介護福祉士試験に独学で受かるには、どんな勉強方法をとるべきか。
介護福祉士に受かるコツは、毎日の勉強を続ける事です。
ただ勉強方法が分からないと、思う様に進みませんよね。
「どのぐらい勉強時間が必要?」という疑問もあると思います。
そこで独学で介護福祉士合格を目指す方へ向け、私がとった勉強方法をご紹介します。
- 勉強スケジュール
- 勉強の方法
- 使用したテキストと問題集
これらを独学のコツをお届します。
その年の傾向もあるでしょうが、一応、総得点125点中100点以上はいけました。
手ごたえもそこそこ感じたので、あながち間違った勉強方法でもないと思います。
※実技は免除の機会が増えたので、筆記試験のみ対応
介護福祉士試験(筆記)に合格するには
まずは、試験内容と合格基準について確認しておきましょう。
※介護福祉士の概要は「介護福祉士とは」をご覧ください。
- 筆記試験は、5択のマーク選択式、午前・午後の部に分けて行われる
- 試験科目は11科目、1問1点の125点満点
- 総得点(125点)の60%程度を基準に、難易度補正した点数以上を獲得
- 11科目全てで得点を獲得
試験合格の目安としては、総得点75点以上といったところ。
合格を確実なモノとするにも、100点は目指す気持ちで臨みたいですね。
試験はマーク式なので、「全く分からない」と思っても得点チャンスはあります。
独学合格に必要な「勉強時間」と「スケジュール」
私が介護福祉士の試験勉強を始めたのは、受験申込を終えてから。
試験は毎年1月間中旬から末頃なので、勉強期間は5か月程度です。
もっと短くても大丈夫という声もありますが…、
「試験に落ちたくない」「一発合格したい」というなら、ある程度の勉強時間は必須です。
各分野を一通り終わらせ、事前に復習が出来るようスケジュールを組み立てましょう。
勉強量は「テキスト+問題集」各1冊分が目安
私がオススメする勉強方法は、下記。
- 「テキスト+問題集」、各1冊分は終わらせる
- 少しずつでも、毎日勉強に手を付ける
内容としては、非常にオーソドックスな方法ですね。
勉強量では、テキスト+問題集を各1冊ずつが目安です。
どれだけ時間を取れるかで、逆算して決めても良いでしょう。
もし何か1冊というなら、まずはテキストを読む事から始めましょう。
1日に必要な勉強時間
1日の勉強時間は決めてなかったし、意識もしてなかったです。
とりあえず、1日1回勉強する時間を作るという感じです。
休みで気が乗れば2時間ぐらい、という感じに日によりバラバラです。
無理が出るので、下手に勉強時間は決めない方が良いでしょう。
短時間でも継続する事が大切です。
難しい内容があると思う様に進まない事もありますが…、
「あと〇問」「これを知りたい」という目標があると、意外に焦りは少ないです。
少しずつでも、「勉強を進めている感覚」を日々感じる事が大切ですね。
介護福祉士に合格する為の「独学勉強方法」
私が利用したのは、テキストと問題集、過去問です。
まず手を付けるべきは、テキストと問題集です。
この2つは、同じ出版社のものをセットで使用しましょう。
実は、過去問はほとんど使用しませんでした。
テキストと問題集は、どちらかだけでは勉強効率が悪くなります。
- ただテキストを読んでいても、勉強した気がしない
- 問題集の解説だけでは、イマイチ理解ができない
「テキストを読みながら問題を解く」のが大事ですね。
介護福祉士合格を確実にするには、少しずつでも勉強を続ける事が重要。
簡単な目標が立てられ、自然と理解が進む勉強方法をとる必要があります。
テキストと問題集の使い方
先述の通り私がとった方法は、まず「テキスト+問題集」を1冊分終える。
試験前には過去問で腕試し、というシンプルな方法です。
解答欄の解説も見て、必ず正解を書き埋めていくという方法ですね。
分からない時は、答えを見ながらでOK。
「何故その回答になるか」を理解出来たら、次の問題に進みます。
関連項目もじっくり読みこみ、分からない事を残さない様にするのがポイント。
時には、検索などで調べるのも有効です。
テキストと問題集は併用する
テキストと問題集を併用する理由ですが…。
テキストだけだと勉強した気がしないというか、勉強が捗らないんですよ。
