高齢者は、身体機能の低下により入浴中に身体を洗うのが難しくなります。
「背中が上手く洗えない」というのも、よくある悩みです。
 介護をされてる方で、入浴介助で使う洗身タオルが気になる方もいると思います。
そんな方へ、「高齢者や介護向けのオススメお風呂タオル」を紹介します。
高齢者が入浴で身体を洗いやすくするグッズをお伝えします。
介護や高齢者向けのお風呂タオルは?

高齢者や介護向けの入浴タオルは、よく下記の物が使われます。
- フェイスタオル
 - 泡立ちの良い入浴用タオル
 - 手袋型入浴タオル
 - 身体を洗う自助具
 
前者2つは、一般的なお風呂タオルですね。
 身体が元気で自分で洗える方には、こちらの方が馴染みもあり使いやすいでしょう。
手袋型や自助具と呼ばれるタオル類は、身体が不自由な方向けのボディタオル。
介護が必要だったり、身体が動かしにくいけど自分で洗いたい時に便利な商品です。
お風呂タオルは「柔らかく泡立ちの良い物」を

最もポピュラーなのは、泡立ちの良い風呂タオルやフェイスタオル等。
フェイスタオルは用意もしやすいですが、ちょっと泡立ちが良くないです。
 また高齢者には、肌が弱く傷つきやすい方も多くなります。
これらも踏まえると、お風呂用には柔らかく泡立ちの良いタオルが理想ですね。
自分で身体が洗えない時は「入浴介助用のタオル」
自分で身体を洗う事が難しい時は、介護用や自助用のタオル類を使用しましょう。

先述した手袋型タオルも、そんな時に便利な商品。
「手にはめて身体を洗えるタオル」なので、握る事が難しい方にも使用できます。
 介助者にも使用しやすく、なでるように洗えるので皮膚を傷つけにくいです。
足の指など細かい所も洗いやすいので、介護用の入浴タオルとしてオススメ。
洗身用の自助具(福祉用品)

その他にもお風呂用の自助具には、色々な商品があります。
- 長柄のブラシ・スポンジ
 - ループ付きタオル
 - バス用の固定ブラシ
 
長柄のブラシを使えば、手が届きにくい場所も洗う事が出来ます。
「真っ直ぐなタイプ」なら、足先などを。
 「U字型のタイプ」なら、片手で背中も洗えます。
※下記は背中用
ループ付きタオルとは、「両端にループ(輪)がついた洗身タオル」です。
輪に手を通したり、掴んだり引っかけたりなど…
 様々な持ち方が出来るタオルですね。
オススメの「お風呂用の洗体タオル」

高齢者や介護向けの「風呂タオル」「洗身自助具」から、オススメ商品を紹介。
自分で身体を洗いたい方にも、入浴介助での使用にも出来る物を選びました。
キクロン「あわあみボディタオル 泡綿」
まずはどなたにも使いやすい風呂タオルから。
柔らかく泡立ちの良い、風呂用綿タオルです。
 自分で身体を洗うにも、介助が必要な方にもオススメ。
キクロン「あわあみボディタオル 泡綿」
| 価格 ※Amazon参考  | 約370円 | 
|---|---|
| 素材 | 表生地:綿 中生地:ポリエステル・ポリエチレン  | 
| こんな人にオススメ | 誰にでも | 
こちらは、4重編みという独自構造を採用したタオル。
 外生地はお肌に優しい「綿100%」、中生地は「泡立ちの良い素材」を使用してます。
タオルの両端は指を掛けられるので、背中を洗う時も便利。
マーナ「メッシュスポンジ」
洗身用のスポンジもあるのでご紹介。
 伸縮性があり、持ち手の紐もあるので、背中も楽に洗えます。
マーナ「メッシュスポンジ」
| 価格 ※Amazon参考  | 約530円 | 
|---|---|
| 素材 | ポリエチレン | 
| こんな人にオススメ | 自分で身体が洗える | 
スポンジ型は、持ちやすく洗いやすいのが特徴。
 タオルに使いにくさを感じたら、こちらを試してみるのも良いかもしれませんね。
マーナでは、他にも「泡立ち」にこだわったお風呂用品を扱ってます。
興味が合ったら、比較してお好きな方をどうぞ。
オカモト「浴用手袋(やさしい手)」
こちらは、手袋型のお風呂タオル。
 手にはめて洗えるタオルで、軍手のような形が特徴。
主に介護が必要な方に対し、施設等でよく使用されます。
オカモト「浴用手袋(やさしい手)」
| 価格 ※Amazon参考  | 約1,230円 | 
|---|---|
| 素材 | ポリプロピレン95% ポリウレタン5%  | 
| こんな人にオススメ | 入浴介助用のタオルに | 
私も仕事で使いましたが、手足の指の間など、身体の細かな所も洗いやすいです。
 なでるよう優しく洗えるし、汚れもしっかり落とせます。
綿素材にこだわりたい方は、下記の手袋型タオルもオススメ。
ループ付ロングボディタオル「湯快」
入浴用の自助具の1つに、ループ付きタオルがあります。
これは両端に「ループ(輪)」がついた風呂タオル。
 タオルが握れない時などに、身体を洗う事を助ける福祉用品です。
ループ付ロングボディタオル「湯快」
| 価格 ※Yahoo参考  | 約1,980円 | 
|---|---|
| 素材 | ポリエステル・ナイロン | 
| こんな人にオススメ | ・身体が上手く動かない ・自分で身体を洗いたい  | 
ループ付きタオルでのオススメは、こちらの「湯快」。
 指先だけだけでなく、腕ごと輪に通す事が出来る数少ない商品。
全体幅は110cm、ループ部の幅は17cm。
かなりゆとりのあるデザインになってます。
両端を折り返し、縫い合わせループ部を作る、といった方法があります。
相模ゴム「Beauty ボディウォッシュクロス」
握ることは出来るけど、足や背中が上手く届かない。
そんな時は、長柄のボディスポンジがオススメ。
相模ゴム「Beauty ボディウォッシュクロス」
| 価格 ※Yahoo参考  | 約4,100円 | 
|---|---|
| 全長 | 38.5cm | 
| こんな人にオススメ | ・身体が上手く動かない ・自分で身体を洗いたい  | 
スポンジ部は水を吸収しにくく、重さで使いにくくなりません。
関節や筋肉に負担がかからない様、配慮されてます。
相模ゴムでは、他にも下記のボディケア補助具等も扱ってます。
- ヘアウォッシャー
 - 背中用ボディクロス
 - ヘアブラシ
 
