介護士が用意すべき仕事道具には、どんなモノがあるでしょうか?
介護士用品は、職場や好みなどで各自持ち物が異なります。
そこで今回は、オススメの介護士用品を幅広くご紹介します。
仕事の必需品から便利グッズまで、介護士の仕事での持ち物をまとめました。
持ち物の参考にどうぞ。
介護士の仕事での必需品
介護士用品にも色々ありますが、まずは仕事で必須となる持ち物から。
職場により異なりますが、多くは下記の様なモノが必須となります。
- 制服(入浴介助用含む)
- 仕事靴
- 印鑑、筆記用具
- マスク
介護士の必需品は「制服・靴・筆記用具(印鑑)」
まず用意すべきは、「制服」と「入浴介助用の服装」です。
制服貸与の職場もありますが、そうでなければ自分で用意する場合もあります。
特に入浴介助用の服は、自分で用意する事がほとんどです。
自分で用意する場合、制服は「ポロシャツにチノパン」。
入浴用は「Tシャツにハーフジャージ」等が基本です。
あとは、仕事靴(内履き)ですね。
仕事用の靴は、白のスニーカーが無難です。
基本的には、ヒールがなく踵まで隠れるシューズであればOKです。
入浴介助用のサンダル等は一般的に職場で用意され、自分で用意せずとも大丈夫です。
服でも靴でも、「安全で動きやすいモノ」がポイントです。
介護現場で必要な「印鑑」「筆記用具」
メモ帳やボールペンといった筆記用具、印鑑も介護職の必需品の1つ。
介護士の場合、メモ帳はポケットサイズのリングメモ。
会議やスケジュール管理用には、介護職用のケア手帳が実用的。
こちらは介護職向けにデザインされた手帳です。
書き込みスペースが多く、高齢者との会話に役立つ小ネタも掲載されてます。
ボールペンはメモの他、チェック表の記入等にも使います。
職場によっては赤や青も必要になるので、3色ボールペンがオススメ。
印鑑はシャチハタでOKです。
これは申し送りや服薬の「確認印」等に使います。
セットになってるツインタイプもあるので、後ほど紹介します。
介護職員は「常時マスク着用」に
介護職員は、仕事中は常時マスク着用です。
すっかり介護職の必需品となりました。
マスクは職場から配布される事もありますが、基本的には自分で用意します。
用意するマスクは、普通に市販されてるマスクで大丈夫です。
中には、自分で縫って用意してる方もいますね。
またコロナ陽性者のいる現場では、N95マスクの使用・配布もされてます。
利用者様の嘔吐処理時など、マスクが特に必要となる場面もあります。
必需品は「介護士用品の専門ショップ」で揃う
介護士用品を用意する際は、専門ショップを使うと実用的なグッズが手に入ります。
介護士用品は、主に看護師系のショップで扱ってます。
必需品から便利グッズまで、大体は揃ってますよ。
介護士用品も扱ってますし、介護ウェアなんかは「繰り返し洗濯」に強いモノが揃ってます。
腰痛ベルトやサポーターも扱ってますよ。
介護職にオススメしたい便利グッズ
必須用品とは別に、介護士向けの便利な仕事グッズを紹介します。
職場や仕事場面に応じ、選んでみて下さい。
- ツインタイプの印鑑
- 介護士用エプロン
- ペンライト
- 名札、PHSストラップ
- 訪問介護バッグ
- 腰痛ベルト
- 制汗スプレー
今回は、ナースリーを中心に商品を紹介させて頂きました。
※画像クリックで商品ページに移ります。
それではどうぞ!
ツインネーム印(印鑑・訂正印)
記録確認の印など、印鑑は必須レベルで毎日使用します。
「利用者様の薬チェック」や「書類の確認」など、サインとしても使用されます。
※監査などのチェックもあり、大事な書類には修正液が使用できません。
仕事で使う印鑑は、認め印と訂正印がセットのツインタイプがお勧め。
⇒ シヤチハタ ネームエルツイン
上記とは別に、キャップレスタイプもオススメ。
忙しい業務中でも、取り出してすぐ押印できます。
⇒シャチハタフルネーム印の使い道は?
介護士用エプロン
制服の1つとして、介護士にエプロンの着用を義務付けてる職場もあります。
介護士は水仕事や食事介助などで衣服が汚れる事が多く、その防止にエプロンが使用されます。
特にルールが無い場合は、使用は個人の自由です。
衣服を汚さない様、自分で用意し愛用する職員も多くいますよ。
使用者の間では、ショート丈が動きやすく人気ですね。
⇒介護士用のおすすめエプロンを特集!
