介護職の仕事は、忙しく連休もとれないイメージが強いですよね。
これから介護を始める方で、長期休暇や連休が取れるか知りたい方もいると思います。
そこで当記事では、「介護職が連休を取る方法」というテーマでお話しします。
記事の内容
- 連休や長期休暇の取り方
- 希望休はどれぐらい取れる?
- お盆休みや年末年始は休める?
連休を中心に、「介護職における休みの取り方」を具体的にご説明します。
私は長年介護職として働き、シフト作成にも数多く携わってきました。
連休取得のコツも含め、現実的な内容をお伝えできると思います。
※非常勤は条件指定出来るため、正社員を想定した内容でお伝えします。
介護職は連休を取れない?
休みが少なく不定期なイメージの介護士ですが、連休を取る事は可能です。
- 希望休
- 有給
- 特別休暇
忙しい介護職でも、こうしたモノを使えば長期休暇も取得できます。
毎回となると長期休暇は取りにくいですが、数日程度であれば毎月の確保も難しくないです。
介護職のお休みの実態を語りつつ、これらの仕組みを解説します。
2~3連休なら「有給」「希望休」で取れる
介護職が「毎月どれぐらい連休が取れるか」で話すと、2~3連休が現実的ですね。
介護は主にシフト制の仕事なので、交代で休みを取ります。
その為いつ休みを取れるかは毎月異なり、シフト作成者次第となります。
希望休とは、自分で休日を指定できる制度ですね。
大抵の職場ですと、希望休は「毎月3日まで」取得する事が可能です。
よって、自分で作れるのは3連休位が基本ですね。
介護士の年間休日数の平均は、年110日程度。
月の休みは9日ぐらいが平均的な数字です。
※2月は日数が少ないので8日となる事が多い
そのうち3日まで日にち指定できるという形ですね。
連休が欲しいなら、やはり年間休日数の多い職場が色々と楽ですね。
「希望休」「有給休暇」を使った具体的な連休の取り方
連休を取る際によく使われる手段として、シフトの最後と最初に希望休をとる方法があります。
「最後に2連休+最初に2連休」、これだけでも4連休を作る事が出来ます。
あまり希望が重なるとシフトが作れなくなるので、結局は譲り合いですね。
有給休暇の取得しやすさは、職場により異なります。
それでも月に1~2日程度であれば、取りやすい方かと思います。
数か月おきに少しずつならば、十分有給取得できる職場はあります。
希望休の場合、理由申請も必要ありません。
長期休暇は取れる?
1週間やそれ以上などの長期休暇を取りたい場合、公休と有給を組み合わせて取ります。
例えば「公休(希望休)3日」と「有給3日」を続けて取る、といった形ですね。
有休にも限りはありますし、職員不足により使いにくい環境も多いです。
上記記事でも言ってますが、有給の使いやすさは「職員の数次第」です。
ただ有給取得の義務化により、近年は有給に対する意識も向上しつつあります。
「職員数の問題」を上手く解消してる職場を選べば、積極的に取得する事は可能ですよ。
「非常時」や「資格取得」なら協力を得られる
お休みが必要な事情や目的によっては、もっと休みの確保は簡単です。
例えば「冠婚葬祭」や「資格取得」などですね。
こういった時はさすがに問題なく連休は取れるので、迷わず相談して大丈夫です。
どちらにせよ、相談のもと長期休暇を取得できます。
また介護ならではケースに、「資格取得の為のスクーリング」で休みが必要になる事があります。
※初任者研修や実務者研修等
スクーリングがある時は、希望休だけでは休日指定が足りないので、職場に相談して下さい。
教室の通学日は申込時に分かるので、「毎週〇曜日」という形で希望休を複数取れます。
介護職に「年末年始」や「お盆休み」はある?
