バッグや財布など、大事な物を無くさないよう守る紛失防止タグ。
スマートタグとも呼ばれ、スマホアプリを使って位置検知や置き忘れ防止が出来ます。
なかでも人気商品であるMAMORIOシリーズより、MAMORIO REを紹介。
実際に使ってみたので、「MAMORIO REの使い方とレビュー」をまとめました。
「GPSと何が違うのか?」という方にも、ご参考頂けると思います。
MAMORIOとは
MAMORIOとは、所謂「紛失防止タグ」と呼ばれる商品。
財布やバッグなど、無くしたくない物に装着。
スマホアプリを使用し、置き忘れ通知や位置情報で紛失防止ができるというグッズ。
これをスマホのMAMORIOアプリと接続し、スマホのGPSで位置情報を取得します。
簡単に言うと、スマホと接続する事で位置情報を確認できるデバイスですね。
本体にGPS機能はなく、スマホアプリの使用が前提となります。
紛失時には、「MAMORIOが最後にスマホで検知した場所」を確認できます。
他にもMAMORIOとスマホが離れた時も、置き忘れ検知をしてくれます。
その為、紛失時には他MAMORIOユーザーと協力して探す事も可能です。
「MAMORIO RE」の仕様・特徴
MAMORIOには、様々な種類があります。
例えばスタンダードな「キーホルダー型」、財布に入れやすい「カード型」など…
紛失防止したい物や使い方に応じ、種類を選べます。
今回紹介する「MAMORIO RE」は、電池交換で繰り返し使えるタイプ。
交換不可で買い替えが必要なMAMORIOもある為、1つで長く使えるのが特徴ですね。
下記は、MAMORIO REの主な仕様です。
参考価格 ※公式ショップより | 3,480円(税抜) |
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対応機種 | 【Bluetooth4.0対応】 ・iOS10以上のiPhone(5以降) ・Android4.3以降のAndroid端末 |
サイズ | 縦 23mm × 横 36.5mm × 厚さ 3.7mm 重量:3.4g |
通信方法・有効距離 | Bluetooth4.0、約30m |
電池 | リチウム電池(CR2016) 電池寿命 約11ヶ月(初期電池付属、交換可能) |
約2~3cmの長方形という、かなりの小型です。
薄型軽量で、持ち運びしやすいデザインが特徴ですね。
他にもオリジナルシールが付いており、他MAMORIOとの区別に使えます。
バッグや鍵に付ければ、紛失もしにくくなります。
「MAMORIO RE」の使い方
MAMORIO REを実際に使ってみます。
使用開始の為の初期設定、アプリの機能など…
実際の画面を見つつ、詳しく使い方を紹介します。
「MAMORIOアプリ」への登録・設定準備
利用を開始するには、まずMAMORIOアプリをダウンロードします。
アプリ起動後は、下記手順でMAMORIOの登録を行います。
- MAMORIOアプリを起動し、アカウントを作成
※要メールアドレスとパスワード - 本体の絶縁シートを外し、スマホをMAMOROに近づける
- 検知したMAMORIOをタップし、アプリに登録する
- MAMORIOを「何に付けるか」を設定する
※カテゴリや表示画像、名前を決める
アプリの利用には、アカウント登録が必要です。
アプリ起動後に、「新規アカウント作成」を選択。
メールアドレスと希望パスワードを入力し、届いたメールから登録を完了させましょう。
その後は、MAMORIOをアプリに登録する作業です。
本体の絶縁シートを外し、スマホに近づけます。
上手くいくと「登録可能なMAMORIOです!」と表示が出るので、これをタップします。
※Bluetooth、位置情報、モーション情報、プッシュ通知、バッテリー最適化
アプリ内からも設定変更可
最後は、MAMORIOを「何に付けるか(カテゴリ)」を選択します。
これはアプリ上でMAMORIOの表示に使います
それに加え、「表示画像」「名前」も選択。
画像登録はスキップも可で、これら設定は後からも変更できます。
MAMORIOの使用を開始する事が出来ます。
「MAMORIOアプリ」で出来ること
MAMORIOのアプリ画面は、「MAMORIO」「あなた」の2つのメニューで構成されます。
「MAMORIO」では、MAMORIOの位置情報や本体設定。
新たなMAMORIOの登録などが行えます。
