介護の場では、前掛けとして食事用エプロンがよく使用されます。
ですが、「使用すべき時」「どんなものを選ぶべきか」は意外と難しいもの。
食事用エプロンは使用回数も多くなりがちなので、使い勝手の良い品を選びたい物。
当記事では、「介護用食事エプロンの種類やおすすめ商品」をまとめました。
自分で使ってみてのおすすめエプロンもご紹介します
※介護士など、介助する側のエプロンは下記をご覧ください
⇒介護士用のおすすめエプロンを特集!
介護で食事用エプロンの「使い方」と「使用タイミング」
介護用の食事エプロンは、撥水加工や食事をキャッチするポケット等が特徴。
デザインなども、大人向けの物が多く用意されてます。
持病や身体機能の低下で、上手く食事が摂れない時。
食事介助を必要な時などに使えば、衣服の汚れを気にせず食事が楽しめます。
食事用エプロンの機能と使い方
介護用食事エプロンの使い方は、普通に装着するだけ。
マジックテープで止めれば、首から簡単に装着出来ます。
そのままでも衣服の汚れは防げますが、こぼした食事は床にこぼれてしまいます。
そんな時は下記の様に使い方を工夫すると、より機能を活かす事が出来ます。
- お盆の下にエプロンの先端をはさむ
- 食べこぼし防止ポケットのあるエプロンを選ぶ
介護用食事エプロンには、食べこぼし防止のポケットがある商品があります。
このポケットが食事を受け止め、床にこぼれるのを防ぎます。
ポケットが無い場合も、ワイドタイプならお盆の下にエプロンを挟めば似た使い方が可能。
また介護用食事エプロンは、撥水加工に物が多く、水分の飲みこぼしにも強いです。
介護で食事エプロンが必要なタイミング
食事エプロンを使いたいタイミングとしては、やはり食べこぼしがある時です。
- 自分で食事が食べられるが、こぼしてしまう
- 食べこぼしが少ないが、衣服やテーブルを汚したくない
- 食事介助を必要とする
介助者による食事介助を行う時も、エプロンを使うのが一般的。
自分で食事が食べられるけど、体が上手く動かない。
食べこぼしが増え、衣服や床を汚してしまう事が増えた。
介助者としても、衣服汚れの更衣・洗濯等の負担を軽減できます。
高齢者介護での「食事用エプロンの種類と選び方」
介護で使う食事用エプロンは大きく分け、以下の2種類があります。
- 繰り返し利用できるタイプ
- 使い捨てタイプ
どちらにも良いところはあり、一長一短です。
これらは、撥水加工で表面がツルツルとしたデザインになっています。
食事中に濡れても大丈夫ですし、食事汚れによる染みが付きにくい仕様です。
「繰り返し利用可」の食事エプロン
介護用の食事エプロンは、「繰り返し利用できるタイプ」が主流です。
もし迷ったらこちらがオススメ、種類も多く様々なデザインを選ぶ事が出来ます。
施設で購入を頼まれた場合も、こちらを選べばOK。
利用後は洗濯機でまるごと水洗いし、繰り返し利用できるのが特徴。
エプロンの質も、繰り返しタイプの方が優れます。
またエプロンの丈やポケットの有無など、好みの物を選びやすいのもこちら。
例えば、ロング丈ならテーブルや衣服全体をカバー可能。
ポケットがあれば、食べこぼしをキャッチします。
こちらは「Amzonの口コミ」で評価の高い商品。
上記はオーソドックスなタイプですね。
凝ったデザインのものも発売されているので、利用者の好みに合わせることも可能です。
色褪せが目立つようになってきたら、買い替え時かと思います。
「使い捨てタイプ」の食事エプロン
使い捨てタイプは、毎回新しいものを使用できるので衛生的です。
洗濯の手間は省けますが、ゴミが出てしまうのが欠点ではあります。
外出先等での使用などに備え、1箱ストックしておくと便利かと思います。
デザインはシンプルなものが多く、透明なビニールエプロンが主流です。
多くは上記の商品のように、10枚~60枚ほどで1箱となっています。
利用する際は、1枚ずつ取り出して使用することが出来ます。
衛生面では優れますが、総合的な使い勝手は「洗えるタイプの方が優秀」ですね。
枚数がある分、1枚1枚の質は低いので、使い心地も良くないです。
介護用食事エプロンの選び方
繰り返し・使い捨てタイプ共に、「100円ショップ」等でもエプロンが売られてます。
但し、安かろう悪かろうというパターンが多く、あまりお勧めはしません。
食べこぼしを防ぐ、衣服を汚れから守るという、本来の目的を忘れないようにしましょう。
