「片手が上手く使えない」「歯ブラシが握れない」。
そんな時に使える歯磨き自助具をご紹介します。
- 片手で歯磨き粉を付ける
- 握る力が弱い時に使える歯ブラシ
- 手が上手く動かない
こうした状況や動作を助ける商品、方法をお伝えします。
高齢者介護や片麻痺の方などに、活用して頂けるかと思いますのでご参考下さい。
「片手で歯磨き」が出来るグッズ
まずは「片手で歯磨きをするグッズと方法」をご紹介します。
- 片手で歯磨きをつける
- 非利き手での歯磨き
- 片手で開けやすい歯磨き粉
自助具の中には、こうした歯磨き動作を助ける物も多くあります。
まずはそれら歯磨き自助具、情報からお伝えします。
片麻痺の方に向けた「パラリンコップ」
このパラリンコップは、片麻痺の人が歯磨きをする為の自助具です。
「片麻痺を体験された方」と「看護師さん」考案による商品ですね。
コップ上で歯ブラシを固定し、片手で歯磨き粉を付けられます。
- 片手で歯磨き粉が付けられる
- 「ムセ込み・飲みこぼし防止」に優れた飲み口
- 左右の手共用で使用可能
底には滑り止めも付いており、細かな配慮も見られます。
手だけでなく、口腔麻痺がある方にも使用頂けます。
「歯ブラシホルダー」で片手で歯磨き粉をつける
歯磨き粉をつけるなら、「歯ブラシホルダー」で代用する方法もあります。
吸盤型の歯ブラシホルダーに固定し、歯磨き粉を付ける形ですね。
下記動画でも紹介して下さってます。
実際に使う吸盤型ホルダーは、こちらの様な商品で対応できると思います。
もちろん、100均などでも入手できます。
「電動歯ブラシ」で負担軽減
握力の弱い時や高齢者には、電動歯ブラシがオススメ。
特に使える手が利き手でない場合、上手に磨ききる事が難しいです。
そうした時は、電動歯ブラシの使用を検討しましょう。
評価の高い電動歯ブラシの1つに、「ドルツ(Panasonic)」があります
こちらは「スタンダードタイプ」ですね。
歯科医師推奨の「ヨコ磨き」が出来る、唯一の電動歯ブラシです。
細かく横に磨く動作のこと。
多くの歯科医師が勧める歯磨き方法。
口腔ウェッティー・ミスト
歯ブラシ以外を使う方法には、口腔用ウェッティーやミストもあります。
ウェッティーは、手で口の中を拭ける口腔用ティッシュ。
口腔用ミストは、口の中にスプレーするタイプの商品ですね。
蓋を開ける・閉める動作はありますが、動作が億劫な時など役立つ場面はあるかと思います。
詳しくは、下記記事で紹介してます。
![](https://crane-kaigo.com/wp-content/uploads/2022/01/介護用歯磨きグッズの種類と使い方-160x90.jpg)
「自分で歯磨きが出来ない方」についても、こちらが参考になると思います。
「片手で開けやすい歯磨き粉」は?
歯磨き粉の開け口も、商品により様々。
片手で開ける場合、ワンタッチで開けられるタイプが使いやすいです。
※逆に蓋を回すタイプは使いにくい
何か勧めるならば、「ガム・デンタルペースト」のスタンディングタイプ。
皆さん、一度は目にした事がある商品ですよね。
「ワンタッチ」というのは、こんな感じの開け口を指します。
※参考「サンスター(お客様相談窓口)」より
長く愛される商品には、理由があるという事ですね。
「歯ブラシを握れない時」の自助具
歯ブラシやコップが上手く握れない。
そんな時に使える「握る力を助ける自助具」を紹介します。
握力が弱い人向けの「2ウェイイージーグリップ」
2ウェイイージーグリップは、握力が弱い人の為の歯ブラシ。
介護職員や高齢者の意見を参考に、手指が不自由な方へ向け設計された自助具です。
商品をご覧頂くと、特徴的な握り部分が分かると思います。
使用時には、中央の輪になってる場所へ手を通します。
握れなくても手に持てる「万能カフ」
万能カフとは、握る力が弱い方の動作を助ける自助具。
手にベルトを巻き、ポケットにフォークや歯ブラシを差し込んで使用します。
主に食事時に使用されますが、歯ブラシに対応した商品もあります。
実物をご覧頂くと、イメージが沸くと思います。
その他には、ボールペンやくしも対応可能。
歯ブラシの柄を太くする「スポンジハンドル」
歯ブラシの柄を太くし、握りやすくする方法もあります。
その1つとして、スポンジハンドルを使用する手があります。
スポンジの穴に柄を差し込み、グリップを太く出来ます。
スポンジハンドルは、他にも下記の様な物に対応可能です。
- スプーンやフォーク
- ペン
- くし
- 歯ブラシ
ただ使用時には、スポンジ穴の大きさには注意して下さい。
歯ブラシの柄の太さも、意外と多様です。
購入時には、それに合ったスポンジハンドルを選びましょう。
グリップを太くする他手段
スポンジハンドルは便利ですが、「サイズが合わない」と上手く使えないケースも…。
もし商品選びが難しいなら、巻くタイプのグリップもあります。
また代用手段として、下記方法もあります。
「ハンドルを使う程でもない」という時など、お試しください。
- 柄の太い歯ブラシを使う
- クッション材やテープなどを巻く
「片手の生活動作」を助ける関連自助具
片手で何かをする時、困るのは歯磨きだけではありません。
他にも生活を助ける自助具は沢山あるので、最後にご紹介します。
それぞれ解説記事を用意してるので、ご参考下さい。
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