介護職で働いていると、人手不足による連勤も多く発生します。
- 5~6連勤、それ以上続けて働いてる
- 連続夜勤でキツイ
- 他の介護職は連勤を何日までしてるもの?
こんな声も多い事と思います。
今回は、「介護職の連勤は何日まで許せる?」というテーマで語ります。
個人的には、介護職の連勤は3~4日まで。
それ以上の状態が続くようなら危険と考えてます。
自分の介護職経験から、介護職の細かな現状と連勤がキツイ時に出来る事。
長期連勤のリスクを避ける転職アドバイスなんかをお伝えします。
介護職の連勤は何日までが普通?
連勤が発生しがちな介護職ですが、許容すべきは何日まででしょうか?
変形労働時間制など、採用してる労働時間制度により最大連勤日数は異なります。
ただルールは別として、連勤が続けば誰しも辛いもの。
当記事では、現実的に介護職の連勤は何日までか?
実際に働くのであれば、何連勤までを許容すべきかを考えていきます。
人手不足による介護職のキツイ連勤実情
介護職の不足は、皆さん知るところだとは思います。
実際の声を見ていても、下記の様な内容が目立ちます。
- 入浴介助をしつつの5連勤
- 夜勤込みの7連勤
- 半日出勤込みで8連勤
酷い時は、1週間以上もの連勤があります。
現場にいる身としては、元々の人手不足に加え、コロナによる悪影響も出ていますね。
利用者の感染対応はもちろん、急な休みも増え、疲弊してる現場も多いでしょう。
介護で人手不足になりがちな時期
連勤が続く時は、やっぱり人がいない時です。
出勤しても職員が普段より少なく、仕事も忙しく特にキツイ状態ですね。
特に介護では、下記時期に人手が不足し多く連勤が発生しがち。
- 年末年始
- 土日祝日
- 夜勤帯
主に、パート社員さんが出勤できない時ですね。
どこも日中はパート社員に任せ、正社員は夜勤ばかりという職場が多いです。
具体的には、パート社員は主に日勤での出勤です。
早番や遅番など、その他は正社員が中心に補います。
人手不足が進んだ職場では、早番からの遅番。
早番がいなく、夜勤明けで残業など…、正社員に過度な負担がかかってるのが実情です。
介護職の連勤は「心身面では5日まで」
私も長く介護職で勤めてますので、2週間近くの連勤も経験してます。
それ以外にも、5日以上の連勤も沢山経験してきました。
しかし、個人的には「連勤は4日、多くても5日まで」と考えてます。
それ以上は、「特別な事情がある時のみ」という感覚ですね。
正直4連勤でもそれなりに辛いし、5日以上はしんどいです。
介護業界では、公休は月9日が標準です。
バランスに配慮してシフト作成すれば、3~4連勤程度でおさまります。
5連勤以上が多くなるなら、「人手不足」か「シフトの組まれ方が悪い」と言えます。
遅番⇒日勤⇒早番の様な、出勤間隔を短くするシフトもNG。
連勤発生時には、そのシフト内容にも着目したいですね。
夜勤の連勤はアリ?
