介護職が円満退職すべき理由と方法【周囲への退職の伝え方】

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介護職で働く

介護業界は、転職活動が盛んにおこなわれる業界です。

同時によくあるのが、退職時のトラブル
入れ替わりが激しい分、思わぬところで自分の評価を下げる事もあります。

私も長く介護で働いてますが、他以上に円満退職の必要性が高いと実感してます。

当記事では、介護職における円満退職の必要性と方法を解説。
いつどこでも安心して働けるよう、トラブルなく退職する伝え方を確認しましょう。
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介護職が円満退職すべき理由

どの仕事でも、心情としては笑顔で円満退職したいですよね。

また長く働くうちに、昔の同僚と新しい職場で一緒になったりもします。
気持ち以外の理由でも、やっぱり最善は円満退職が理想です。

介護イメージ01

なかでも特に、介護業界では円満退職の必要性が高いです。

  • 転職回数が多くなりがち
  • 新しい施設でも昔の同僚と合う機会が多い

介護業界歴が長くなるほど、知り合いと再会する可能性が高くなります。
自分が思っている以上に世間は狭いのです。

転職回数が多く、知り合いに会う可能性が高い

まず介護業界は、他よりも職員の入れ替わりが激しい業界です。

カンファレンスイメージ

それには職員不足による忙しさ、人間関係など、転職要因が多い事。
売り手市場で転職がしやすく、新規施設のオープンが多いなど、様々な要因があります。

介護派遣で様々な職場を行き来する人もいますね。

とにかく自分も周囲も、動きが多いという事。
新規施設だと思って転職しても、誰とどこで会うか分からず、その可能性も高いですね。

自分も業界歴が長くなるにつれ、昔の同僚と再会する事が増えました。

介護業界は狭い

こうした事情もあり、退職時のトラブルは避けた方が賢明です。

新しい職場に移っても、「問題がある人」のレッテルを貼られる可能性が出てきます。

介護士のプライベートイメージ

人の移り変わりが多いという事は、業界の知り合いが増える機会も多いです。
また介護業界は女性が多いのもあり、噂話は広まるのも早いです。

こう考えると、介護はかなり狭い業界だとも言えます。

いつ誰が自分の事を見ているか分かりません。
退職時だけでなく、普段から職場での振る舞いには注意したいところです。

円満退職は「自分の為に必要」

ここまでの話で何が言いたいかというと、円満退職をするのは自分の為という事。

案内をする介護士

自分がいつ、どこでも働きやすい環境にいる為に必要な事です。

退職時のトラブルがあれば、いつそれを知る人物と再会するかもわかりません。
退職時だけでなく、普段から職場での振る舞いには注意したいところですね。

介護職が円満退職を目指す流れ

円満退職といっても、そこまで大袈裟なモノでもありません。

問題を起こさず、穏やかに退職できればOK。
揉め事やトラブルなく、「お疲れ様でした」と終わる事を目標としましょう。

ここで一般的な退職方法を確認します。

  1. 直属の上司に退職を伝える
  2. 業務の引継ぎをする
  3. 書類手続きや物品の返品をする
  4. 退職の挨拶、手続きをし完了

順に見ていきますね。

上司への退職の伝え方

退職の意思が決まったら、まずは上司に相談します。
直属の上司に話すのが一般的ですが、それでは話が前に進まない事もあります。

マネジメントイメージ

経験則では、主任やリーダー等に伝えた後、下記役職者に話すのがスムーズですね。

  • 施設長などの管理者
  • 介護課長など自分の部署のトップ

職場により、「人事の相談はこの人に話す」という流れ等もあるので、臨機応変に対応して下さい。

「主任にも伝えましたが…」「他の役職者にも、私から話して良いでしょうか?」などの言葉を交えつつ、必要な人に情報が伝わるようにしましょう。

退職日は「1~3か月前」までに伝える

また退職を伝える際は、退職日の1~3か月前には話すようにして下さい。

カレンダースケジュール

勤務シフトで言うと、当月分~次月分は出勤するイメージですね。
有休消化は早くて次月、もしくはそれ以降に始まる感じです。

リーダーや主任等の役職者は、後任の関係もあるので、もう少し早めに伝えましょう。

退職や転職の流れは、介護職を辞めたい時に考えたい事でも違う視点でお伝えしてます。
まだ辞めるか迷ってる方は、こちらも併せてご覧ください。

業務の引継ぎ

退職が決まったら、自分の担当業務の引継ぎをします。

主任イメージ

一般介護士で言うと、下記の様な内容ですね。

  • 居室担当
  • 委員会

ただ自分の退職をいつ明らかにするのか、後任が決まらない等の問題もあります。

完璧に引継ぎを出来る事は少ないので、自分しか分からない事を残さない意識でいればOK。
上司など、誰かしらと情報共有出来ていれば大丈夫です。

退職時の手続きと返却物

退職の際は、書類手続き物品返却などもあります。

ノートパソコンで作業する女性

例えば、下記書類を会社から受け取る必要がありますね。

  • 年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証

基本的には、事務員に相談すれば大丈夫です。

また転職先が決まってない場合、離職証明書の受け取りも忘れない様にしましょう。

その際は、年金や保険の加入手続きも必要です。
詳しくは、市役所やハローワークに相談してみて下さい。

制服や名札の返却

こちらから返却する物には、下記の様な物があります。

  • 制服
  • 名札(勤怠チェック等のICカード)
  • その他

加えて、ロッカーやレターケースは他の職員が使う事になります。
最終出勤日までには、キレイに片づけておきましょう。

最後まで好印象を残せるよう、物品はキレイに忘れず返却しましょう。

退職の挨拶

退職時は、お世話になった職員への挨拶も大切です。

「お世話になりました」といった簡単な内容でもOKです。
勤務表を見て、会える機会を逃さないようお礼と挨拶をして下さい。

スマホを持つひよこ

最終日には、菓子折りを用意しておくと好印象。

今までのお礼も兼ねて、ぜひ渡すようにして下さい。

渡すお菓子は、日持ちして小分けになっているクッキーなどがオススメ。
事務所自分の部署へ、それぞれ用意すれば大丈夫です。

介護施設や職員への差し入れ方法

利用者へ退職の挨拶はすべき?

