高齢者を抱えてたり、介護をされてるご家庭では、トイレ汚れに悩む事も多いでしょう。
尿こぼれにマットを敷いても、「ズレて床が汚れる」「洗濯やお手入れが面倒」。
躓いたり滑ったりしないかなど、危険な場面もありますよね。
そこで今回は「介護でのおすすめトイレマット」をご紹介。
- 介護でのトイレマットの選び方
- おすすめの介護用トイレマット
- 関連情報(トイレの汚れ防止用品・介護用品)
お手入れが楽で安全性の高い商品と、その選び方をお話ししていきます。
関連する「介護・トイレ汚れ防止用品」も紹介するので、参考頂ければ幸いです。
高齢者介護における「トイレマットの選び方」
高齢になり介護が必要になると、どうしてもトイレでの失敗が出てきます。
床への尿こぼしなど、マットを汚す回数もより増えます。
また足腰も弱ってくる為、マットに躓いての転倒にも配慮する必要があります。
高齢者のいるご家庭では、「安全性」と「お手入れのしやすさ」でトイレマットを選びましょう。
トイレマットの基本的な選び方
お手入れがしやすく、安全性の高いトイレマットはどんな物か?
下記の内容を意識して選んでみましょう。
介護で使いやすいトイレマットは?
- 薄めで段差になりにくい
- 表面と裏面の滑り止め機能
- お手入れのしやすさ(撥水加工)
薄めで吸着力が高ければ、マットのズレや躓いての転倒を防げます。
裏面だけでなく、表面も滑りにくい素材であれば尚良いですね。
また高齢者は、尿こぼれでトイレ床を汚す機会が多くなります。
清潔維持も考え、洗濯などお手入れの手間が少ない商品を選びましょう。
拭き掃除や水洗いのみでOKの商品も沢山ありますよ。
介護を意識したトイレマットもある
介護を意識したトイレマットも数多く有ります。
安全性やお手入れを意識しつつ、色々なバリエーションの商品が開発されていますよ。
介護で使いやすいトイレマット
- 使い捨てタイプ
- ワイドタイプ
- ポータブルトイレ用
トイレや床を汚す機会が多い時は、「使い捨て」や「撥水」タイプだとお手入れが楽ですね。
尿汚れを広範囲にカバーしたい時は、ワイドタイプもオススメ。
カットして使える商品なんかもあります。
ポータブルトイレ用のマットは、お部屋での利用に適した形が特徴。
普通のトイレマットより広く、マットの上にポータブルトイレを置いて使用します。
介護でオススメのトイレマット・シート
ここからは、オススメのトイレマット・シート類をご紹介します。
当記事で述べた選び方に則り、介護で使いやすい商品をバリエーション重視で選びました。
サンコー「床汚れ防止マット(使い捨てトイレマット)」
掃除やお手入れが楽な、「使い捨てトイレマット」。
薄めで吸着力・耐久力に優れた商品ですね。
サンコー 床汚れ防止マット(使い捨てタイプ)
価格 (Amazon参考) | 【3枚入り】約1,500円~ 【5枚入り】約2,200円~ |
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商品タイプ | ・使い捨てタイプ ・カラー2種類 |
サイズ | 幅55×奥行44×厚み0.1cm |
特記 | ・男性用便器対応 ・消臭効果あり ・隙間を汚さない切込み付き |
使用方法は、裏面のフィルムをはがして設置するだけです。
使い捨てトイレマットは吸着力が問題になる事が多いですが、掃除機で吸ってもはがれません。
カテキン入りなので、アンモニア臭の消臭効果も期待できます。
口コミでは、汚れは拭き取りOKで1週間程度は使えるとの事でした。
フロンティア「トイレフロア消臭シート」
こちらも、使い捨てのトイレ用シート。
20枚入りなので、小まめに交換したい時にオススメですね。
フロンティア トイレフロア消臭シート
価格 (Amazon参考) | 約1,800円~ |
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商品タイプ | ・使い捨てタイプ ・20枚入り |
サイズ | 幅54×奥行58cm |