ペンライト
夜勤中に持ち物として用意しておきたいのが、ペンライトです。
居室の電気が消えているのもあり、巡視での様子確認が難しいです。
電気をつけては入居者様を起こしてしまうので、ペンライトを持つと仕事が捗ります。
こちらのペンライトが明るすぎず、軽量で使いやすいです。
単4の乾電池で動きます
特変があっても「寝ている様に見えた」という事もあるので、早めの気付きが大切です。
口腔内の様子確認など、夜勤の巡視以外でも出番はありますよ。
その他夜勤の持ち物は、下記記事を参考下さい。
PHS等のストラップホルダー
介護施設では、利用者様のナースコールを受けるのにPHSを使用します。
転倒防止の為のセンサーマットの反応も拾うので、大事な仕事道具ですね。
仕事中に職員が持ち歩く事が多いかと思います。
PHSはポケットに入れると落としやすく、トイレ介助中に水没なんて危険もあります。
「どこかに置いてきた?」と焦ってしまう事も…
携帯ストラップを使用して、首掛けやベルトに装着すれば紛失や水没事故を防げます。
思わぬところに忘れる事も多いので、ぜひオススメしたいですね。
ネームホルダー
介護事業所によっては、業務中に名札を付ける必要があります。
また近年は、勤怠や開錠にIDカードを使用する職場も増えてます。
また身体介護中は邪魔になるし、危険もあります。
使いやすいネームホルダーを自分で用意するのもオススメです。
例えば、こちらはストラップの長さ調整が出来るタイプ。
勤怠用のIDカードも使用できます。
⇒【介護職向け名札ケース】介護で邪魔にならないネームホルダーは?
ウエストポーチ
ここまで色々紹介しましたが、介護職って仕事中の持ち物が多いんです。
私も仕事中の持ち物が多くて、よく物を無くしそうになります。
これら持ち物を無くさず管理するには、ウエストポーチが便利。
オーガナイザーとも呼ばれる商品で、シザーバッグの様な見た目が特徴。
ポーチを腰裏にくるよう装着すれば、介助での危険も少ないかと。
「ポケットの管理が大変」と思ったら、ご検討ください。
「小物入れ」で貴重品管理
「ウエストポーチを使う程じゃないけど…」という方には、小物入れもオススメ。
- 印鑑
- ロッカーのカギ
こうした小物や貴重品を入れて持ち歩けば、紛失を防ぎやすくなります。
私なんかは、印鑑とカギ、絆創膏を数枚入れて持ち歩いてます。
貴重品の管理やとっさのケガに対応できて便利です。
100均などでも手に入りますが、紹介するならこんな感じでしょうか。
ポケットに入るサイズで、柔らかめのファスナータイプが良いですね。
通勤・訪問介護バッグ
訪問介護員として働く際には、仕事道具をバッグに入れ持参したりします。
この訪問介護バッグは、会社で支給される事もありますが…
無かったり好みのモノを使いたい場合、ご自身で購入する必要があります。
色々と見てみたところ、こちらの訪問介護バッグが使いやすそう。
リュックとトートバッグを使い分けられます。
ゴミ袋や汚れた物用の収納スペースもあるので、使い勝手がよさそうです。
通勤バッグは「トートバッグ」が便利
施設介護士さんの場合も、通勤バッグも結構大事です。
「制服」や「入浴介助用の服」などで、意外に荷物がかさばります。
職場によってはレク用品や雑貨などもあるでしょう。
個人的には、トートバッグがオススメ。
容量も豊富で、制服なんかを入れても余裕があります。
雰囲気としては、こんな感じでしょうか。
夜勤で飲食物が持ち込むなど、荷物が多ければもう少し大きくても良いかも。
介護士向けの腰痛ベルト
介護の仕事は、利用者を抱える事が多く、腰を痛める人が沢山います。
繰り返しのオムツ交換などでも、腰を悪くしてしまうケースも。
そこで腰痛防止の為、サポーターや腰痛ベルトを使用される方もいます。
例えば、こちらの様な商品。
上記のベルトは男女兼用、腰や背中にかかる負担を分散し、腰痛を予防します。
実店舗だと売っているお店は少ないので、ネットの方が入手しやすいかもしれません。
制汗剤や消臭スプレー
介護士は仕事中にけっこう汗をかきます。
身体介護も多く、入浴介助があると汗だくになってしまう事も。
相手を抱えたり触れたりする機会も多く、そうなると気になるのは臭い。
私なんかは、制汗剤や消臭スプレーをよく持ち歩いてます。
最近使ってて良かったのが、「マンダムのデオドラントミスト」。
小型で持ち歩きやすく、臭いも強くなく不快感が無いのでオススメ。
花せっけんの香りが特に好きです
入浴介助後なんかは、しっかり拭けるシートタイプが良いですね。
介護士に必要なその他持ち物
その他にも、介護士が仕事で使う持ち物は沢山あります。
ただ下記の様なグッズは、大抵は職場で用意されてるので大丈夫です。
- 使い捨てグローブ
- 血圧計や体温計
- 入浴介助用のサンダル
とりあえずは「制服」と「靴」、「筆記用具」「マスク」があれば何とかなります。
それ以外で欲しいと思うモノがあれば、働きながら揃えるのがオススメです。
また介護士の持ち物には、夜勤に入る時に必要なモノもあります。
例えば、下記グッズですね。
- 夜食や飲みもの
- 上着
- 眠気覚まし
普段の勤務でも食事や飲み物を用意すると思いますが、介護夜勤は長丁場。
特に飲み物は、普段より多めに用意しましょう。
⇒夜勤介護士の持ち物を紹介!飲食物や便利グッズ、仕事用品まで
まとめ
今回は、必須介護士用品と便利グッズについてお話ししました。
自分で用意すべき必須道具は少ないですが、色々と工夫する事で仕事がしやすくなります。
特に介護ウェアと靴は、毎日常に身につけておく物です。
ちょっと良いモノを選んだりこだわりを持つ事で、負担を減らして気分よく働けます。
歩く時間も多い仕事なので、良い靴を選ぶと疲れも減ると思います。
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