「電動車椅子の種類と選び方」を解説!各種メリットやおすすめ商品も紹介

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高齢者介護に向けた電動車椅子の種類とおすすめ商品家族の介護

電動車椅子は、電動モーターで動かせる車椅子です。
従来品より楽に動かしつつも、歩行者として利用する事が可能です。

ただ電動車椅子にも色々な種類があり、機能や操作も異なります。
初めて触れる方には、難しい部分も多い商品ですね。

そこで今回は「電動車椅子の種類や選び方、おすすめ商品」をまとめました。

  • 電動車椅子の種類と機能
  • 各種類のメリットと選び方
  • 電動車椅子のおすすめ商品

上記内容を中心に、基本知識から実際の商品まで紹介します。

この他にも、「シニアカーとの違い」「介護保険でのレンタル」なども解説します。

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電動車椅子とは

電動車いす

電動車椅子とは、電動モーターで動く車椅子を指します。

ご覧のように、椅子に車輪がついた構造の福祉用品です。
普通の車椅子と違い、ジョイスティックやハンドル操作ができるのが特徴です。

主に身体障がい者や介護者の長距離の移動手段として使用されます。
運転免許も不要なので、免許返納後の移動にも使われます。

電動車椅子の基準と基本知識

介護イメージ01

電動車椅子は、道路交通法では「歩行者」と扱われ歩道を通行します。

下記は、電動車椅子の基本的な仕様です。

車体は次の大きさを超えないこと
  • 長さ:120cm
  • 幅 :70cm
  • 高さ:120cm
車体構造は次の内容を満たすこと
  • 原動機として、電動機を用いる
  • 最高速が6km/hを超えない
  • 歩行者に危害を及ぼすおそれがある
    鋭利な突出部がない
  • 自動車又は原動機付自転車と
    外観を通じて明確に識別することができる

※参考「警視庁(原動機を用いる身体障害者用の車椅子に係る確認申請手続)」より

上記の基準を満たしたモノは、歩行者とみなされます。
最高速度の6kmも、「早足で歩くぐらいの速さ」ですね。

普通の車椅子との違いは、やはり電動で動く事。
ジョイスティックと呼ばれるスティックを倒すことで、前に進んだり曲がる事ができます。

電動車椅子にも種類があり、自操・介助用など様々。
シニアカーと呼ばれるスクーターの様にハンドル操作するモデルも含まれます。

電動車椅子に運転免許は不要

正解を教えるひよこ

記述の通り、車椅子は車両でなく歩行者扱いです。

道路交通法では、車椅子を歩行者と定め、それには基準を満たす電動車椅子も含まれます。
運転免許も必要なく、走る場所も歩道となります。

※参考「道路交通法”第2条1項11号の3″ 及び “2条3項”(e-Gov法令検索 道路交通法)」より

これはシニアカーの場合も同様で、運転免許返納後の移動手段とする方もいます。

高齢者の疑問

ただし屋外での使用機会が多く、操作も覚える必要がある事。
高齢者の使用も想定してる事から、安全に使用できる事を確認する必要はあります。

特に高齢者が自操する場合、介助者が付き添うなどの配慮は必要です。

電動車椅子の種類と特徴

主任イメージ

電動車椅子の種類には、大きく「自操用」と「介助用」があります。

  • 自操用…主に自分で操作して使う
  • 介助用…主に介助を中心に使う

自操用はジョイスティックを使い、使用者が自分で動かすタイプ。
「完全電動の車椅子」「手動操作と切り替えができる」種類などがあります。

介助用介助者が操作するタイプで、介助負担の軽減を目的としています。
その機能は、「坂道の前進やブレーキのアシスト」「スイッチ操作による前進後退」などです。

実際には、自操と介助使用を兼ねる商品も多くあります。

自操用電動車椅子の種類

車椅子の疑問

自操用電動車椅子の種類は多く、下記の様なモノがあります。

種類名特徴
標準型ジョイスティックで操作する標準的な電動車椅子
簡易型と比べ、走行性能に優れる
簡易型通常の車椅子に電動機を乗せた軽量タイプ
ジョイスティック操作の他、クラッチレバーで手動操作へ切り替え可能
標準型より走行距離は短いが、折り畳み可のモデルも多い
ハンドル型ハンドル操作の所謂シニアカー
長距離に強く、収納も充実
座位変形型リクライニングやティルト対応の電動車椅子
電動走行の可否は商品で異なり、角度調整のみ自操可能なモノもある。

