介護福祉士試験に独学で受かるには、どんな勉強方法をとるべきでしょうか。
介護福祉士に受かるコツは、毎日の勉強を続ける事です。
ただ勉強方法が分からないと、思う様に進みませんよね。
「どのぐらい勉強時間が必要?」という疑問もあると思います。
そこで独学で介護福祉士合格を目指す方へ向け、私がとった勉強方法をご紹介します。
- 勉強スケジュール
- 勉強の方法
- 使用したテキストと問題集
これらを独学のコツをお届します。
その年の傾向もあるでしょうが、一応、総得点125点中100点以上はいけました。
手ごたえもそこそこ感じたので、あながち間違った勉強方法でもないと思います。
※実技は免除の機会が増えたので、筆記試験のみの内容です
介護福祉士試験(筆記)に合格するには
まずは、試験内容と合格基準について確認しておきましょう。
※介護福祉士の概要は「介護福祉士とは」をご覧ください。
筆記試験は、5択のマーク選択式で、午前・午後の部に分けて行われます。
試験科目は11科目、1問1点の125点満点です。
【合格基準】
・総得点(125点)の60%程度を基準に、難易度補正した点数以上を獲得
・11科目全てで得点を獲得
試験合格の目安としては、総得点75点以上といったところ。
マーク式なので「全く分からない」と思っても、得点のチャンスはあります。
回答の際は、空欄だけは作らない様注意したいですね。
独学に必要な勉強時間とスケジュール
私が試験勉強を始めたのは、受験申込を終えてから。
時期で言うと、8月~9月頃になりますね。
もっと短くても大丈夫という声もありますが…、
試験に落ちたくない、1回で済ませたいというのであれば、ある程度の勉強時間は必須です。
今回お勧めする勉強方法は、以下の様な内容です。
どれだけ時間を取れるかで、逆算して決めても良いでしょう。
- 「テキスト+問題集」、各1冊分はこなしたい
- とりあえず毎日勉強に手を付ける
テキストと問題集を一冊終え、1月に入る頃には復習や確認の時間が取れるよう、スケジュールを組み立てましょう。
1日に必要な勉強時間は
1日の勉強時間は決めてなかったし、意識もしてなかったです。
とりあえず、1日1回勉強する時間を作るという感じです。
働きながらですので、疲れた日は1日15分。
休みで気が乗れば2時間ぐらい、という感じに日によりバラバラです。
無理が出るので、下手に勉強時間は決めない方が良いと思います。
短時間でも継続する事が大切です。
難しい内容があると思う様に進まない事もありますが…、
「あと〇問」「これを知りたい」という目標があると、意外に焦りは少ないです。
少しずつでも、「勉強を進めている感覚」を日々感じる事が大切ですね。
介護福祉士の独学勉強方法
私が利用したのは、テキストと問題集、過去問です。
まず手を付けるべきは、テキストと問題集です。
この2つは、同じ出版社のものをセットで使用しましょう。
テキストと問題集は、どちらかだけでは下記の様に勉強効率が悪くなります。
- ただテキストを読んでいても勉強した気がしない
- 問題集の解説だけでは、イマイチ理解ができない
介護福祉士合格を確実にするには、少しずつでも勉強を続ける事が重要です。
簡単な目標が立てられ、自然と理解が進むような勉強方法をとる必要があります。
テキストと問題集の使い方
私がとった方法は、まず「テキスト+問題集」を1冊分終える。
試験前には過去問で腕試し、というシンプルな方法です。
採点は考えず、解答欄の解説も見て、必ず正解を書き埋めていくという方法ですね。
2冊を併用しながら、じっくり読み進めていくという感じです。
関連項目もじっくり読みこみ、分からない事を残さない様にするのがポイント。
時には、検索などで調べるのも有効です。
ならテキストだけで良いじゃないかと思われそうですが…、
それだと勉強した気がしないというか、勉強が捗らないんですよ。
毎日続けるには、「今日は〇問やろう」みたいな簡単な目標があると便利です。
これがあると、ただ時間だけが過ぎてしまったという事も減らせます。
試験前からは、過去問等で不安部分や復習勉強が出来ると良いですね。
独学での使用テキストと問題集
私が使用したのは、テキストから問題集まで全て「中央法規」の本です。
中央法規は、福祉関係の試験対策書に強く、評価が高かったので使用。
迷ったらコレで良いと勧められるぐらいには、無難にまとまった内容です。
中央法規では、介護福祉士の試験対策書でも10冊ほどの種類が出ています。
中でも購入したのは画像の3冊、それぞれ内容について紹介します。
所謂「教科書」に位置する本でして、ページ数にして500P近く。
項目ごとの出題頻度や用語解説、図などによって見やすく内容も充実。
読んで覚える対策書として、題されそうな項目に重点をおいた「ワークブック」
図表やイラストを多用した「国試ナビ」等もあります。
科目ごとに模擬問題が多数収録され、全375問と数にして試験3回分。
本番と同じく5択となっており、答えも選択肢ごとに何故違うのか詳しい解説がある。
解答編は別冊となっていて解説も充実しているので、先に述べた勉強方法とマッチします。
他にも問題集が色々あるも、本書は一番オーソドックスな内容となっています。
過去3年分の試験問題を収録した解説書、正直自分はあまり使わなかったです。
問題と解答解説が同じページに掲載されているので、「何点とれるか」という腕試しには使いにくいと思います。 私は問題集の2冊目という感覚で、気になるところをチェックしたりさらっと流し読みする程度に使用しました。
制度などの変更に合わせ、テキストや問題集は毎年新しい本が発売されています。
購入する際は、必ず「最新」のものを選んで下さいね。
他社の本でも大丈夫と思いますが、テキストと問題集は同じ出版社のものを使ってください。
違うものを使うと、勉強がしにくくなります。
介護福祉士の独学勉強法のコツ(まとめ)
いかがでしたでしょうか、まとめるとこんな感じです。
- テキスト・問題集の2冊をセットで使用する
- 継続を優先、勉強時間は決めない
- 分からない事はなるべく残さない
テキストや問題集、過去問などには、それぞれ役割があります。
使い方を見直してみると、より勉強が捗る事と思います。
介護福祉士は、国家資格の中でも比較的合格しやすい資格です。
…それでも落ちる時は落ちますし、受かるには相応の勉強が必要です。
特に独学で合格を目指すとなると、自分で勉強時間を作れるかがポイントになります。
今回はその為に、「簡単な目標を立て、手を付けやすくする方法」をお話ししたつもりです。
もし限界を感じたら、”試験対策講座”を利用してみるのもアリだと思いますよ。
「スキマ時間で手軽に学ぶ」「模試での腕試し」など、独学との並行学習できる内容も多く、合格率にアップに繋がりますよ。

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