい食事が多く揃ってます。
食べる力に応じ、3段階の柔らかさから食事を選べます。
ちょっと食べやすいぐらいから、ムースまで対応しています。
食事制限が気になるなら「メディカルフードサービス」
糖質や塩分など、食事制限がある方は「メディカルフードサービス」がお勧め。
こちらは健康管理食の宅配サービスです。
- 塩分や糖質
- カロリーやたんぱく質
- 柔らか食
持病などで、食事制限がある方に向けた食事セットが多数用意されてます。
最後に
今回は、市販の介護食を食べた感想をお届けしました。
最後の方はちょっと脱線しちゃいましたが…
- 味付けがしっかりしていておいしい
- UDFなので誰もが美味しく食べられる
これだけ伝われば満足です。
「歯が痛くて辛い」、「体調を崩してしまった」。
そんな時は、ユニバーサルデザインフードの事も思い出して下さいね。
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