自操型の電動車椅子は、主にジョイスティックで操作します。
手でスティックを前後左右に動かし、進路方向や速度の調整を行います。

電動車いすに乗る男性

標準型」は走行距離や性能に優れる傾向があり、完全電動のモノも存在します。

簡易型」は標準型の機能を持ちつつ、手動操作への切り替えが可能です。
軽量で折り畳みが出来る商品も多いですが、走行距離は少し短くなります。

自操と手動操作は多くの商品で可能で、標準型の手動操作は介助。
簡易型の手動操作は、ハンドリム自走と介助介助となる種類が多め。

リクライニング車椅子

座位変換形型」は、利用者がリクライニング等の姿勢が変えられるモノ等ですね。

ヘッドサポート等が備わり、通常の車椅子より大型。
走行機能を持たない種類もあります。

電動車椅子の機能と使い方

仕事でスマホを持つ女性

電動車椅子の操作や機能を簡単に説明します。

「普通の車椅子との違う部分」を中心に要点をまとめました。

ジョイスティック操作部

スティックを前に倒せば前進、後ろは後退。
左右に傾ければ曲がりながら進み、真横で旋回。
中央に戻すと減速・ブレーキ。

操作部には電源スイッチやバッテリー残量の表示もある。

速度の調整

最高速度とは別に、本体で最高速度の調整ができるモノもある
その場合、多くは操作部で調整可能速度。

アシスト機能

ハンドリムによる手こぎ操作を小さい力で行える。
現状は数が少ない。

クラッチレバー電動・手動を切り替えるレバー、大抵は駆動輪付近にある。
手動操作の時はクラッチを切ると、駆動輪をフリーに動かせる。
充電方法バッテリーを取り外し、専用の充電器で行う。
多くの場合、家庭用コンセントで可能。
介助用電動車椅子
の補足

アシスト機能で上りの前進や下りのブレーキを自動サポート。

現状は、介助者で前進や後退をスイッチ操作するモノが多い。
その場合、
自操と介助操作を兼ねる車椅子もある。

一般的に多く使われるのは「標準型・簡易型・ハンドル型」で、市場にも多く見られます。
調べたところ、介助専用やアシストタイプは少ないですね。

自操介助両対応で、手動時は「自分でこぐ」か「介助者が押す」という選択になる事が多いかと。

介助で電動機能を使う場合、「介助用操作部」で前後進をボタン操作する商品が多め。

電動車椅子とシニアカーの違い

介護職員のチェックポイント

電動車椅子とよく比較されるシニアカー。

「ハンドル型」として電動車椅子に含まれるものの、両者には大きな違いがあります。

  • スクーターの様な外観でハンドル操作をする
  • 買い物カゴなど、収納が充実

シニアカー

まず画像の様に、外観が大きく違います。

ランプやウインカーのある商品もあり、車椅子というよりスクーター寄りの構造ですね。
方向転換はハンドル操作で、アクセルやブレーキはレバーで行います。

連続走行に優れた商品が多いですが、重量もあります。
また電動車椅子に比べ、お店など屋内施設へ乗り入れしにくいのが現状です。
シニアカーの基準や必要免許とは?オススメ車種から電動車椅子との違い
シニアカーの基準から乗り方、機能など、基本的な事を詳しく解説します。シニアカーは車椅子に近い扱いであり、歩行者として扱われます。歩道を走ることはできますが、店内などは乗れないことが多いので注意が必要です。高齢者へのオススメ車種や介護保険でのレンタルなども紹介中です。

ただ歩行者扱いであり、最高速度は6kmなど…、
その他の基準や法的扱いは電動車椅子と同じです。

電動車椅子と介護保険レンタル

電卓を持ったひよこ

電動車椅子は、介護保険でのレンタルに対応してます。

介護保険において、「車いす(付属品含む) 」は福祉用具貸与の対象です。
これは電動車椅子も含まれます。

※参考「厚生労働省(介護保険の給付対象となる福祉用具及び住宅改修の取扱いについて )