「あなた」は、主にアカウントやアプリの設定に関する画面です。
他には、MAMORIOのすれ違い件数、ヘルプなども確認できます。
MAMORIOの検知には、アプリをバックグラウンドで開いている必要があります。
画面を開き続ける必要はないですが、起動終了すると検知できないので注意。
MAMORIOの「位置情報」と「検知履歴」を確認
「MAMORIO」の画面では、下記項目が確認できます。
- MAMORIOの位置情報
- 置き忘れ通知の設定
- 今日の移動履歴の確認
まずは、MAMORIOの位置情報ですね。
スマホに近いほど、黄色いランプが多く点滅します。
右側のベルマークをタップすれば、置き忘れ通知のON/OFFができます。
地図ではMAMORIOの検知位置と履歴、その日のスマホの移動履歴も確認可能。
移動履歴は、地図に青いライン敷かれる形で見る事ができます。
またGPSの正確性は、スマホの性能に依存します。
「置き忘れ通知」「みんなで探す」設定を変更する
登録したMAMORIOをタップすれば、本体の設定変更も可能。
「カテゴリ」や「名前」。
「置き忘れ通知のON/OFF、タイミング」等を変更できます。
MAMORIOの「置き忘れ通知」は、下記仕組みで行われます。
- スマホのGPS更新で、MAMORIOから150m離れた事を確認。
- MAMORIOをチェックできた時間から、49秒以上経過
これらをMAMORIOアプリが確認すると、通知が来ます。
本体設定では、みんなでさがす機能のON/OFFも変更できます。
これは、アプリを入れた他MAMORIOユーザーと協力する機能。
ONにすると、他ユーザーと対象MAMORIOがすれ違った時に場所を伝えてくれます。
すれ違っても、他ユーザーに場所は伝わりません。
「すれ違い件数」や「アプリ設定」を確認
あなた画面では、アカウント設定やヘルプ情報が確認できます。
他には、すれ違ったMAMORIOの件数も確認可能。
自分以外のすれ違い件数も確認できるようで、結構発生してますね。
自分のすれ違い履歴を確認したら、1件発生してました。
普段外出は少ないし、該当日もコンビニに行ったぐらい。
そう考えると、結構ユーザーは多いのかな?
使用・購入前に一度目を通しておく事をオススメします。
その他機能「OTAKIAGE」「安心プラン」
MAMORIOで覚えておきたい、特徴的な下記2項目も説明しておきます。
- OTAKIAGE
- 安心プラン
OTAKIAGEは、MAMORIOの次世代機を10~50%で購入できる特典。
初回登録から180日経過したMAMORIOの買い替えに使用できます。
機種で割引率は異なりますが、好きな物を選ぶことが出来ます。
安心プランは、所謂「有料サブスク」。
年間1,000円(税抜)で利用でき、下記特典が受けられます。
- 紛失時にみんなでさがすを自動ON
- 発見支援サポート
- 紛失・盗難保険
発見支援サポートは、紛失時にMAMORIO社に連絡する事で受けられます。
サポートチームがアプリデータを参照し、発見を支援します。
発見が困難と判断された場合、MAMORIOからau損保険株式会社に保険金を請求。
保険金が支払われます。
MAMORIOの「紛失盗難保険の対象品」
紛失盗難保険は、購入後5年以内の下記品が対象。
- 財布(上限3万円)
- バッグ(上限3万円)
- 電子機器(上限2万円)
- 鍵(上限2万円)
このため安心プランの加入には、MAMORIOに上記カテゴリを設定する必要があります。
「MAMORIO RE」の電池交換方法
「MAMORIO RE」の電池交換には、細くて硬いモノが必要です。
これを本体の隙間に差し込み、滑らすようにして開きます。
画像でも見にくいですが、本体をよく見ると細い隙間があります。
ギターピックやマイナスドライバー等を使用し、ここを開きます。
今回はマイナスドライバーを使用し、開けてみました。
隙間はかなり細いので、小さめの物を用意しましょう。
文字が書かれているプラス面を上にしてセットします。
電池寿命は、約11ヶ月。
電池の残量は、アプリの「本体設定」からも確認できます。
「MAMORIO RE」のレビュー
それでは、MAMORIO REを使用しての個人レビューに移ります。
私の感想要約はこちら。
- アプリの使い勝手、検知性能は良好
- 電池交換で長くコスパ良く使える
- 公式サポートの充実で、安心して使える
- レザーチャーム等がないと、持ち歩きにはやや不便か?