施設の利用者へは、退職は伝えなくて大丈夫です。

相談をするシニア夫婦

認知症の方などもいますので、精神的な悪影響を与える恐れがあります。
退職の話はせず、他職員に上手く話してもらいましょう。

どうしても話したい場合、上司や他職員に相談し、許可をとってからにして下さい。
その場合でも、クリアで精神的に問題ない方など、話すべき方は限られると思います。

円満退職に向け意識したい事とコツ

円満退職を目指すには、他にもいくつか意識したい事があります。
たとえ退職が決まっても、最後までお互い気持ちよく働けるようにしましょう。

多少上手くいかなくとも、ここを押さえればOKなポイントがあるので紹介します。

職場へ迷惑を掛けないよう配慮する

円満退職にあたっては、周囲への気遣いも大切です。

退職の際は、職場や周囲への迷惑は最小限に抑えるよう配慮しましょう。

  • 退職日は余裕を持って伝える
  • 退職や職場の悪口を言いふらさない
  • 引継ぎや返却物の管理は、ちゃんと行う

基本的には、先述した内容を守れば大丈夫です。

案内をする介護士

後は、退職は基本的に上司にのみ話すという事。

周囲へ話すタイミングは、上司のOKが出てからにし、混乱を招かない様にします。

ただ退職で周囲に負担をかけないタイミングはありません。
周りを気遣いすぎて、自分の退職日が後伸ばしにならないようにも注意しましょう。

「退職するが、それまではきちんと周囲に協力する」というスタンスでOKです。

退職理由は「前向き」「やむを得ない内容」を話す

退職理由は、出来れば「前向き」「やむを得ない」内容が周囲の理解を得やすいですね。

例えば、下記の様な内容ですね。

  • 他種類の施設で働いてみたい
  • 相談員等、他職種を経験したい
  • 引っ越しなどの「家庭の事情」

困っている介護士

ただ皆さん、そう都合の良い退職理由ばかりではないはず。

実際には「人にも環境にも恵まれ感謝してるが、身体が疲れた」などでも、大丈夫です。
上記は私の話ですが、意外と「そうだよね」と理解を得る事は可能です。

要するに、伝え方や普段のコミュニケーション次第ですね。
あまり噓っぽい内容になるなら、周囲を気遣いつつ、うやむやにするのもアリ。

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周囲には感謝を伝える

先程の内容と被りますが、周囲へ感謝を伝える事です。

  • 迷惑かけますが、後をお願いします
  • 今までありがとうございました
  • また一緒に働く事があれば、よろしくお願いします

優しい気持ち

こういった気遣いの言葉があれば、要らぬ誤解を防ぎ、心象を良くする事に繋がります。
自分の意志は通しつつ、感謝や気遣いの言葉を忘れないようにしましょう。

たとえ表面上だけでも、挨拶は基本。
普段の人間関係、働きやすさにも繋がるので大事にしましょう。

「円満退職が無理」と思った時の対処法

自分が円満退職を望んでも、上手くいかない事もあります。

ピンチな女性

その最たる理由は、退職引き留めですね。

  • 給料や休日の配慮をするので、残って欲しい
  • もう少しだけ、退職日を伸ばせないか?
  • これから職場を良くするから、考え直して欲しい

こういった言葉があった時は、「申し訳ありませんが…」と応じなくてOKです。

改善される保証もありませんし、大抵は話が後伸ばしになるだけです。
自分の気持ちが動かない限り、応じる必要はありません。

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また悪質な例になると、パワハラなどを受ける可能性もあります。
そうした場合、完全な円満退職は難しくなります。

一般的なルールを守っていれば、自分の意志を貫いて大丈夫です。
他職員もちゃんとみてますので、上司でなく周囲の理解を得られれば良しとしましょう。

退職が難しい場合、退職代行等のサービスもあるので活用して下さい。

例えば、こんなサービスもあります。
会社や上司へ連絡不要!【退職代行ガーディアン】

退職トラブルの元となるNG行為

最後に、退職トラブルの元となるNG行為もお伝えします。

逆に言えば、ここにある事をしなければOKという内容ですね。

  • 無断欠勤や急な退職
  • 他人や職場の悪口を言う
  • 仕事に無関心・無責任になる

「明日から来ません」などの突然の退職宣言。
または無断欠勤などは、当然やってはいけません。

腰痛や家庭の事情など、理由があって出勤できない時はきちんと報告しましょう。

怒る女性職員

他職員や職場の悪口もNG。
退職するぐらいなので言いたい事は多いでしょうが、不必要に不平・不満は言わない方が無難です。

「私はもう辞めるから」と、仕事に無関心・無責任な態度もNGです。
最終出勤のその日まで、普段と変わりなく仕事に専念しましょう。

パソコンで仕事をするスーツ女性

また在職中の転職活動は、行っても大丈夫です。

退職・入職日などのスケジュール管理に注意し、双方へ迷惑をかけなければOKです。

退職手続きを進めつつ、求人チェックなどに動いておきましょう。
「仕事が決まらない」という不安、退職引き止めへの対処もしやすくなるのでオススメです。

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