介護サービスの相談

原則介護度2以上の方を対象とし、1割負担でレンタルが可能です。
※負担額は収入に応じ、1~3割となる

また介護度2以下でも、日常的な歩行が困難。
移動支援に必要だと認められれば、介護保険が適用されるケースもあります。

レンタルを希望する場合、まずはケアマネージャー等へ相談してください。

電動車椅子の選び方

案内をする介護職員

先述の通り、電動車椅子には色々な種類があります。

商品選びの際には、「使用場面」や「安全に使えるか」をよく考えなくてはなりません。
各種類のメリットやデメリットなど、特徴を比較しつつポイントをお伝えします。

各電動車椅子のメリットとデメリット

各電動車椅子の特徴を比較します。

ここでは使用者の多い「標準型」「簡易型」「ハンドル型(シニアカー)」を比べます。
※詳細は商品により異なるので、あくまで傾向としてお考え下さい

 標準型簡易型シニアカー
走行性能・安定性
折り畳み×
軽さ
手動操作×
施設への乗り入れ可能可能難しい

シニアカー2

まず屋外使用に向いてるのは、標準型シニアカー
連続走行距離も長めで、安定性に優れた種類です。

この2種だと、「標準型」は屋内や介助での使用も可能です。
手動での手こぎは難しいものの、より利便性が高いタイプ。

「シニアカー」はより安定性に優れ、収納スペースも充実してます。
ただし重量があり、他種類より店舗への乗り入れが難しいという欠点があります。

「シニアカー」は、車に代わる”高齢者の移動手段”といった側面が強い種類ですね。
割と歩行が安定してる方が、屋外の長距離移動をするのに向いてます。

車椅子に乗った女性

一方で簡易型は、軽量で自力での手動操作にも対応してます。

折り畳み可能なモデルも多く、車に積むなどの使い方が可能です。
持ち運びしやすいのもメリットで、高齢者介護でも使いやすいモデル。

電動車椅子の「仕様と選び方」

介護職員のチェックポイント

電動車椅子の仕様について、用語やポイントを解説します。

車輪の大きさ電動車椅子は前輪がキャスター、後輪は駆動輪なのが一般的。

車輪が大きいと段差に強く、柔らかい面での走行に強い
小さい場合は小回りが利き、硬い路面が楽になる

座面の幅と奥行座面シートの幅は、狭いと窮屈で広すぎると姿勢が崩れやすい。
両脇に「2cm(握りこぶし1つ分)」程の余裕があると良い。

奥行は「お尻の後から膝裏までの長さ-5cm程」が目安。

座面の高さシート座面の高さは、「膝下からかかとまでの長さ+5~8cm」が目安。
車椅子座面は滑り防止や座位安定のため、少し角度がついている。

前座面と後座面で3cmほど差があると望ましい。

アーム・フットレストひじ掛けや足置きの事。
アームレストは「肘を直角に曲げた高さ」。
フットレストは「ひざ裏から足裏までの高さ」に調整。

両者ともに高さ調整できるモデルが多い。
「アームレストの跳ね上げ」やフットレストのスイング」は
対応してると、移乗動作時に役立つ。

車椅子メーカーの「日進医療器」でも、選び方を解説してくださってます。

Webカタログ内で閲覧できるので、こちらも参考にしてみて下さい。

「使用場面」「心身状態」を考え選ぶ

指さしするシニア女性

電動車椅子を選ぶ際は、「使用場面」と「本人が理解して安全に使えるか」も考えましょう。

自操用でも介助用操作部があるモデルも多くあります。
付き添いや見守りしつつ、危険時は介助で使用するなどの使い方も可能です。

また室内での使用が中心であれば、小回りが利くモデルが良いですね。

大きさでいえば、身体に合ったサイズである事も大切です。

「本人が操作を理解し、安全に使えるか」をチェック

高齢者イメージ

またジョイスティック等の操作が理解できるかも重要です。

特に屋外ともなれば、様々な危険があります。
さらにはバッテリーの管理や充電なども必要です。

  • 電源スイッチやジョイスティックを操作し、思ったように車椅子を動かせる
  • 周囲を見て、危険を回避できる
  • 駐車ブレーキ等の操作が出来る
  • 一人で車椅子の乗り降りができる
  • バッテリーの着脱や管理が出来る

