有料老人ホーム介護士の仕事内容や給料を解説【働くメリット・デメリット】

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有料老人ホーム介護士の仕事内容と給料介護職で働く

介護職の代表的な職場の1つに、「有料老人ホーム」があります。
これから転職活動をするうえで、仕事内容や給料気になる方も多いでしょう。

当記事では、有料老人ホームにおける介護士の仕事内容を中心に解説します。

お給料や働くメリットなどを、働いてみての経験と共にお話しします。

私も10年近く介護士として、色々な介護施設で働いてきました。
他施設と比べて介護度が低く、介助が少なく働きやすいのがメリットな職場ですね。
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有料老人ホームにおける「介護士の仕事内容」

解説するヤギ

有料老人ホームには下記3種類があり、それにより介護士の仕事内容も異なります。

有料老人ホームの種類

  • 介護付き有料老人ホーム
  • 住宅型有料老人ホーム
  • 健康型有料老人ホーム

このうち健康型は、現在ほとんど数がありません。

介護付きは、その名の通り「施設職員が24時間介護サービスを提供」する施設。

住宅型は、「生活援助等を中心」とした施設。
介護サービスを受けるには、外部サービスを必要とする施設ですね。

住宅型でも、職員が訪問介護員を兼任する事が多め。
実際の仕事内容は、介護付きとあまり変わりません。

⇒有料老人ホームとは

介護イメージ01

また有料老人ホームを含め、施設介護士であれば無資格でも働く事が可能です。

介護士の職場としては、「介護付き有料老人ホーム」が主になります。
当記事では、介護付き有料老人ホームをメインとした内容を解説します。

介護士の「基本的な仕事内容」と「勤務時間」

カンファレンスイメージ

有料老人ホームの基本的な仕事内容は、他の介護施設とほぼ同じです。

有料老人ホームの仕事内容

  • 排泄、食事、入浴などの介助
  • レクリエーションの提供
  • シーツ交換や居室の清掃
  • 介護記録の入力

介護施設は、利用者様が生活する家。

介護士の仕事は、食事や入浴など日々の暮らしのサポートが中心です。
出来ない事を介助したり、自分で出来る事が安全に行えるよう付き添ったりですね。

これらの仕事を他職員と協力し合い、1日の流れに沿って進めていきます。

有料老人ホームの1日の流れとシフト

仕事でスマホを持つ女性

有料老人ホーム介護士の1日の流れを、簡単にまとめました。

時間仕事内容
7:00起床介助
8:00朝食
9:00~朝礼
排泄介助、入浴介助、リネン交換
10:00水分・おやつの提供
12:00昼食
14:00レクリエーション
15:00水分・おやつの提供
16:00~排泄介助、記録の入力
18:00夕食
19:00~就寝介助

1日3回の食事、トイレなど、利用者様は私達の暮らしと似た流れで生活します。

介護士の仕事も、そのスケジュールに沿って行われます。

日中に入浴するのが、家庭との主な違いですね。
午前中に入浴を済ませ、午後はレクや余暇の時間とする施設が多いです。

案内をする介護士

下記は、各シフトの勤務時間例です。

シフト勤務時間
早番
  • 7:00~16:00
  • 7:30~16:30
日勤
  • 9:00~18:00
遅番
  • 10:00~19:00
  • 11:00~20:00
夜勤
  • 16:30~翌9:30

夜勤を除き、実働8時間で休憩は1時間。
拘束時間は1日9時間が一般的です。

業務を円滑にするため、早番や遅番の出勤時間を細かく分ける事もあります。

パート社員の勤務時間は「応相談」とする職場が多め。
施設によっては、もっと短時間での勤務も可能です。

有料老人ホーム介護士における「仕事内容の特徴」

介護士の相談

ここまでに紹介した仕事内容は、他の介護施設でもほぼ同様です。

有料老人ホームならではの特徴には、下記内容があります。

有料老人ホームの仕事特徴

  • 利用者様の介護度が幅広い
  • 接遇や物品管理がしっかりしている
  • 施設毎の特徴が表れやすい

他の介護施設と比べると、有料老人ホームは利用者様の介護度が幅広いです。

有料老人ホームは、自立度の高い方から寝たきりに近い方まで、幅広い方が入居されます。
認知症の有無も、人それぞれです。

特養などと比べ「介護度」は低めですが、そのぶんレクリエーションが多い印象ですね。

私の経験でも、他施設と比べオーソドックスな仕事内容です。
「身体介護やレクばかり」ではなく、色々な介護をバランスよく行えます。

施設により特徴は様々

シニア夫婦

また「娯楽提供やリハビリを頑張る」「個人の生活スケジュールを重視」など…、
施設により、特徴やアピールポイントも異なります。

会社の介護への考え方が、形として表面化しやすい施設ですね。
基本的な仕事内容は同じですが、細かな点は職場により異なります。

これらの特徴は、そのまま有料老人ホームで働くメリットに繋がりますね。
詳しくは後述します。

住宅型有料老人ホームの仕事内容

訪問介護

住宅型有料老人ホームでは、介護サービスは訪問等の外部サービスを使用します。

そのため施設職員としての仕事は、相談や支援援助に寄った内容です。

しかし実際には、施設内に訪問事業所が併設され、職員が兼務する形が多め。
施設の各利用者に、訪問介護の形式でオムツ交換等の介助を行うという事ですね。

このあたりは、サービス付き高齢者向け住宅と似てると思います。

⇒サービス付き高齢者向け住宅の「介護職の仕事内容」

有料老人ホーム介護士の平均給料とボーナス

有料老人ホームの介護士の収入は、介護職全体と比較しても悪くありません。

  • 賞与支給率が高い
  • 施設介護士より高めの平均給料

「平均の給料額やボーナス額」を見てみましょう。

有料老人ホームの平均給料

介護付き有料老人ホームの介護士の給料は、下記データが目安になります。

令和6年度の平均月収データ
施設介護士207,378円
入居施設系
※他職種も含む
242,818円
特定入居者生活介護(介護付き有料)
※他職種も含む
250,886円