基本的に、夜勤明けの次の日は「休み」です。
夜勤で連勤せざるを得ない状況もありますが、2連続夜勤までです。
加え2連続夜勤をするのなら、間を「休日ではさむ」などの配慮もあってしかるべき。
2回でもキツイのだから、よほどの事がない限り3連夜勤はやらせるべきではありません。
また夜勤明けの次の日は、基本的に日勤帯で出勤しません。
連勤が必要な場合は次も夜勤とし、出勤間隔をなるべく長くするよう配慮します。
様々な介護現場を経験しましたが、コレが標準的な感覚ですね。
上記を守れてない職場は、かなり危険な状態です。
長期間の連勤がキツイのは普通
介護現場にいるとマヒしがちですが、長期間の連勤は普通ではないです。
人手不足が続くと、連勤が当たり前な風潮が出てしまうので注意です。
「4連勤なら普通」「5連勤なら大丈夫」と、シフト作成者の感覚も麻痺していきます。
確かに連勤をしてる職員は、自分の休みを犠牲に頑張ってくれています。
その苦労は労うべきですが、連勤が偉い・凄い事だという感覚は持ってはいけません。
行き過ぎると、最終的には「休みや休憩は悪」といった考えになっていきます。
頼まれれば、つい大丈夫と答えてしまいます。
それでも、やはり1番大事なのは自分の健康です。
もう無理だと思ったら、退職して別の職場を探しましょう。
職場の雰囲気に流されず、自分の心身を見て働いて欲しいと思います。
介護職で連勤がキツイ時にすべき事
特に介護職は、多くの職場で慢性的な人手不足です。
連勤が嫌だとしても、せざるを得ない状況にある方がほとんどでしょう。
人手不足が続いてる場合、なかなか改善はしません。
解決を求めるなら、やはり転職する事になります。
あるいは頼みやすい為に、人より連勤が多くなってしまう場合もあります。
連勤を増やさない為、個人で出来る事も確認しておきましょう。
シフト作成者に相談する
まずは「連勤が増えるとキツイ」とシフト作成者に相談して下さい。
黙っていては、休みも配慮も増えません。
「これ以上は身体がキツイ、出勤が難しい」と話しましょう。
やはりシフト作成者にとって、連勤を頼みやすい人は存在します。
「この日出勤できますか?」と言われると、「つい大丈夫です」と返しがち。
毎回OKはせず、勇気を出して無理と伝える事も必要です。
希望休による連休を避ける
1つ注意したいのが、連休を取ると連勤発生のリスクが高くなります。
もし連休を取るのなら、下記を意識しましょう。
- 公休(希望休)による連休は、2日まで
- 休日出勤が発生しそうな時は連休を控える
- 有給で連休を取る
なるべくなら、人手が少ない時の連休取得は控えましょう。
有給消化をしても、休み自体は増えない事もあります。
基本的には2連休まで、有給は職員が増えた時に積極的に消化するのがオススメです。
身体が限界なら「仕事を休む」
もし過度な連勤で体調が悪くなったら、休む事も必要です。
疲労が限界に達した時は、無理せず休んで下さい。
時には、賢く自分の身を守ってください。
ただ周囲への配慮として、欠勤連絡はなるべく早めに行うように注意しましょう。
人手不足が続くなら「転職する」
人手不足がいつまでたっても解消しない。
長期連勤で、自分の心身や生活に支障がある。
そんな時は、転職を考えるべきタイミングです。
連勤という視点で見て、転職を考えるべき職場の特徴は下記。
- 5日以上の連勤、休日出勤がある月が2~3カ月続いてる
- 負担なく働く人を責めるような風潮がある
- 「夜勤明けからの早番」など、シフトの組み方がおかしい
言い換えると、「人員補充のスピード」が遅く、「長期連勤が普通」になっている。
出勤間隔を短くしつつの連勤など、「連勤の内容に配慮がない」。
上記に当てはまるほど、危険です。
早い職場だと、職員が減った翌月には派遣などの職員補充があります。
経験則ですが、職員不足のシフトが続くほど、改善の見込みは薄いですね。
転職活動の際は、入れ替わりが激しくとも職員が集まる職場を選びましょう。
転職サイトの求人検索、アドバイザーからの紹介・相談も活用すると効率的です。
介護派遣も積極的に採用してる職場などが理想ですね。
「派遣・パート」で慎重な転職活動を
仕事に疲れたからと転職しても、同じような職場を選んでは意味がありません。
その面では、介護職転職でいきなり正社員を目指すのはリスクが高め。
慎重に進めるならば、パートや派遣の非常勤で様子見するのがオススメです。
パート・派遣でも、介護職なら正社員にはすぐになれます。
またあえて非常勤を続け、ライフワークバランスを保つのも手です。
色々な職場で働きましたが、職員数も給料も本当に様々。
良い職場は必ずあるので、前向きに探してみましょう。
さいごに
今回は、介護職の連勤現状を語りました。
- 介護職の働き方だと、3~4連勤までが標準的
- 5日以上の連勤が増えるほど、危険信号
- 夜勤続きや出勤間隔が短くなるなど、シフトの組まれ方にも注意
要点はこんなところですね。
コロナに職員不足と、介護職員の連勤は本当にキツイです。
大丈夫と思っていても、職員がいなくなるのは一瞬なのが恐いところ。
自分の身を守るためには、時に上手く逃げる必要があります。
幸い転職先には困らない業界です。
限界まで無理せず、キツイと思ったらもっと働きやすい職場に転職しましょう。
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