休日という事で、「年末年始」や「お盆休み」等の紹介もします。
介護は基本的に365日仕事があるので、これらの季節休暇は取得しにくいです。
カレンダー通りの休日確保は難しい
- ゴールデンウィーク
- お盆休み
- 年末年始
特に24時間対応の「入居介護施設」では、こういった休みは取りにくいですね。
ただ配慮自体はあるので、そこはご安心下さい。
職員同士で相談や譲り合いをし、交代で取る形になるかと思います。
年末年始などは「特別手当」がある
先述の様に、介護施設では年末年始等で休日を増やす事は難しいです。
希望休を取りたい場合も、他職員と調整する必要が出る可能性もあります。
その代わり、年末年始手当等のようにお給料で還元するのが一般的ですね。
ゴールデンウイーク、お盆休みなども同様ですね。
ただこちらは、特別手当が支給される事は少ないです。
夏季・冬季、誕生日等の特別休暇も
介護業界には、特別休暇がないワケではありません。
下記の様な休暇を設けてる事業所も出てきてます。
- 夏季休暇
- 冬季休暇
- 誕生日休暇(アニバーサリー休暇)
決まった時期に休日数を増やす取り組みですね。
例えば、誕生日月に「希望休のように好きな日を休める」アニバーサリー休暇などがあります。
こうした休日に関する取り組みも、徐々に増えてきています。
「良い職場」を見分けるポイントとしても、使えますよ。
介護職が連休取得する時の注意点
可能な範囲であれば、連休は自由にとって大丈夫です。
ただ介護士ならではの注意点も存在します。
連休を取りやすい職場選びも含め、覚えておきたい内容をお伝えします。
連勤発生のリスクに注意
公休で連休を作る場合、連休があるほど連続勤務が発生しやすくなります。
毎月の公休数は決まっており、1か所に集中すれば他の場所で休みが取れなくなります。
有休を使わず希望休による連休を狙う場合は、バランスにも注意しましょう。
「1月につき2連休を1回」ぐらいが、その後の勤務も考えると現実的かと思います。
有休が使えれば、それに+αするという方法がオススメですね。
連休明けの「仕事環境の変化」
介護の現場では、利用者様の状態は毎日変化します。
それに応じ、介護方法の変化や業務連絡も重なっていきます。
連休明けで出勤したら、色々と仕事が変わってて驚いたなんて事もよくあります。
特に「申し送り」や「日誌」の確認量も溜まってるので、そこもちょっと面倒ですね。
気にせず休みを取ってOKですし、連休取得を否定する風潮もないのでご安心下さい。
「年間休日数」と「職員数」が多い職場で働く
仕事でまとまった休みが欲しいなら、まずは「年間休日数の多い職場」を狙いましょう。
転職の際には「休みの多い職場」を選ぶべきです。
もう1つは「職員数が多く、定着率が高い職場」ですね。
加え、入職希望者が多い職場ならより良いです。
休日の確保には、やはり人手が必要です。
職員が多くいれば、下記のリスク回避に繋がります。
連休確保には人手が必須
- 公休(年間休日)の減少
- 休日出勤の増加
- 有休が消化できない
働きやすい職場と思っても、人が減れば連休も取れなくなります。
年間休日数の多い職場を選びつつ、見学や面接では内部情報にも注目したいです。
休みに重点を置くなら、1フロアの職員が多い方が良いです。
介護職の休日は平均年110日ですので、連休狙いなら「年間休日120日位」が狙い目。
内部情報については、転職エージェント等を頼ると良いでしょう。
オススメを紹介するなら、「レバウェル介護」ですね。
利用者にネガティブ情報も共有し、マッチング重視の紹介をしてます。
求人検索も、「年間休日120日以上」「完全週休2日」など使いやすい物が揃ってます。
連休や希望休が取れない時は「パート・派遣」で転職
記事では、正社員を想定した内容をお話ししました。
ただ実際は、人手不足で連休や希望休が取れない事も少なくありません。
そうした場合、転職して環境を変えた方が早い解決に繋がります。
ただ連休や休みやすさを重視するなら、やはりパートや派遣の方が楽です。
あらかじめ自分で「この条件で働く」と明示した方が間違いないです。
勤務表の上では、パートや派遣の方が守られた存在ですね。
実際のところ、「正社員で連休を取る」より「非常勤で正社員並の待遇で働く」方が現実的。
特に介護派遣は高時給ですし、検討してみてはどうでしょう?
この辺りは長年働いてきて思う所があり、私は近年パート勤務で働いてます。
夜勤に入れば収入も確保できますし、長期休暇も取りやすく満足してます。
詳しくは、下記記事でも語ってるので良かったらご覧ください。
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