介護職にも、職場で名札をつける事が求められる事があります。
ただ利用者を抱えての身体介助など、介護の仕事では邪魔になります。
名札ケースで相手を傷つける可能性も心配ですよね。
そこで今回は、「介護職向けのオススメ名札ケースと装着の工夫」をお伝えします。
その経験をもとに、オススメしたい商品や邪魔にならない工夫を紹介します。
介護職はどんな名札ケースを選ぶべき?
介護職員が名札をつけるにあたり。重要なのは安全性です。
名札ケースを使用する際は、下記危険がないかチェックしましょう。
- 移乗介助時などに、ケースで相手を傷つける可能性がある
- 介助時に邪魔になってしまう
- 外れたり壊れたり、紛失する可能性
高齢者は肌が弱く、名札ケースで相手をケガさせてしまう可能性があります。
相手に触れての介助時には、特に危険です。
そうでなくとも名札ケースが邪魔になり、介助がしにくくなる問題もあります。
さらには移乗介助をしようと思ったら、ストラップが引っ掛かりヒヤっとしたり…。
特に「ストラップ」「ケース」は、事故に繋がる可能性があるので注意ですね。
相手を傷つけず、介助の邪魔にならないグッズを選ぶ必要があります。
介護で邪魔にならない名札ケースの工夫
名札ケースというと、主に首から下げるストラップ型。
あるいはクリップ式のネームホルダーが主となります。
「邪魔にならず安全に」とは言ったモノの、そんな完璧な商品は希少です。
その為、装着方法で工夫をした方が現実的。
実際に名札をつけての介護仕事で有効だったのは、下記方法。
- 名札ケースを胸ポケットに入れる
- クリップ式ホルダーを邪魔にならない場所に装着
- 装着せず、ズボンポケットなどに入れておく
介助に支障がでる以上、名札を持たされたからと常時首から下げる必要もないです。
装着でなく、「無くさず持つ」という意識ならできる工夫があるので紹介します。
名札ケースをポケットに入れる
まずは名札ケースをポケットに入れる方法です。
「ストラップ型の名札ケース」を使ってる方にオススメしたい方法です。
- 首から下げて胸ポケットに入れる
- ベルト通しに装着し、ズボンポケットに入れる
これは私がよく使う手で、コレで結構マシになります。
カギやPHSなど、会社の貴重品を持ち歩く時も一緒に繋いでおけば無くしません。
自分で制服を用意する職場の方は、ポケットも意識して選んでみると良いですよ。
「ストラップの長さ調整」が出来ると便利
ストラップが長いと、ぶらついたり引っ掛かって邪魔になります。
長さ調整が出来る名札ケースもあるので、活用すると使い方の幅が広がります。
その際は、下記の様な「リール型の名札ケース」を選ぶと利便性が増します。
勤怠チェックやドアの開錠など、カードのタッチも楽々。
利用者から「名前を教えて」と言われた時も、すっと出せます。
邪魔にならない場所に装着する
似た考えになりますが、下記の様な「邪魔にならない場所」に装着する方法もあります。
- ズボンの腰裏
- ウエストポーチなどの小物
- 制服の内側
これは短いクリップ型の名札ケースで、実現しやすい方法です。
ストラップ型なら、制服下に入れるのもアリ。
普段着の上に制服を重ね着するスタイルなら、実現できるかと。
名札のクリップ種類も色々
クリップ付の名札は、その名の通り挟んで装着するタイプが主です。
小物に装着するなら、キーホルダー感覚で使えるカラビナフックもあります。
「ズボン腰裏のベルト通し」「ウエストポーチ」などに着けても良いかも。
常には着けないが、無くしたくない時にオススメです。
もちろん、入浴介助の時などは外してOK。
制服やエプロンに刺繍をする
おまけとして、制服やエプロンに刺繍を入れ名札代わりとするケースもあります。
本来の「名札」が目的なら安全面では1番です。
ただ手間もかかるし、制服貸与の職場では実現が難しい事情もあります。
近年は開錠や勤怠もカード化してきてますので、刺繍が活躍するケースは少ないでしょう。
ただ「相手が名札に触れないようエプロンをする」というのも、工夫の1つかと思います。
利用者への職員紹介という意味なら、写真を掲示する等の方法も可能です。
主任などの役職者は、名刺を持たされる事もあります。
介護士にオススメしたい名札ケース
ここからは、介護士向けのオススメ名札ケースを紹介。
介護職目線で名札ホルダーを見ていきます。
リールストラップ型のネームホルダー
ストラップ型のネームホルダーでは、下記商品がオススメ。
金具の少ないデザインが介護で使いやすく、固定もできるリール式です。
オープン工業「吊り下げ名札 リール式(ソフト)」
ストラップ部も長さ調整可能、リール部の裏にはクリップがあり固定も可能。
常に名札を下げる場合も、ぶらぶらして邪魔になる事がありません。
胸ポケットにしまったり、固定する場合も「ストラップの長さ調整」で使いやすい。
私もよく使うタイプです。
クリップ付ネームホルダー
クリップホルダー型であれば、コチラはどうでしょう。
看護師向けブランドの商品より、リール付きのクリップタイプです。
アンファミエ「リール付き名札ケース」
「首掛けストラップは邪魔で嫌だ」という方は、クリップ型が良いですね。
カラーは8種類から選べるので、オシャレや好みを反映したい方にもオススメ。
クリップが気に入らない時は、記事中で紹介した「カラビナフック」もあります。
他商品ですが、名札用リール部だけも販売されてます。
今使ってるネームホルダーを着脱ボタンでカスタマイズも可能です。
可愛いデザインのネームホルダー
オシャレを意識して名札ケースを探してるならコチラ。
ワンポイントのアニマルデザインが可愛い、リール付きクリップホルダー。
ナースリー「カラフルアニマル リール付ネームホルダー」
こちらは、ナースリーの商品です。
可愛く派手さもないので、介護の雰囲気にも合ってますね。
カラーは3種で、それぞれアニマルデザインも異なります。
「ナースリー」は看護師向け通販ショップですが、介護士用品も多数扱ってます。
ポロシャツなどの制服も扱ってるので、興味があれば覗いてみて下さい。
介護職員に名札はいる?
調べてると、「介護職員に名札は必要か?」というトピックが目に入りました。
おまけとしてこの話題も取り扱ってみます。
私も昔はいらないと思ってたのですが、今は「介護職も持っても良い」と思ってます。
特養など介護度の高い環境だと、正直相手もそんな事をあまり求めてきません。
身体介助も多く、他より名札を邪魔に感じやすい環境です。
相手から「名前も知らないのは失礼だから、教えてほしい」といわれる事も…。
そんな時に名札は分かりやすく、相手が変われば挨拶や礼儀も意識するようになります。
しかしこの礼儀は、先の「特養の方」へも意識すべき内容だったとも思います。
他業界でも、お客さんへ名札や名刺を見せて挨拶しますよね。
介護職が同じ事をするのも、別におかしな事ではないと思うようになりました。
まぁ実際は危険だし邪魔なので、絶対なきゃダメとは思いません。
さいごに
今回は「介護職と名札」をテーマにお話ししました。
介護事業所でも、施錠や勤怠などのカード管理が増えてきました。
名札の必要性というより、そうした事情で名札を装着する環境が増えた印象です。
それでも、結局会社に言われたら名札を持つしかないワケで…。
そんな時、今回ご紹介した内容がお役に立てば幸いです。
当ブログでは、他にも介護職に関する内容をお伝えしてます。
介護士用品なども色々ご紹介してますので、良かったらご覧ください。
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