特記 | ・表面は吸水、裏面は防水機能 ・消臭効果 ・ハサミでのカットOK |
先の使い捨てマットと比べ、粘着力などに劣ります。
枚数は多くコスパは良いので、どちらを取るかといったところ。
岡安ゴム「ふく楽マット(トイレマット)」
滑りにくさやクッション性に優れた「ゴム素材のマット」です。
撥水加工なので、お手入れも簡単な優れモノ。
岡安ゴム ふく楽マット(トイレマット)
価格 (Amazon参考) | 約2,300円~ |
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商品タイプ | ・ゴム素材、撥水加工 ・カラー5種類 ・水洗い、拭き掃除OK |
サイズ | 幅48×奥行65×厚み0.5cm |
特記 | ・寒さ厚さに強い断熱素材 ・抗菌剤配合 ・ワイドタイプも有り |
洗えるタイプとしては、かなり薄めのトイレマットですね。
クッション性に優れており、膝や腰の負担も軽減します。
わずかに凹凸があり滑りにくく、両面どちらでも使用可能です。
下記は、ワイドタイプの商品もですね。
通常サイズより大きさは約10cm程広く、厚さは0.8cmと少し厚めとなります。
サンコー「バリアフリー おくながトイレマット」
便座周りを広くカバーする「ワイドタイプのトイレマット」。
薄さや吸着力に優れており、使い勝手も良好です。
サンコー バリアフリーおくながトイレマット
価格 (Amazon参考) | 約2,100円~ |
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商品タイプ | ・撥水加工 ・カラー2種類 ・洗濯機、拭き掃除OK |
サイズ | 幅60×奥行90×厚み0.3cm |
特記 | ・消臭効果 ・奥に長いタイプ |
こちらのトイレマットも撥水加工なので、お手入れが簡単です。
洗濯機での丸洗いも可能で、消臭効果付き。
「同メーカーのマットも併用し、敷き詰めた」という口コミもあり、なるほどと思いましたね。
サンコー ポータブルトイレマット
こちらは、ポータブルトイレ用のトイレマット。
消臭効果や安全性も高く、お部屋での使用も安心です。
サンコー ポータブルトイレマット
価格 (Amazon参考) | 約2,200円~ |
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商品タイプ | ・ポータブルトイレ用 ・カラー2種類 |
サイズ | 幅90×奥行70×厚み0.2cm (大判 ⇒ 90×120×0.2cm) |
特記 | ・大判タイプあり ・消臭効果あり ・カット使用OK |
ポータブルトイレの下に敷くマットで、お部屋に設置できます。
薄手でつまずきにくく、吸着加工を施してあるのでズレも心配ありません。
サンナップ「トイレシートペーパー」
介護では床だけでなく、便座が汚れる事も多々あります。
こちらは使い捨ての便座シート。
サンナップ「トイレシートペーパー」
価格 (Amazon参考) | 約930円~ |
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商品タイプ | ・便座シート |
サイズ | 幅37.2×奥行43.2cm |
特記 | ・100枚入り ・トイレに流せる |
トイレ介助をしていると、尿や便汚れで便座もよく汚れます。
便座に座らせる前から、汚れる事、失敗する事が分かってるけど…、
という場面も多いですよね。
100枚入りですし、トイレに流せるのも◎。
トイレに1箱持っておくと安心ですね。
トイレを便利・衛生的にする関連グッズ
おまけとして、「トイレを衛生的にし、使いやすくする便利グッズ」もご紹介。
家族介護で役立つ、トイレ用品をご紹介します。
おすすめの「トイレの汚れ防止用品」
まずは、トイレの尿汚れ対策商品からご紹介。
床マット以外にも、下記の様な汚れ対策グッズがあります。
- 便座クッション
- 便器の隙間用テープ
