介護職へ転職するにあたり、通勤時間は大切な指標の1つ。
だからこそ、「皆の通勤時間はどのぐらい?」と疑問ですよね。
今回は「介護職の通勤時間」をテーマに実情を紹介。
肉体労働で夜勤もこなす介護職員は、特に短めを意識しましょう。
介護職における通勤時間の目安、仕事にみる通勤時の注意点など。
実際に働いた経験から、細かくアドバイスしていきます。
通勤時間を重視した転職活動もしやすいので、ぜひ取り入れてみて下さい。
介護職の通勤時間はどれぐらい?
まずは「介護職の通勤時間」や「通勤手段」の様子を紹介します。
介護は全国各地に事業所があり、一部の都市部以外では車通勤が主流です。
他業者と変わらず片道30分程度、それ以上は遠いという意識ですね。
また電車通勤者もいますが、時間調整に苦労する点には注意する必要があります。
介護職の通勤時間の平均
介護職の平均通勤時間は、片道30分程度が目安となります。
NHKの国民生活時間調査では、サービス業の通勤時間は「概ね1時間程度」という結果でした。
片道でいうと30分程度ですね。
※参考「NHK(国民生活時間調査)」より
介護職との断定はないですが、他職や他調査を見てもほぼ似た結果です。
介護職に関しても、片道30分程度が平均と考えて良いでしょう。
電車通勤の方は、徒歩や自転車も必要になる為もう少し時間が多くなります。
介護職ならではの通勤事情
介護職ならではの事情として、肉体労働が多い事。
夜勤に入った後に疲れが出る事が挙げられます。
それに人員不足から時間外労働も発生しがち。
申し送り確認など、情報収集のため早めの出勤を求められる職場もあります。
私も通勤時間は車で20~30分程度、距離でいうと10km程度です。
このぐらいなら夜勤明けの状態でも、運転して帰れる距離ではあります。
通勤が負担に感じる距離だと思います。
訪問介護員の通勤時間
介護職の仕事先の1つに「訪問介護」もあります。
訪問介護とは利用者様宅に出向き、介護サービスを提供する仕事です。
「会社への出勤」の他、「利用者宅・自宅間の直行直帰」もあるのが特徴ですね。
この訪問介護の通勤時間について、覚えておきたい知識を解説します。
訪問における通勤時間は、下記の様に考えます。
- 「自宅から利用者宅へ直行」、あるいは「自宅へ直帰」した場合は通勤時間
- 「利用者宅・会社間」の移動は労働時間
- 「利用者宅から別利用者宅間」の移動は労働時間
※参考「厚生労働省(訪問介護労働者の法定労働条件の確保のために)」より
訪問介護の場合、通勤時間は必ずしも会社と自宅間の移動時間とは限りません。
簡単に言うと、自宅を出発点・到着点とする場合は通勤時間。
それ以外の場合は、主に労働時間として考えるという事ですね。
介護職における理想の通勤手段は?
