高齢者介護ではどんな服が着せやすい?男女別の解説とおすすめ紹介

高齢者介護で着させやすい服家族の介護

高齢者介護では、ご家族が衣服を選ぶ機会が多くなります。
それだけでなく、介助で衣類を着せる必要も出てきますよね。

当記事では、「高齢者介護における衣類選びのポイント」を解説します。

  • 介護ではどんな服を選ぶべき?
  • 介護で着させやすい服
  • 高齢者介護でオススメの衣服

当記事は、ご家族などの介助者目線での衣服選びを紹介します。
「こんな感じが良い」というポイントを男性・女性別にお伝えします。

衣服は本人の好みも大切ですので、参考にしつつ一緒に衣服を選んであげて下さい。

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高齢者介護で「着させやすい服」とは

相談をするシニア夫婦

高齢者介護においても、基本的には普通の衣服を使用します。

最近は元気で若々しい人も増えており、高齢者も自由にオシャレを楽しんでますね。
ただその中でも、「着させやすい服」「自分で着やすい服」は存在します。

そうした衣類を選べば、更衣介助が楽になり、要介護者が出来る事が増え負担が軽減します。
まずは、それがどんな服かを見ていきます。

高齢者が着やすい衣服の特徴

高齢者の疑問

高齢者が着替える際、難しく感じやすいのは下記動作。

  • ボタンを留める
  • 背中の衣類を伸ばす
  • 袖を通す、かぶる
  • ズボンを下げる

上着であれば、袖を通したり頭からかぶる動作。
ズボンであれば、上げ下げや足を通す動作ですね。

小さいボタンを留める作業も、出来る方は少なくなります。

正解を教えるひよこ

そうした点を踏まえ、介護ではよく下記の衣服を使用します。

  • ウエストゴムのズボン
  • 大きめボタンの衣服
  • ゆったりしており、伸縮性のある物

下記は、高齢者介護で良く見る衣服の1つ。

少しゆったりしたデザインで、伸び縮みするような物ですね。

伸縮性というと分かりにくいですが、スウェットやトレーナー。
ジャージやニットセーターなどをイメージすると良いでしょう。

更衣介助をしやすくする介護衣類

介護向けの衣類には、下記の様な特徴的な物も存在します。

  • マジックテープ式のシャツ
  • 両開閉式のズボン・シャツ
  • 前開きの服(Yシャツ、カーディガン)

特に前者2つは、介護衣類などと呼ばれたりもします。

ベッドで休むお婆さん

例えば、自分でボタンを留めやすいマジックテープ式の衣類

前開きのシャツ、肌着などで良く見るタイプですね。

両開閉式というのは、衣類の両端がマジックテープで留めるデザインの事。

「両開閉式のズボン」や「前開きの服」は、主に拘縮が強い方の介助で使用されます。

例えば、身体の拘縮等で動きに強い制限のある方は、介助でも袖を通す事が難しいです。
そうした時、これら衣類を使用します。

便利な商品ですが、特に動きに制限がなければ普通の衣類の方が使いやすい事にも注意。

マジックテープは劣化が早いので、すぐに止まらなくなる欠点があります。テープ部分が露出したままだと、ケガにも繋がるので気を付けましょう。

洋服選びのポイント

高齢者介護での衣類選びでは、ケガの危険が無く動きやすい物も大切です。

  • ケガに繋がる様な金具がない
  • きつ過ぎず、緩すぎない
  • 丈が長すぎない

たとえ介助でも、着せにくい服はケガに繋がる事もあります。
安全面でも、ウエストゴムや伸縮性のある衣服が選びやすいです。

上記条件を満たしつつ、本人の好みに合った物が理想ですね。

悩むシニア夫婦

着せやすさの判断は、上半身なら「頭のかぶりやすさ」「肘の通りやすさ」。
下半身なら「腰回りの上げ下げのしやすさ」を基準にすると良いです。

特に上半身は「袖を肘に上手く通せるか、外せるか」で着せやすさが段違い。
これらが難しい時は、サイズや伸縮性に問題があると考えて良いでしょう。

着脱しやすい「おすすめ高齢者向け衣類」

介護イメージ01

ここからは、男女別におすすめの衣類を紹介。

「施設の高齢者はこんな服を着ているよ」という情報をお伝えします。

ただ冒頭で述べた通り、使用者の好みもあります。
「こういう物を選べば良い」「こんな商品がある」という参考になれば幸いです。

女性の普段着

女性高齢者の普段着としては、ゆったりしたブラウス・カットソー等が定番ですね。

襟元にボタンがあるポロシャツ風だと、かぶる動作もしやすく更衣介助も楽。
ニットなんかも伸縮性に優れ、着させやすいかと思います。

シニアを意識したデザインだと、Tシャツもゆったりしてて着やすい物が多いです。

こんな感じの雰囲気です。

夏は半袖のポロシャツやブラウス。
冬は長袖にして、カーディガンやベストを羽織るスタイルが定番。

チェックポイント(ひよこ)