- トイレ用給水パッド
マットと併せて使う事でさらに効果的です。
拭ける便座クッション
便座シートや便座クッションは、座った時の「痛み」や「冷たさ」を解消するグッズ。
その中でも、汚れに強い拭けるタイプもあります。
便座本体の汚れも防げますし、クッション性も上がるので、高齢者に嬉しい商品ですね。
こちらは、拭き掃除が可能な便座シートですね。
アルコール除菌剤、塩素系漂白剤などで掃除が出来ます。
トイレの隙間・壁の汚れ防止テープ
トイレでも特に汚れを落としにくいのが、便器と床の隙間。
紹介したトイレマットにも隙間をカバーする商品がありましたが、隙間専用のテープもあります。
便器すきまテープ
こちらはトイレの設置面、壁などに使用できる商品ですね。
洗濯して繰り返し利用もOK、ハサミで自由に大きさもカットできます。
便器からの尿漏れ防止
こちらは、便器全方からの尿漏れを防止する商品。
便器と便座の間に貼り付けて使用します。
おしっこ吸うパット 30コ入
座ってしてるから大丈夫と思っても、意外と前面から尿漏れして汚れが付いてしまう事も…。
そんな時に便利な商品ですね。
トイレ関係の介護用品
家族介護で使える、トイレ関係の介護用品です。
ご家庭ですぐ導入できる商品達です。
トイレ用手すり
トイレ用の手すりを設置すれば、便座からの立ち上がりが楽になります。
工事不要で簡単に設置できるタイプもありますよ。
アイリスオーヤマ 手すり トイレ用
こちらも工事不要でそのまま設置できる「トイレ手すり」ですね。
立ち上がりが辛い時に便利です。
トイレ手すりについては、下記記事もどうぞ。
洋式便座
自宅のトイレが和式で使いにくい時は、洋式便座が便利です。
洋式トイレと同じように使えるので、高齢者の負担も少なくなりますよ。・
こちらも工事不要で使用可能です。
詳しくは、下記記事で解説してます。
ポータブルトイレ関連
ポータブルトイレは部屋に設置する為、臭いが気になってしまう事も…。
液体の消臭剤等があるので、使用するようにしましょう。
衛生や臭いも気にするなら、定期的なお手入れも大切です。
また、安全に使用するには設置場所なども大切になります。
これから使用を検討してる方は、下記記事もご覧ください。
認知症でトイレを汚してしまう時の対策は?
記事をご覧の方には、認知症によるトイレ汚しに悩んでる方が多いようです。
- トイレでの尿こぼしが増えた
- リハパンやパットを詰まらせてしまう
- 汚れた衣類やオムツ類で散らかしてしまう
例を挙げたらキリがないと思いますが、上手く用をたせない。
トイレの場所や使い方が分からない等といった内容が多いですね。
こうしたトイレ汚しが増えると、トイレマットだけでは不十分。
介助者による介入や環境整備が必要になってきます。
失禁があるなら介助者が介入し、パットや衣類の確認も必要となります。
またトイレに余計なものがあると、余計な混乱を招く事もあります。
その逆でゴミ箱や説明書きなど、物の配置を工夫する事で上手くいく例もあります。
こればかりは本人の状態次第になり、必ず上手くいくという正解を出す事は難しいです。
まずは紹介したグッズを活用しつつ、必要ならトイレ介入してみましょう。
その際の声掛けも難しいところですが、「大丈夫?」と心配するスタンスが良いでしょう。
怒ったり注意ばかりでは、相手の感情を逆なでするので気を付けて下さい。
その中で、できそうな工夫があれば取り入れてみて下さい。
あとがき
今回は「介護でのおすすめトイレマット」をご紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
家族介護では、トイレの汚れや臭いが気になる事が多いと思います。
トイレマットも上手く選べば、ご家族の負担軽減に繋がるので活用して下さいね。
また「安全に汚さず使う」という方向でのアプローチも有効です。
他にも色々なトイレ用品があるので、お試しください。
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