地方では車が必須な事も多く、都市部以外では車通勤が多数になります。
ただ介護事業所は全国各地にあり、選べる職場は車通勤の方が多くなります。
大抵の職場は、駐車場もきちんと用意されてます。
自転車通勤もOKです。
東京など、「給料の良い都市部」を希望し働く職員もいます。
特に都市部では、利便性の関係で電車通勤が主となる方が多め。
その場合、自宅・会社と駅までの移動も増える為、通勤時間も長くなりますね。
あえて電車や徒歩通勤を選ぶのも、賢い選択の1つですね。
1時間以上かけて通勤する介護職も
通勤時間は平均30分と書きましたが、片道1時間以上かけて通勤する介護職員もいます。
例えば、下記の様な理由です。
- 転勤により職場が遠くなった
- 給料の良い地域へ転職した
- 近場に良い職場がない
介護職にも、異動や転勤があります。
複数の介護施設を運営してる法人もあり、そうした会社では時に異動もあります。
人員不足により異動になったり、ヘルプに出され通勤時間が長くなる例もありますね。
また介護職の給料は、都道府県による地域差も多少あります。
先のように時間をかけてでも、給料の良い職場で働きたい職員もいます。
転職が多くなりがちな介護職ならではの事情ですね。
通勤時間でみる「介護職の転職アドバイス」
ここまでの通り、介護職に転職するなら遠すぎる職場は避けましょう。
特に下記ポイントを意識していただくと、失敗を防ぎやすいです。
- 夜勤明けの車通勤は危険
- 日勤者は渋滞にあいやすい
- 電車通勤なら駅近を意識
車通勤の場合、夜勤でも日勤でも遠いと不便があります。
電車通勤でも、「駅・会社間の移動」や微妙な時間調整に困るケースがあるので注意。
通勤時間を意識した転職活動も十分に可能ですよ。
通勤時間は20~30分を目安に
介護職で働くならば、個人的には片道20~30分程度がオススメ。
車や徒歩、自転車ならば20~30分程度。
電車通勤の場合でも、1時間以内を目安にしたいですね。
後々の退職理由にもなりかねないので、転職時には通勤距離も注視しましょう。
こだわるならば、転勤がない職場を選ぶと良いですね。
グループ施設が多い法人の場合、面接時に確認しておくと良いでしょう。
自宅近くの介護施設も、探せば意外とありますよ。
今でも新規オープンの施設が出てきてるので、調べてみましょう。
遠すぎる職場は危険
繰り返しですが、介護職転職では遠すぎる職場は避けるべき。
通勤時間が長くなると、下記デメリットがあります。
- 夜勤明けの帰宅時は、体力・眠気の面で事故危険がある
- 交通事情を読みにくく、早め出勤が必要となり時間も増える
- 早出や残業、休日出勤を求められがち
さらに介護で給料を稼ぐには、夜勤に入る事が必須です。
そうでなくとも介護職は夜勤も多く、時間外労働も発生しがち。
もう1つ注意なのは、「日勤のみ」で働くなら通勤時間は長く見積もるべきです。
日勤は「9:00~18:00」勤務であり、行きも帰りも渋滞にあう可能性が高め。
収入や安全を考えるなら、車の場合は特に片道30分以内を意識した方が良いです。
もし働きたい職場が遠すぎるなら、寮や社宅がある会社もあります。
近すぎる職場もNG?
介護職あるあるとして、職場が近すぎて困る事もあります。
- ご近所の知り合いが入居者・職員でいる事がある
- 近すぎる事が知られ、欠員時にアテにされる
遠いよりは近い方が理想ですが、近すぎるとこんな事もあります。
「近所のお婆ちゃんが入居してきた」なんて経験をした方もいる事でしょう。
「近すぎて通勤手当が出ない事もある」という事ですね。
電車通勤なら「駅近」を意識し転職する
電車通勤の場合、駅と職場の距離も気になるところ。
さらには思わぬ残業により、想定以上に帰宅に時間がかかる事も…。
電車通勤を考えてるなら、駅近くの条件で求人を探しましょう。
転職サイトでも、そうした条件で求人検索も可能でなので活用して下さい。
介護職向けですと、かいご畑で「駅近」の条件で絞り込み検索できますよ。
転職コンサルタントに希望を出し、求人紹介を受ける事も可能です。
通勤トラブル時は「早めの連絡」を
仕事をしていれば、台風・大雪などの悪天候。
または電車等の交通トラブルに出くわす事もあります。
介護職はシフト制の仕事ですし、「急に休めない」とつい焦ってしまいますよね。
そうした時は、分かった時点で早めに連絡してください。
渋滞や電車が止まった時は、「遅れます」と職場に連絡すればOKです。
交通トラブルは仕方ありませんので、焦らず安全第一で対応して下さい。
「代わりがいない」と無理せず、休んで大丈夫です。
介護は24時間対応の仕事ですが、非常勤であれば希望した勤務時間で働けます。
また家庭や交通事情で勤務が難しい場合、相談に応じてくれますので大丈夫ですよ。
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