同じボディクロスでも、背中用はデザインが異なります。
※背中用に、柄が長く湾曲している
マツヨシ「手洗ブラシ(吸盤付)」
入浴タオルから離れますが、洗いの自助具として「固定ブラシ」も紹介します。
文字通り、ブラシを固定して使えるグッズですね。
マツヨシ「手洗ブラシ(吸盤付)」
こちらは、吸盤固定式の手洗いブラシ。
 片麻痺の方が、手や爪を洗う為の自助具です。
固定式ブラシの中には、壁に固定して背中を洗えるタイプ等もあります。
中でも、購入しやすい手洗いブラシを紹介した次第です。
他の片手で使える自助具には、「ワンハンド爪切り」「ソックスエイド」等があります。
※詳細は、上記リンク先の解説記事でどうぞ
お風呂に関する「福祉用品」と「便利グッズ」
最後に「入浴用の自助具、介護用品」などの関連情報をお伝えします。
もっとお風呂を安全で快適にしたり、入浴出来ない時の清潔維持したい。
そんな時は、下記用品を使用がオススメ。
- 転倒防止の「手すり」「滑り止めマット」
 - お風呂に入れない時の「身体拭き」「ドライシャンプー」
 - 入浴介助用の服装と便利グッズ
 
順にご説明します。
安全に入浴する為の介護・福祉用品
「浴槽を跨ぐのが辛い」、「すべって転ばないか心配」。
そんな時に使えるグッズには、下記があります。
- 浴槽用の手すり、バスボード
 - 滑り止め
 - 浴槽台
 

高齢者に多いお風呂の悩みが、「転倒」と「浴槽への出入り」。
 上記はそれを解決するためのグッズですね。
介護を必要とする方でも、より安全な入浴を可能にします。
詳細は下記記事にまとめてあります。

入浴出来ない時に「身体を洗う介護用品」
高齢になり介護が必要、身体の不調時。
 そうした時は、身体の負担から毎日の入浴が難しい事があります。

入浴が出来ない時の洗髪・洗身には、「身体拭き」や「ドライシャンプー」が適してます。
水や洗い流し不要で、汚れやニオイを落とす事が出来ますよ。
 ベッド上でも使用できるので、ぜひお試しください。
体をよりしっかり拭きたい場合、下記の様な清拭料というモノもあります。
これは「水に溶かしてタオルで絞り、体を拭く」というグッズですね。
体を洗う介護用品というと、ここで紹介したモノを指す事が多いですね。
 どれも現場での定番グッズですので、上手く活用してみて下さい。
入浴介助で使えるグッズ

入浴介助では、介助者にとっても大変な負担があります。
入浴中の付き添い、介護が必要な時は、介助中の服装や持ち物にも目を向けてみましょう。
入浴介助中は専用の服を用意し、撥水性の高い物を選ぶと良いですよ。
 安全性を増し、負担軽減につながるグッズもあるので活用して下さい。





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