これらに少しでも危険や不安を感じれば、必ず介助者が付きそいましょう

または介助型の電動車椅子も選択肢に入る事と思います。

介護イメージ01

また1人で使用可能であっても、初めての段差や坂道などは事故リスクの高い場所です。

安全に走れる場所を選ぶなど、利用方法も大切ですね。
使用の際は、「危険な場所は避ける」「初めての場所は介助者が付き添う」等しましょう。

電動車椅子の利用や運転は、ヤマハの「安心・快適な走行のために」。
シニアカーの場合、「警察庁の電動車いすの安全利用に関するマニュアル」も参考になります。

利用の前に、ぜひ目を通してみて下さい。

おすすめの電動車椅子

正解を教えるひよこ

ここからは、オススメ商品として個人的に気になった電動車椅子を紹介します。

「実際の商品にはこんなモノがある」という参考の1つにどうぞ。

日進医療器 「NEO-PR」【自操標準型】

車椅子メーカーの日進医療器より、コンパクトな標準型電動車椅子を紹介。

「動力部」と「フレーム部」の2分割で折り畳めるので、車にも積み込みやすいモデル。
小回りが利くので、狭い場所も快適に移動できます。

日進医療器 「NEO-PR」

参考価格
※メーカーサイトより
547,800円~

種類タイプ・特徴

  • 自操用標準型
  • コンパクト(2分割折り畳み可)
  • 速度・シート幅を選んで購入可
全体サイズ全幅57・59・61×全長104×全高85cm
※全幅はシート幅により異なる
シート幅・奥行
座面高
38~42×40cm
※シート幅は【38・40・42cm】から選べる
前座高42cm 後座高40cm
速度設定NEO-PR60【高速6.0 中速4.5 低速2.5】
NEO-PR45【高速4.5 中速3.5 低速2.5】
連続走行距離
(充電時間)
15km(最大7時間)
実用登板角度
使用者最大体重約100km以下

NEO-PRは、「シート幅(3種)」と「最高速度(2種)」を選んで購入できます。

ジョイスティック操作部には「速度切り替えスイッチ」があり、上記表の通り選択できます。
介助使用にも対応しており、クラッチレバーを操作すれば手押し可能になります。

ただ標準型なので、乗車した本人が手こぎで使用するタイプではありません。

YAMAHA「JWアクティブ PLUS+」【自操簡易型】

こちらはヤマハの自操簡易型の電動車椅子。

独自のシステムにより、ジョイスティックの操作制御を細かく設定可能
加減速度や制御範囲など、身体や環境に合わせ使いやすく変更できます。

YAMAHA「JWアクティブ PLUS+」

参考価格
※メーカーサイトより
486,500円~

種類タイプ・特徴

  • 自操用簡易型
  • 折り畳み可能
  • ジョイスティックの様々な制御ができる
    JWスマートコアシステム
全体サイズ
(全幅×全長×全高)
Sタイプ (22インチ):64×100×88cm
Sタイプ (24インチ):64×102×88cm
Pタイプ:63×103×87cm
シート幅/前座高/後座面Sタイプ:40cm / 44cm / 41cm
Pタイプ:39cm / 44cm / 41cmm
速度設定【4.5/h仕様】
前進 1.7~4.5km/h 後進 0.9~2.3km/h
【6.0km/h仕様】
前進 1.7~5.7km/h 後進 0.9~2.8km/h
連続走行距離
(充電時間)
15~32km(最大2.5~4.5時間)
※バッテリーは「ニッケル水素」「リチウムイオン」から選択
 バッテリー種類で走行距離や充電時間が異なる
実用登板角度
使用者最大体重約100km以下

商品バリエーションには、フレーム種類が違う「Sタイプ」と「Pタイプがあります。

両者の違いは、寸法や背張りの有無、アームサポート等の調整方法などです。

自操用操作部の位置や最高速度、車輪径等も購入時に選択可能です。
また追加オプションで「介助用操作部の追加」や「リチウムイオンバッテリー」へ変更可能。

介助用操作部ではスイッチによる前進後退ができ、レバーによるブレーキもある。
リチウムイオンは充電時間がかかるが、30km近い走行が可能となる。

チェックポイント(ひよこ)

またJWアクティブ PLUS+の特徴は、ジョイスティックの細かな調整が出来る事です。

JWスマートコアでできる「ジョイスティックの制御」

  • 最高速度、加速・減速度
  • 有効範囲(狭くすれば、少ししか動かせなくてもば最高速度がでる等)
  • 入力方向切り替え(残後、左右それぞれの入力方向を反転できる)

設定は「パソコンの専用ソフト」を使用し、商品仕様の最高速度は変更できません。
設定変更は専門家の意見に基づき、専門店で行って下さいとの事です。

購入時だけでなく、使いながらも好みの電動車椅子に工夫できる商品ですね。

マキテック e-EconomyスマイルKEY【自操簡易型】

基本装備を兼ね備えつつも、リーズナブルな価格の簡易型電動車椅子。
価格の高い電動車椅子では、それだけで嬉しい商品ですね。

マキテック e-EconomyスマイルKEY

参考価格
※メーカーサイトより
198,000円

種類タイプ・特徴

  • 自操用簡易型
  • リーズナブル
  • 折り畳み可能
全体サイズ
(折り畳み時)
幅63×奥行104×高さ91cm
(幅35×奥行104×高さ76.4cm)
シート幅・奥行
座面高
43×44cm
前座高48cm 後座高46cm
最高速度5.9km/h
連続走行距離
(充電時間)
16km(最大7時間)
実用登板角度
耐荷重約100km