「介護用」の食事エプロンを選ぶ
また食事用エプロンは色々な所で販売されてますが、必ず介護用である事を確認し購入して下さい。
介護用でない場合、単におしゃれ用品であったり、食べこぼし防止に不向きだったりします。
子ども用のよだれかけ等と間違わない様にも注意。
「介護用(大人用)」という表記に注目して選びましょう。
迷ったら「繰り返し利用可のエプロン」
エプロン2タイプのメリット、デメリットを簡単にまとめました
〇種類が多く、個人にあった物を選べ、機能性に優れる
×洗濯が必要
使い捨てタイプ
〇毎回新しいものを使え、衛生的
×ゴミが出る、デザインはシンプルで質で劣る
既述の通り、個人的なおすすめは「繰り返しタイプ」。
機能性、使い心地、デザイン、これらにおいて優れてます。
使った事のある商品ですと、オススメは下記の食事エプロン。
幅が広くて使いやすく、滑りにくいのが特徴。
1日3回洗っても長く使えたので、耐久性も心配ないです。
迷ったらコレと言えるくらいにはオススメですね。
介護用食事エプロンのおすすめ商品
ここからは実際の商品から、おすすめ商品を紹介します。
洗えるタイプを中心に、幅広く食事用エプロンをまとめました。
ハビナース「すべらないエプロン」
まずは「オーソドックスな介護用食事エプロン」ですね。
先ほど洗濯可能なタイプとしておすすめした、人気商品です。
ハビナース「すべらないエプロン」
参考価格 ※amazon | 約1,200円 |
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タイプ | 洗濯対応 |
サイズ | 長さ108cm×幅78cm 首回り38~42cm |
デザイン |
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機能 | ・脇ギャザーによる食事ガード (ワイドタイプ) ・撥水加工 |
ワイドタイプのエプロンで、作ったポケットから食事がこぼれにくいのが特徴。
たるみの両脇に防波堤の様なギャザーができ、食べこぼしを防ぎます。
カラーは黄色基調の「ひまわり」、白と緑の「花畑」の2種類。
花畑の方がより万人向けな印象ですね。
ハビナース「簡単ポケット こぼさない食事エプロン」
同じくハビナースより、人気の介護用食事エプロンをもう1つ。
マジックテープを使い、食べこぼし防止ポケットを作れるタイプです。
ピジョン「簡単ポケット こぼさない食事エプロン」
参考価格 ※公式ショップより | 2,420円(税込) |
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タイプ | 洗濯対応 |
サイズ | 長さ106 × 幅70㎝(衿下88㎝) ※(ポケット使用時は長さ76cm) 首回り 約28~35㎝ |
機能 | ・食べこぼし防止ポケットを作れる |
実は記事中の画像も、当商品で紹介してました。
サイズも大きい方なので、どなたでも幅広く使えます。
テープを止め、ポケットを作るとこんな感じ。
こちらも定番商品の1つです。
Hathi「 介護福祉士監修 介護用エプロン」
こちらは介護福祉士が監修した食事用エプロン。
エプロン自体にしっかりした「ポケット」が付いてるのが特徴。
Hathi「 介護福祉士監修 介護用エプロン」
参考価格 ※amazon | 約1,500円 |
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タイプ | 洗濯対応 |
サイズ | 長さ84cm×幅46cm 首回り42~47cm |
デザイン |
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機能 | ・ポケット付き ・撥水加工 |
エプロンの裾部分にボタンが付いており、ポケットを作れる商品。
生地も厚手で乾きやすく、シワになりにくいのも特徴。
Amazonでの評価も高い人気商品です。
フットマーク 長持ちする大きなお食事エプロン
こちらは大きく、食べこぼしを広くカバーできる食事エプロン。
フリーサイズでカラーも豊富な為、男女兼用で使用できます。
フットマーク「長持ちする大きなお食事エプロン」
参考価格 ※amazon | 約1,100円 |
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タイプ | 洗濯対応 |
