介護施設を利用するにあたり、情報収集はとても重要です。
施設ホームぺージでも情報が見れますが、入居を考えるならもっと詳細な情報が欲しいところ。
そこで当記事では、「老人ホームの資料請求方法と資料の見方」を紹介。
上記資料から分かる事、チェックすべきポイント等をお話しします。
老人ホームの資料請求方法
老人ホームへの資料請求時には、下記の資料が入手できます。
- 施設パンフレット
- 重要事項説明書
重要事項説明書は、契約サービスや職員体制等の具体的な情報。
パンフレットは、より分かりやすいアピール資料という感じですね。
まずはこれらの資料請求の方法から確認しましょう。
「施設ホームページ」や「電話」で問い合わせる
資料請求は、主に老人ホームに問い合わせる事で可能です。
その際は、「電話」か「ホームページの問い合わせフォーム」等を利用します。
ホームページ上で公開している施設もあるので、一度は確認してみると良いですね。
ただ施設HPでは、資料請求用のフォームが無い事もあります。
やり取りが面倒なら、電話連絡の方がすぐに要件を話せる分、楽かもしれませんね。
また資料請求の際には、下記の様な情報が必要になる事があります。
- 住所や氏名
- 電話番号
- メールアドレス
もちろん施設見学の際に貰う事も可能です。
比較検討なら「老人ホームの情報サイト」で資料請求する
もう1つが「老人ホームの施設情報サイト」を利用する方法です。
これは施設紹介や入居相談など、老人ホーム選びをサポートするサービス。
資料請求だけでなく、施設見学の日程調整等も行ってくれます。
言ってしまえば、転職サイトの老人ホーム入居バージョンですね。
施設情報サイトでは、地域や施設種類などで老人ホームを検索できます。
気になった施設があれば、まとめて資料請求が可能。
下記の様なサービスですね。
この方法は、一度に沢山の情報が入手できるのがメリット。
じっくりと比較検討したい方にオススメのサービスです。
利用登録は無料ですが、希望条件を伝える為、基本情報に加え「エリア」「予算」といった情報の入力が必要になる事があります。
介護における「重要事項説明書」とは
冒頭でお話しした「重要事項説明書」とは、施設の具体的な情報を示した資料。
契約料金やサービス内容、運営元や建物の情報等、老人ホームの詳細情報が掲載されます。
重要事項説明書の記載内容
有料老人ホームを例に、その内容をご紹介します。
ちょっと長くなります。
有料老人ホームの重要事項説明書
※全国有料老人ホーム協会を参考
項目 | 内容 |
---|---|
事業主体概要 | 事業者の所在地、代表者 実施事業の内容など |
有料老人ホーム事業の概要 | 施設の所在地や連絡先 交通アクセスなど |
建物概要 | 土地や建物の詳細 居室の間取り、消防設備など |
サービスの内容 | 運営の方針や特色、介護サービスの内容 医療連携、入居要件など |
職員体制 | 職員の人数や職種、雇用形態 保有資格などの情報 |
利用料金 | 利用料金の支払い方法やプラン 算定根拠など |
入居者の状況 | 入居者の人数や性別 平均年齢や要介護度など |
苦情・事故等に関する体制 | 連絡窓口や対応など |
入居希望者への事前の情報開示 | 入居契約書の雛型や財務諸表 これらの公開状況 |
こんな感じで、施設の利用料金から内部情報まで詳細に書かれてます。
難しい内容も多いですが、交通アクセスや居室など便利な内容も多いですよ。
利用者や職員の人数まで知れるので、入居を検討するならぜひ入手したい資料です。
施設を公平な目で知れる重要資料
重要事項説明書は、数値も含めた詳細資料です。
職員数や料金、建築年数など、集客に不都合な情報も記す必要があります。
施設側の伝えたくない情報含め、公平な目で施設を見られる資料ですね。
重要事項説明書は、上手く利用すれば様々な事が見えてきます。
- 他より職員の数や勤続年数が少ない
- 自分の家族に似た状態の入居者がいるか
- 料金プランや額の比較
重要事項説明書の見方は、同種類で近い規模の施設と比較すると分かりやすいですね。
他にも例えば、「運営歴や入居者数が多いのに、職員数や勤続年数が他より少ない」。
こんな時は、職員が働きにくい施設という可能性がありますよね。
すると、サービスの質低下や運営状況の悪化など、色々な懸念が見えてきます。
複数の施設で比較すると、施設の違いが見えてくるはずです。
老人ホームのパンフレット内容
老人ホームの基本的な資料である「パンフレット」についても紹介しておきます。
パンフレットは、読みやすい形で施設情報を伝える資料。
写真や画像を積極的に使い、視覚的にも施設の魅力を分かりやすく知る事が出来ます。
- 施設方針や理念
- 居室のやフロアガイド
- サービス内容や生活の様子
こうした情報を、画像と共に分かりやすく説明されます。
詳細な情報には欠けますが、施設の様子をイメージしやすく強みも分かりやすく表現されてます。
施設側が自覚してる強み、アピールポイントが見られる資料ですね。
最初のとっかかりとして最適の資料です。
集客用の資料ですので、ただ施設内の写真などはオープン当初のキレイな物が選ばれます。
モデルを使ったパンフレットも多くあり、伝えたい事のみに集約される点は注意。
施設HPでブログを運営してれば、掲載写真からリアルな姿を知る事が出来る可能性もありますよ。
資料請求後は「施設見学」に行く
資料を見て良い施設が見つかったら、施設見学に行きましょう。
百聞は一見に如かずで、自分の目で見て初めて分かる事が沢山あります。
「イメージより悪い」「思ったより良かった」など、何かしらの発見があるはずです。
職員の案内や相談を受け、解決する疑問や不安も多くあります。
資料を見て気になる所は、事前にチェックしておきましょう。
施設見学も、老人ホームに申し込み予約をすれば可能ですよ。
施設情報サイトでも見学予約の統制をしてくれます。
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