ズボンは下記の様なウエストゴムのタイプがオススメ。

無難なカラーは、下記あたりでしょうか。

  • ブラックやグレー
  • ベージュ
  • ホワイト

夏用と冬用は一見同じですが、生地の厚さが違います。
上手く季節で使い分けましょう。

男性の普段着

男性高齢者に多いのは、ポロシャツYシャツ
あるいはトレーナー等ですね。

ただYシャツ等は結構ぴっちりしたデザインがあり、注意も必要。
着せやすさなら、ゆったりめのトレーナーやポロシャツがオススメ。

トレーナーなんかは1枚でも温かい物が多く、温度調整もしやすいかと。

冬は厚手のトレーナー、夏は涼しげなポロシャツ・Tシャツが選びやすいですね。

手すりを持つ男性高齢者

男性用のボトムは、女性より好みが分かれやすいですね。
総ゴムでベルトループ付きのスラックス風、あるいはジャージなどが人気です。

シニア向け商品ならいずれも履きやすいので、好みに合わせてあげて下さい。

こちらはスラックス風のズボン。

着やすさを重視しつつ、人前に出やすいオシャレなデザインですね。

肌着(下着)

肌着は普通のかぶり物のシャツでOK。

季節に応じ、半袖と長袖を使い分けましょう。

着せるのがよほど大変でない限り、かぶり物の方が楽ですね。
下着は伸縮性に優れた物が多く、選ぶのにも苦労は少ないかと。

案内をする介護士

定番はグンゼの綿インナーですね。

着心地も良く、老若男女関係なくオススメできます。

介護衣類として前開きのマジックテープもありますが、事情が無い限りオススメしません。
劣化が早くテープが止まらなくなって、はだけた状態になりがちです。

ズボン下の方は、短い方が着脱はしやすいです。

膝下位の長さだと、介助者としては楽ですね。
長い物を選ぶ時は、あまりピッチリしすぎない物が良いでしょう。

「綿パンツ」や「ヒップガード」も

手すりとお婆さん

高齢者介護向けの下着には、「失禁対策の綿パンツ」や「ヒッププロテクター」もあります。

高齢者向け綿パンツは、失禁対策の吸水パッドが付いた物があります。

リハビリパンツも便利ですが、肌に優しいという理由で失禁が少ない時に使われます。
不安な時は尿取りパッドと併用も可能です。

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ヒッププロテクターは、転倒した時の骨折予防に使われる商品ですね。
主に女性向けのパンツ・ガードルで、転倒時に骨折しやすい大腿部を守ります。

ヒッププロテクターのおすすめ商品と装着方法

羽織りものの上着

上着は、カーディガンベストが着やすくオススメ。

高齢者向けの普段着は柄物シャツが多いので、無地の落ち着いたカラーが良いですね。
また大きめのボタンだと、自身で脱ぎ着しやすく自立を促す事にも繋がります。

上記の様なデザインは、施設の利用者様がよく着ているタイプですね。

これらに加え、外出用の厚手の上着も持っておくと安心です。

パジャマ(寝間着)

パジャマは、「前開きシャツ+ウエストゴムズボン」が定番ですね。
スウェットの上下セット等でもOK。

パジャマや肌着の厚さなどで、温度調整すると良いでしょう。

購入時は、こんな感じの上下セットが楽なのでオススメ。

普段着と比べ、着せやすい服が多いので選びやすいと思います。

介護で使う衣類はどこで買うべき?

悩むシニア夫婦

購入場所は、目で見て確かめられる点では「店頭購入」が良いですね。
施設のご家族様などには、「しまむら」なんかが人気です。

また介護施設で使う目的ならば、ネット通販も悪くないと思います。

というのも、シニア向けショップには要介護者の家族に配慮したサービスが多い為。

  • 刺繍によるネーム入れ
  • 「伸縮性」の表示
  • 「洗濯」に関する詳しい表記

特に、刺繡等でのネーム入れはかなり便利。
施設で使う時は衣服に名前を書く必要があり、コレがなかなか面倒です。

また伸縮性の表示があるので、購入者としては着せやすさがイメージしやすいですね。

ヤフーショッピングになりますが、オススメショップを紹介しておきます。
おしゃれセンターうらしま

主任イメージ

もしこれから施設用の衣類を用意するなら、下記記事もご参考下さい。

また他にも、介護用品を色々と解説してます。

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