毎日続けるには、「今日は〇問やろう」みたいな簡単な目標があると便利です。
これがあると、ただ時間だけが過ぎてしまったという事も減らせます。
繰り返しですが、「テキスト+問題集」は試験前には終わらせておきましょう。
試験前からは、過去問等で不安部分や復習勉強が出来ると良いですね。
介護福祉士の独学にオススメな「テキスト・問題集・過去問」
介護福祉士試験のオススメテキストは、中央法規の書籍です。
中央法規は福祉関係の試験対策に強く、評価も高い出版社。
私も使用しましたが、「迷ったらコレで良い」と勧められるぐらいに手堅くまとまってます。
中央法規では、介護福祉士の試験対策書でも10冊ほどの種類が出ています。
中でも購入したのは画像の3冊、それぞれ内容について紹介します。
分かる!受かる介護福祉士国家試験合格テキスト
まずは基本となるテキストからですね。
私が使用したのは、下記書籍です。
所謂「教科書」に位置する本でして、ページ数にして500P近く。
項目ごとの出題頻度や用語解説、図などによって見やすく内容も充実。
図表やイラストを多用した「国試ナビ」等もあります。
介護福祉士国家試験 模擬問題集
テキストの対となる問題集は、下記の書籍がオススメです。
科目ごとに模擬問題が多数収録され、全375問と数にして試験3回分。
本番と同じく5択となっており、答えも選択肢ごとに何故違うのかの詳しい解説付き。
解答編は別冊となっていて解説も充実しているので、先に述べた勉強方法とマッチします。
他にも問題集が色々あるも、本書は一番オーソドックスな内容となっています。
介護福祉士国家試験 過去問題解説集
介護福祉士試験の過去問は、下記書籍を使用しました。
過去3年分の試験問題を収録した解説書ですね。
正直自分はあまり使わなかったです。
問題と解答解説が同ページに掲載されており、「何点とれるか」の腕試しには使いにくいのが難点。
腕試しは先述の問題集で対応できるので、実践問題の解説書として読み込みましょう。
介護福祉士の教材は「最新」のものを選ぶ
介護福祉士試験のテキスト類には、「20〇〇」の様な年表記があります。
これは制度変更等に合わせ、毎年新しい本が発売されている為です。
購入する際は、必ず「最新」のものを選んで下さい。
「次回試験の実施年度」の表記が最新書籍の目印です。
介護福祉士試験当日の心構え
試験当日は、時間の使い方も重要です。
実際の試験では、分からない問題も多々出題されます。
意外と問題数も多いので、「時間が足らない」という事態に注意ですね。
- 迷った問題は適当にチェックし、問題に〇を付ける
- 最後まで解き終わったら、回答ズレや無回答がないかチェック
- 余った時間で迷った問題の解答を考え直す
これは、私が本番でとった回答方法。
問題と解答用紙のズレは悲しい事になるので、要チェック。
まずは解答欄を埋める事を優先した方が、大きな失敗は少ないでしょう。
自信がない方は、一度模擬試験に挑戦してみると良いですね。
ちなみに本番前にテキスト等を読んでも、あまり頭に入りませんでした。
やはり普段の勉強がモノを言いますね。
「介護福祉士の独学勉強方法」のコツまとめ
独自内容ながら、介護福祉士独学合格のコツをお話ししました。
最後に要点をまとめておきます。
- テキストと問題集のセットで勉強、各1冊分は終わらせる
- 最後の1ヵ月は、復習が出来るようスケジュール調整
- 少しずつでも毎日継続、勉強を習慣化する
テキストや問題集、過去問などには、それぞれ役割があります。
使い方を見直してみると、より勉強が捗るので有効活用して下さいね。
介護福祉士は、国家資格の中でも比較的合格しやすい資格です。
…それでも落ちる時は落ちますし、受かるには相応の勉強が必要です。
特に独学で合格を目指すとなると、自分で勉強時間を作れるかがポイントになります。
もし限界を感じたら、”試験対策講座“を利用してみるのもアリだと思いますよ。
「スキマ時間で手軽に学ぶ」「模試での腕試し」など、独学との並行学習できる内容も多く、合格率にアップに繋がりますよ。
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