サイズ | 長さ105cm × 幅75cm 首下85cm |
デザイン | カラー8種 |
機能 | ・フリーサイズ ・撥水加工 |
価格も安く、カラーも豊富。
さらには耐久性もある人気商品ですね。
私も仕事で使ってますが、大きめで使いやすいです。
お盆などの下に敷き、広くカバーする使い方に向いてます。
デザインは、カラー毎に柄が少し異なります。
女性なら、花柄がおしゃれなローズ・パープル等がオススメ。
おしゃれな介護用食事エプロン
介護用食事エプロンには、オシャレなデザインもあります。
エプロンは便利ですが、いかにも「介助が必要です」という見た目が難点。
女性向けの「華やかエプロン」
まずは女性にオススメしたいおしゃれエプロン。
華やかで高級感のあるデザインで、食事が楽しくなりそうなエプロンですね。
iikuru「食事用エプロン(華やか2枚セット)」
参考価格 ※amazon | 約2,300円 |
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タイプ | 洗濯対応 |
サイズ | 長さ75cm×幅50cm |
機能 | ・ポケット機能 ・撥水加工 |
オシャレかつ、お得な2枚セットです。
撥水加工でポケットを作れるなど、機能にも優れてます。
男性向けの「ワイシャツ風エプロン」
こちらは男性向けのオシャレエプロン。
ワイシャツ風の自然なデザインが特徴ですね。
FOOTMARK「うきうきシャツエプロン」
参考価格 ※amazon | 約3,000円 |
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タイプ | 洗濯対応 |
サイズ | 長さ47cm×幅60cm 首回り35~47cm |
機能 | ・撥水加工 ・ポケット機能 |
画像では分かりにくいものの、ポケット機能も搭載です。
もちろん撥水機能にも対応。
上にカーディガンなどを羽織れば、食事エプロンだとも分かりませんよ。
男女兼用なので、女性の使用もOKです。
オオサキメディカル「使い捨て食事用エプロン」
もし使い捨てタイプが欲しいなら、下記商品がオススメ。
オオサキメディカル 「使い捨て食事用エプロン」
参考価格 ※amazon | 約1,100円 |
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タイプ | 使い捨て |
サイズ | 長さ55cm×幅60cm |
機能 | ・撥水加工 ・ワイドタイプ |
透明なビニールタイプの60枚入りです。
1日3食の3枚分で、20日分使えます。
ワイドタイプのエプロンで、お盆で固定しポケットを作るタイプですね。
エプロンだけじゃない「食事の介護用品」
食べこぼしを防ぐ方法は、食事エプロン以外にもいくつかあります。
そうした食事の介護用品、代替方法の情報もお伝えします。
ご本人が気分よく食事出来る方法を選びましょう。
「介護用食器」と「滑り止め」
エプロンが必要な理由の1つとして、食事が上手く口に運べない事があると思います。
「スプーンで上手くすくえない」、「口に運ぶ途中で落としてしまう」などですね。
そんな方のために、介護用のスプーンや食器があります。
身体が上手く動かせない方でも、食事がとりやすいよう設計されています。
使用する事で、「本人が自分で食べること」をサポートしてくれます。
また、「食器の滑り止め」を使用する方法も有効。
特に片手で食事をされる方にオススメしたいグッズですね。
専用のお盆なんかも開発されてます。
フェイスタオルを前掛けに使用する
エプロンの代替手段として、フェイスタオルを前掛けとして使用する事もあります。
普段は気にならないけど、「食事のソースが気になる」なんて時に便利ですね。
大袈裟な雰囲気も出ないので、コチラの方が拒否なく使用できる方もいるかもしれません。
また安易なエプロンの使用は、相手の自尊心を傷つける事があります。
「自分が情けない」「馬鹿にするな」と感じてしまう人もいるのです。
食事エプロンの使用前には、本人と意思確認も大切ですね。
他にも椅子や姿勢、食品など、食事には色々なアプローチ方法があります。
色々な面から総合的にサポートすると、問題の解決に繋がりやすくなりますよ。
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