性能・価格共に満足いく内容であり、アプリも使いやすいです。
公式のサポートも充実しており、保証金制度がある事も魅力。
持ち運びに困る場面もありますが、レザーチャームの使用で解決可能です。
良い点【置き忘れ通知機能、コスパの良さ】
「MAMORIO RE」を使い、良いと思った点はこちら。
- 検知性能が良く、置き忘れ通知も便利
- 何にでも使えるデザイン
- 電池交換が可能、電池残量も分かる
- 公式のヘルプ情報、サポート充実
まずMAMORIOの検知がしっかり行える点。
検知レベルの上下に多少ラグは感じますが、十分実用的。
GPS性能はスマホ依存となりますが、あまりに古いモノでなければ問題ないでしょう。
本体だけでなく、スマホの移動履歴も見れるのは気が利いてます。
「置き忘れ検知機能」が標準搭載なのも魅力。
似た商品であるTileでは、有料機能となっていました。
公式のヘルプも充実しており、安心して利用できます。
特に最大3万円とはいえ、金額保証が受けられるのはMAMORIO独自の魅力。
REならではメリットは、何より電池交換ができる点。
アプリで電池残量も分かりますし、いつでも安心感を持って使用できます。
REは電池交換が必要とは言え、電池寿命は約11ヶ月です。
電池も安価なので、長期的にはコスパの良い商品ですね。
財布やバッグなど様々な物に対応でき、邪魔になりにくいデザインですね。
気になる点【他と比較し、単体で持ち歩きにくい】
MAMORIO REで、気になった点は下記。
- 小型軽量故に紛失しやすく、小物が必要になる
- 電池交換がやや行いにくい
- バックグラウンドとはいえ、アプリを開き続ける必要がある
「RE」で気になったのは、小型故に紛失しやすいこと。
使用場所が想定された他シリーズと比べ、使用しにくい場面があります。
例えば標準型の「キーホルダー型」は、キーリングや紐等に取り付ける事が可能。
カード型であれば、財布にしまいやすいデザインです。
他シリーズと比較し、「MAMORIO RE」のデザインはあまりにシンプル。
単体ではやや使いにくい印象となります。
ただRE対応のレザーチャームがあり、併用する事でキーホルダー感覚で使用可能。
チャームは約1,600円で購入できます。
長期的なコスパに優れるとはいえ、使用が前提になるような点は好みが分かれるでしょう。
また電池交換部が開けにくく、開閉時に本体外部を傷つけやすい印象も。
外部に傷がついても使用に問題ないですが、気になる人はいそうです。
加え、カード型は充電が可能。
繰り返し利用は、REだけのメリットではありません。
比較しREは電池寿命は約11か月で、電池も安価です。
またMAMORIOの検知には、アプリをバックグラウンドで開き続ける必要があります。
MAMORIOというより、紛失防止タグ全般のデメリットですね。
まとめ【サポート充実で長く使えるスマートタグ】
MAMORIOの総評としては、安心親切な紛失防止タグ。
使用方法や仕組みを理解すれば、信頼して使えるオススメ商品。
財布やバッグなど、大切な物に付けたい便利グッズですね。
公式のヘルプやOTAKIAGE制度も含め、使用者に寄り添った商品です。
有料とはいえ、保証金制度があるのも独自の強み。
「MAMORIO RE」を選ぶメリットは、電池交換で繰り返し使える点。
電池切れの心配も少なく、何度も買い替える心配も少ないです。
電池も安価で長持ちするので、コスパも◎。
長く付き合えるMAMORIOですね。
本体のみだと持ち運びに悩む可能性がある為、使用推奨です。
購入するのであれば、「レザーチャームとMAMORIO REのセット」がオススメ。
セット価格は、約4,300円。
それぞれを単品で買うより、少しお得に購入できます。
チャームの色は、黒の他にピンクやブルーも用意されてます。
MAMORIOは「高齢者」に活用できる?
当ブログテーマもあり、MAMORIOは「高齢者に活用できるか?」を考えてみます。
紛失防止タグを高齢者を対象に使用する際、下記2つの方法があります。
- 高齢者自身が紛失防止グッズとして活用
- 高齢者の見守り目的に使う
どちらにしても、MAMORIOがスマホ前提の商品である事。
本体にGPS機能がない事がポイントになります。
高齢者の無くし物対策に使うには、本人が日常的にスマホを使用している事。
アプリの使い方をよく理解している必要性があります。
もし難しいならば、小型GPSを使って介護者がサポートする。
または、屋内の無くし物には「キーファインダー」を活用する等の方法があります。
見守りに使うのであれば、本人にMAMORIOを持ってもらう事になります。
外出中に近くにいてもらい、離れた時の検知を活用する。
あるいは、「みんなで探す機能」を活用するような形になるかと思います。
ただ離れてしまった時の緊急性を考えると、結構不安が残ります。
特に認知症の徘徊対策に使用するには不向きなので、注意しましょう。
確実性や早期発見を求めるならば、本人に小型GPSを持ってもらう方が得策です。
ただ小型GPSの利用には、月・年単位での利用料金が発生します。
安全性ではGPSを推奨しますが、どの程度を期待して使用するかは人により異なるでしょう。
⇒認知症のおすすめ徘徊対策グッズまとめ【GPS・徘徊センサー】
さいごに
今回は「MAMORIO REの使い方と使用レビュー」の紹介でした。
記事中で紹介しきれませんでしたが、REに対応した小物は他にもあります。
例えば、ポケットのついた「キーリング」や「財布」。
「パスケース」等があります。
特にパスケースは色も豊富で可愛く、普通に使いたいデザイン。
SuicaやPASMOなど、交通系ICカードと一緒に使いたいですね。
購入を検討する際は、シリーズを色々と見てみる事をオススメします。
当ブログでは、他にも様々な商品も紹介してます。
特に高齢者・介護に関する物を多く扱ってるので、良ければ他記事もどうぞ。
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