実務者研修は転職や給料アップで有利?資格のメリットを解説!

実務者研修は転職で給料が増える?未経験者には必要か 介護士

介護資格の1つに「介護福祉士実務者研修」というモノがあります。
介護福祉士目的で取得する人の多い資格ですが、転職活動や給料アップにも効果のある資格です。

当記事では、実務者研修が持つ転職や待遇でのメリットを解説します。

記事の内容

  • 実務者研修は転職や採用で有利になる?
  • 給料アップ効果はある?
  • 未経験者は取得すべきか

また実務者研修は、未経験者でも取得できる資格です。
これから「介護士になる人が取るべき資格か?」という点も解説していきます。

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実務者研修修了者の給料と資格手当

まずは、実務者研修修了者の給料と資格手当の額を見てみましょう。
実務者研修修了者の価値や、転職時の優位性について確認してみます。

資格の概要はこちらを参考下さい
介護福祉士実務者研修とは

下記の図は、介護資格別の月収(賞与込み)です。

介護士の給料 保有資格別

参考:厚生労働省(平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果) より

実務者研修修了者の給料は、初任者研修修了者より少し高いぐらいですね。
また無資格者と初任者研修では、月3万円近く差があります。

初任者との差額は少ないですが、実務者研修の資格自体は評価対象となっている事が分かりますね。

給料明細

ちなみに介護資格で見ると、下記の様な時に給料差が発生します。

介護資格による評価の分かれ目

  • 無資格者と有資格者
  • 初任者及び実務者と介護福祉士

介護士給料の総合的な解説はこちら。
 ⇒介護士の平均給料やボーナスはいくら?

給料、処遇改善ともに実務者研修はある方が良いのは間違いありません。
介護士の給料額は、資格手当による影響も大きいので、資格によるスキルアップは大切ですね。

求人での資格手当

転職サイトを見て、実務者研修の資格手当を実際に調べてみました。

また資格手当という表現にはこだわらず、初任者研修との差に注目してみました。
最終的な給与は各職場で色々な要因が絡むので、初任者との差を見て下さい。
※細かい施設名などは伏せます。

「有料老人ホーム」【正社員・常勤】
実務者研修 :13,000円
初任者研修 :10,000円
「病院」【正社員・常勤】
実務者研修 :7,000円
初任者研修 :5,000円
「介護老人保健施設」【正社員・常勤】
実務者研修 :6,000円
初任者研修 :3,000円

求人確認は、転職サイト「カイゴジョブ」を利用させてもらいました。
介護の求人情報30,000件。カイゴジョブ

試験勉強での疑問

先ほどと同じく、初任者よりちょっと良い程度の結果ですね。

ただ資格による手当差を、夜勤手当等にも適用する職場も少なからずあります。細かい所だと、実務者研修保有者を夜勤手当などで優遇する職場もありますよ。

実務者研修の転職活用方法

介護福祉士に必要だから、という理由で取得されがちな実務者研修。
一般介護士として転職する分にも、資格より実務経験が評価される傾向があります。

ただ中には、実務者研修を応募条件とする求人もあります。
今一度、資格取得のメリットを確認してみましょう。

実務者研修の取得メリット

  • 介護福祉士受験に必須
  • サービス提供責任者になれる
  • 実地指導を受ければ医療ケアが可能

「サービス提供責任者」などになれる

実務者研修があれば、サービス提供責任者として転職も可能です。

介護サービスの相談

サービス提供責任者とは、訪問介護事業所における役職者でリーダー的な役割を担います。
訪問介護計画書を作成したり、サービスの管理や多職種との連携など大切な役割を持ちます。

サービス提供責任者になるには、現在は実務者研修修了が必要です。
お給料も良く、色々な業務に関われる仕事ですよ。

サービス提供責任者になるには?必要資格から経験能力まで総合解説
サービス提供責任者になるには、実務者研修や介護福祉士などの資格が必要です。また業務内容を考えると相応の能力や経験も必要です。業務や資格要件、必要な能力から転職情報まで「サービス提供責任者になる方法」を総合的にもお話しします。

研修を受ければ「経管栄養」なども可能に

また介護士でも研修を受ける事で「経管栄養」と「喀痰吸引」が可能です。
その為には、喀痰吸引等研修を受ける必要があります。

喀痰吸引 医療ケア

実務者研修における「医療ケア」は、上記研修の基本研修にあたり免除になります。
後は実地研修を受ければ、現場でこれら医療ケアを行う事が出来るのです。

実務者研修を取る事で、応募できる求人や働き方が増えると言えますね

訪問介護での活躍が増える

「サービス提供責任者」や「喀痰吸引等研修」の求人について調べてみたところ…
サ責はもちろん、喀痰吸引でも訪問介護の求人が多く見つかりました。

実務者研修修了者の募集としては、サービス提供責任者。
喀痰吸引等研修については、あれば尚可という内容が多く見られます。

※確認には「カイゴジョブ」を利用させてもらいました。
介護の求人情報30,000件。カイゴジョブ

訪問介護

実務者研修は、単体で見ると訪問介護と相性が良い資格ですね。

喀痰吸引等研修については、有料老人ホーム等でも尚可としている施設があります。
分かりやすい給料アップは難しそうですが、人事評価や処遇改善などで給与評価となるでしょう。

実務者研修は未経験者に必要はない

実務者研修は誰でも受講できるので、「先に取りたい」と思った未経験者もいると思います。
しかし、未経験者は焦って取る必要はないです。

先に言ってしまうと、未経験者は初任者研修を取るべきというのが個人的意見です。
初任者研修の取り方

…というのも、下記の理由がある為です。

未経験者は初任者を選ぶべき理由

  • 初任者研修修了で内容・費用の免除がある
  • いきなり実務者研修を受講すると、内容が多く時間がかかる
  • 「基本の応用」なので、未経験者向けではない

OKサイン

先に初任者研修を取るデメリットはありません。

「初任者⇒実務者」が想定された流れなので、それに従った方が色々と楽です。
またサービス提供責任者や喀痰吸引なども、未経験者がいきなりやる事ではないです。

メリットとしては、介護福祉士受験前に慌てなくて済むぐらいでしょうか。

どのみち介護福祉士には、実務経験年数が必要です。
未経験の方は初任者研修を取り、介護の仕事を知るという事から始めましょう。

研修内容も「基本の応用」になるので、仕事に慣れてからが基本的な在り方ですね。

まとめ

ここで述べた内容のまとめとしては、以下の通り。

実務者研修は…

  • 初任者研修と比べ、給与(資格手当)で少し評価が高い
  • サービス提供責任者等、訪問介護への転職で有用
  • 未経験者は初任者研修があれば十分

「実務者研修」は有用な資格ですが、単体では給与評価に大きく関わりません
しかし修了しておくことで、管理職としての採用他の資格取得などに繋がります。

間接的に給料・採用への評価となる資格ですね。

次へのステップアップという意味合いが強い資格ですが、上手く活かせば転職にも活用出来ます。
免除もあるので、未経験者は焦らず初任者研修を取得し、介護の仕事に慣れる事から始めましょう。

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