「レクをやりたくない介護職」に向けた職場を解説！レクが無い介護施設と働き方

介護職でも、「レクリエーションが苦手」という方も多いと思います。

大切な業務ではあるものの、企画も実施も労力ですし、盛り上げるのも大変。
「レクは嫌い」「出来ればやりたくない」という介護士も多いと思います。

今回は、「レクが苦手な介護職向けの働き方」を語ります。

私も恥ずかしながら、レクリエーションが苦手です。

そんな私でも、10年近く介護職として問題なく働けてます。
今までの経験で得た情報から、参考になりそうな事をお伝えします

介護職は「レクが苦手」でも問題は無い

まずお伝えしたいのは、レクが苦手な介護士は普通だし、働くうえでも問題ないという事。

「レクは嫌いだし、やりたくない」という介護士は、一定数います。

まずは、介護レクを取り巻く現状をお伝えします。

「レクリエーションをやりたくない介護士」も需要は高い

介護レクは、準備も時間もかかります。
ただでさえ時間がないですし、職員からしてみると辛いモノですよね。

しかしレクが原因で働きにくさを感じてる方も、職場を選べば快適に働けます。

介護士の仕事は、「介助・援助」と「娯楽提供（レク）」という分け方も出来ます。

個人の得意タイプも、このどちらかに分かれてる事が多いですね。
どちらも出来るに越したことはないですが、やはり現場で必須なのは「介護技術」。

お風呂やトイレ、食事など、日常的な生活を支える能力ですね。

介護士としての需要は高いのでご安心下さい。

介護レクを日常的に行えてる施設は少ない

レクリエーションの実施には、手間も時間もかかります。

準備から終了後まで、かなりの手間がかかる仕事です。

これらを日常的な援助の合間に行う必要もあります。
買い物・準備など、時間外業務が発声する事も珍しくありません。

デイ等を除けば、これを毎日きちんと行えている施設は少ないです。

それが良いという話ではないですが、やはりこれが現状です。
全体レクより、個別の小規模レクの方が行いやすい状態ですね。

レク業務を学べる機会も少ない

また介助技術と比べ、レクリエーションは学べる機会がありません。

既述の通り、レクには企画から実施まで多大な労力が必要です。
安全に誰もが楽しめる内容となると、簡単なものではありません。

レクへの苦手意識を克服できる環境は極めて少ないと言えます。

「レクをやりたくない介護職」の上手い働き方は？

近年では、介護予防や余暇に力を入れる介護事業所が増えてきました。

レクも介護職の仕事の1つなので、全くない職場は少ないです。
レクリエーションが苦手な介護職は、ちょっと不安を感じてしまいますよね。

「レク重視の施設」を避ければ問題は少ない

レクにも、毎日の必須業務などではなく、もっとライトな内容もあります。

私含め、皆さんが苦手とするのは「デイサービス的なレク」ではないでしょうか。
「毎日日替わりで、全員を集めて…」という本格的なレクですね。

介護施設でも毎日の必須業務とせず、もっと気軽に行ってる場所もあります。

日課でなく、思いつきで少人数で出来る内容ですね。

このぐらいライトな内容であれば、やっても良いという方もいると思います。
あるいは、職員全員で行うような施設行事もそうですね。

「レクをやりたくない人」が避けるべき職場

下記の職場は、レクリエーションが活発的に行われます。

苦手意識のある人は、避けた方が無難です。

レクと言えば、デイサービス。
通いの介護事業所は止めておくべきですね。

介護施設では、有料老人ホームがレクに力を入れてる施設が多いですね。

有料は、入居条件が緩く元気な人も多い介護施設です。
「レクリエーション」をアピールする施設も多く、よく日課に取り入れられてます。

レクリエーションが無い介護施設はある？

もし「レクが無い介護施設」で働きたいなら、下記職場がオススメです。

特別養護老人ホームは、介護度が高い施設です。

日常生活に要する介護量が多く、仕事は身体介助が中心です。
その為、余暇の提供は施設イベントや個別レクが主になります。

また施設ではありませんが、訪問介護もオススメです。

訪問介護は、利用者様のお宅で介護サービスを提供します。
施設と違いレクもないので、苦手な方も安心して働けると思います。

転職サイトで情報収集しよう

また都合よく、レクがなさそうな求人に出会えるとも限りません。

介護業界での転職活動は、日頃からの情報収集と比較が大切。
その際には、やはり転職サイトの利用が便利ですね。

求人の掲載量が圧倒的ですし、エージェントによる転職相談もあります。
「レクを回避したい」というリクエストも可能です。

特にレバウェル介護求人は、マッチング重視の紹介をしておりオススメです。

⇒レバウェル介護求人の口コミと使い方

夜勤メインで働く

またレクを避ける働き方として、「夜勤」があります。

レクを行うのは日中ですから、夜勤であれば避ける事が出来ます。
極端な話、夜勤専従で働けばレクを一切せずに済みます。

⇒介護の夜勤専従は稼げる？

そこまでせずとも、現場では夜勤者が不足しがちです。
「絶対レクをやりたくない」という人は、検討ください。

介護派遣で働く

レクリエーションが無い施設を探してるなら、「介護派遣」で働くのもオススメです。

それには下記理由があります。

介護派遣には、係や委員会等に所属せずに済む面があります。
レクにも企画や実行などの担当があるので、レクから距離を置いた働き方が出来ます。

誘導や手伝いなどの補助的な役割に終始し、主体となって行う機会は少なめです。

また正社員だと、基本的に全シフトに対応できる必要があります。

そのため先述の夜勤専従も、非正規の方が求人を見つけやすいですね。

パート社員もその傾向がありますが、より可能性を高めるなら介護派遣です。
時給相場も高いですし、レクが苦手な方にはメリットが多い働き方でしょう。

⇒介護派遣のメリットとデメリット【正社員とどっちがオススメ？】

「レクが苦手な人」に向けたレク選び・動き方

冒頭で話した通り、私もレクが苦手な介護職です。

そんな私でも、これなら出来ると思った内容もいくつかあります。
また勤務中の身の振り方でも、案外乗り切れる事も…。

いくつか参考になりそうな事をご紹介します。

「司会進行の必要性が薄い内容」を選ぶ

レクリエーションでも、自分が司会進行をせずにすむ内容もあります。

「レク嫌いでもやれるな」と思ったのは、下記内容ですね。

ぬり絵は、定番とも言える内容ですね。
形に残る物ですし、後から展示すると喜ばれますよ。

⇒高齢者向けのオススメぬり絵特集

特に体操DVDは、映像もあるし声で指示も出してくれるので楽です。
自分は復唱しながら、前で身体を動かす感じですね。

また人前で何かしたくない人には、「映画鑑賞」もオススメ。
流すだけでOKなので、上手く場をごまかせます。

他の職員に協力を仰ぐ

慣れない業務を一人でこなすのは辛いものです。

正直にレクが苦手と言ってしまうのもアリ。
「苦手だけど、頑張るから助けて」と言えば、大体は協力してもらえます。

他の業務を見つける

レクの最中でも、介護を必要とする利用者様はいます。

そうした方の元へ積極的に駆けつけ、介助に入るのも良いですね。
記録など、何か別の業務を探してみるのも良いでしょう。

ただこれも度が過ぎると、レクから逃げる人のレッテルを貼られてしまいます。

レクを避け過ぎず、やる時はきちんと参加し、上手くバランス取りしましょう。
まずは、他職員のサポートに入る事から始めると良いですね。