他と比べ、価格が安いのがウリの商品ですね。
それでも基本的な機能は搭載されており、問題なく使用できます。

折りたたみも可能ですし、コスパに優れた電動車椅子です。

SUZUKI 「セニアカー ET4D」【シニアカー】

シニアカーの定番は、やはりSUZUKIのセニアカー

知名度も高く、高齢者に優しい機能を多数搭載。
シニアカーのお手本のような商品ですね。

SUZUKI 「セニアカー ET4D」

参考価格
※メーカーサイトより
368,000円~

種類タイプ・特徴

  • 自操用ハンドル型(シニアカー)
  • バスケットやレッグシールドを搭載
  • 後退や充電、傾斜などの音声お知らせ機能
全体サイズ
(全幅×全長×全高)
65×119.5×114.5cm
シート寸法
(幅×奥行×バックサポート高)
42×40×45cm
速度設定前進1~6km/h
後退1~2km/h
連続走行距離
(充電時間)
31km(最長12時間程度)
実用登板角度10°
【段差乗り越え高さ】7.5cm
使用者最大体重約100km以下

他電動車椅子にない機能としては、バックミラーバスケットなどがあります。
比較して、坂道や段差にも強いのが特徴ですね。

セニアカーの特徴には、各種音声でのサポート機能があります。
「充電して下さい」「傾斜があります」など、声で高齢者の理解や安全を助けてくれます。

前後のLEDランプで、周囲からの被視認性も高めます。

日進医療器「NAH-UC 電動」【座位変形型】

こちらは、利用者が自分でリクライニングやティルト操作が出来る電動車椅子。

走行は電動ではないですが、高齢者に分かりやすいリモコン操作が魅力。
介助を必要とし、車椅子の乗車時間が長い方に便利ですね。

日進医療器「NAH-UC 電動」

参考価格
※メーカーサイトより
278,300円~

種類タイプ・特徴

  • 自操用簡易型
  • 折り畳み可能
  • ジョイスティックの様々な制御ができる
    JWスマートコアシステム
全体サイズ
(全幅×全長×全高)
Loタイプ:54×111×101~124cm
Hiタイプ:56×113×111~134cm
シート幅・奥行
前座高・後座面
Loタイプ:40×36cm(最奥は40cm)、前座40cm後座38.5cm
Hiタイプ:42×38cm(最奥は42cm)、前座45cm後座43.5cm
操作可能角度設定ティルト:0~30°
リクライニング:0~30°
充電時間3~6時間(最大で往復約200回操作可)
使用者最大体重Loタイプ:100km以下
Hiタイプ:120kg以下

本商品には「Lo」「Hi」2種類があり、車椅子の大きさが異なります
Loと比較し、Hiタイプは大きい人に対応した種類です。

電動での走行は対応しておらず、リクライニングとティルト操作のみ対応です。

チェックポイントを教える介護士

車椅子を傾ける操作は、通常の車椅子では介助者が行います。
これを利用者自身で可能となるのが、座位変形型のメリットですね。

補足しますと、背もたれとの角度を保ったまま座面を後ろに傾ける機能。
リクライニングは背中のみを倒す機能ですね。

ちなみに座位変形型での電動走行には、同メーカーの「NEO-PRリクラ」が対応してます。

「移動を支える介護用品」の関連情報

お辞儀イメージ

今回は「電動車椅子の種類やおすすめ商品」を説明しました。

最後に「移動に関する介護用品」の情報をお伝えします。

玄関スロープ1

ご家庭で車椅子を使用する場合、段差がネックになります。
特に玄関などの大きな段差ですね。

大きな段差を乗り越えるには、携帯用のスロープが有効です。
ただし傾斜は危険なので、移動の際は介助で行う事をお勧めします。

車椅子用介護スロープで家の段差解消する方法

シルバーカーを使う女性

高齢者の移動を支える用品には、他にも「歩行器」や「シルバーカー」があります。

これは押して歩く事で体を支える介護用品ですね。
杖では不安だが、車椅子を使うほどでもない時なんかに選択肢に入ると思います。

介護用歩行器とシルバーカーの種類

手すりとお婆さん

また家庭内であれば、「手すり」の設置が有効です。
工事不要の「簡易手すり」もあり、トイレや玄関などピンポイントの対策も可能です。

高齢者介護で役立つオススメ玄関手すり【置くだけや住宅改修・取付位置解説】
介護や高齢者を悩ます玄関の段差、段差や歩行が辛い時に便利な玄関用の手すりを解説します。工事不要「置くだけ手すり」、住宅改修で付けられる手すり等の種類や特徴。取付位置や高さなどを細かく解説します。オススメしたい「置くだけ玄関手すり」、住宅改修での手すり設置の費用相場もご紹介しています。

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