※参考:介護労働安定センター(令和6年度 介護労働実態調査結果)

パソコンで仕事をするスーツ女性

有料老人ホームの介護士まで絞ったデータが無く、今回は上記情報を用意しました。

私の経験では、夜勤込みの常勤で「手取り月20~24万円」位が目安ですね。
ここは夜勤回数や資格、地域により差が出るところだと思います。

施設介護士としては、老健や特養に次ぐ平均給与といった具合ですね。
夜勤回数や保有資格次第では、もうちょっと増えると思います。

有料老人ホームのボーナス

口コミイメージ

有料老人ホームのボーナス支給状況も、確認してみましょう。

先程の調査から、介護士や有料老人ホームの平均ボーナスを紹介します。
※令和4年度より

介護職員全体585,209円
特定施設入居者生活介護
(介護付き有料老人ホーム)
563,331円

介護付き有料老人ホームでは、定期的に78.6%の施設が「定期的に賞与を支給」してます。

介護士全体と比較すると、ボーナス支給率・額共に良い方に入りますね。

 ⇒介護士の平均給料やボーナスを解説

有料老人ホームで働くメリット・デメリット

正解を教えるひよこ

介護士の職場としては、有料老人ホームは働きやすいのがメリットだと思います。

私が実際に働いたところ、下記の魅力を感じました。

介護付き有料老人ホームで働くメリット

  • 元気な方が多く、忙しすぎない
  • 介護度が幅広く、介護スキルを高めやすい
  • 給料や福利厚生が良い傾向にある

総合的には、「誰にでも勧めやすい介護施設」ですね。

介護施設の中では、かなり働きやすい方かと。
仕事内容のバランスが良く、取っつきやすい環境だと思います。

介護スキルが習得しやすく、働きやすい

相談をするシニア夫婦

前述の通り、有料老人ホームの入居者は介護度が幅広いです。

ただ全体的には自立度の高い方が多いですね。
その一方で、多くの介護を必要とする方も入居されます。

その為、余裕を持って介護士業務を学べるのがポイント。

色々な介護業務に関われる

  • 食事介助や入浴介助
  • オムツ交換やトイレ誘導
  • レクリエーション

こういった業務をバランスよく学べるため、未経験者にもオススメしたい職場です。

全体的な介助量も多くないので、程よく仕事があり働きやすい。
長く働ける職場を探したい経験者にも、良い施設だと思います。

介護職で初めて働く方にオススメする転職先と資格【初任者取得で介護施設】
介護の未経験者は、初任者研修の資格を取り、介護施設へ転職するのがオススメです。その中でも働きやすい施設種類や職場を具体的に紹介します。転職で失敗を感じやすいのが入職直後。初めての人が介護で働き続けられるよう、働きやすさ重視で「オススメの職場と転職手順」を解説。選ぶべき介護施設から転職サイトまでお伝えします。

接遇もしっかりしてる傾向にあり、利用者様への対応も丁寧です。
そうした丁寧さが、職員同士の人間関係にも良い影響を与え、働きやすい感じですね。

規模も大きめなので、職員数にも余裕がある印象です。

介護士の最初の職場としてオススメ

初心者介護士

前述の通り、有料は未経験者の最初の職場として勧めたいです。

例えば、他の働き方には「特養で毎日がっつり身体介助」。
「デイサービスでレクに特化」、なんて方法もあります。

こういった働き方はその分野に強くなれますが、ミスマッチも起こりやすい。

相談をするシニア夫婦

その点、有料老人ホームはあらゆる点でバランスが良いのが特徴。

有料で働いてみて、「介護度の高い人の対応が好きと思ったら特養」。
「レクが好きならデイに転職」、なんて選択も後々可能です。

自分の適性を知る意味でも、介護の入門的職場としてオススメしたいですね。
業務量にも余裕がある事が多く、その点でも働きやすいかと。

好みの職場を見つけやすい

パソコンで仕事をするスーツ女性

有料老人ホームは、施設により雰囲気や介護への考え方も異なります。
また民間企業という事で、給料など待遇もそれぞれ。

よって、自分の好みにあった職場を探しやすい介護施設ですね。

有料は好みの職場を探しやすい

  • ホテルの様な雰囲気で働きたい
  • 自分のやりたい仕事、介護への考え方で選ぶ
  • 高待遇や休日の多い職場を見つけたい

職場の多様性があるので、上手く選べば自分の理想に近い施設も探せます。

求人数も多く、その点もメリットですね。

給料や福利厚生が良い傾向

計算機を持った女性

有料老人ホームは、介護業界内では給料も良く、福利厚生も充実してる傾向があります。

主に民間企業が運営する事もあり、その待遇も会社により様々です。
総合して、介護業界では待遇が良い方という感じですね。

高収入を目指す場合でも、転職活動しやすい施設形態でしょう。

ちなみに、給料やボーナスだけで見ると、特別養護老人ホーム等が優れてます。
ただそういった施設は、業務が忙しく身体がキツイのがデメリット。

勤務条件と仕事内容など、「総合的には有料老人ホームが働きやすい」というのが個人的意見。

有料老人ホームで働くデメリット

NGサインをする介護職員

有料老人ホームは、特養などと比べ介護度が低めです。

介護士目線で働くデメリットを語るなら、下記点が挙げられます。

  • 意思のはっきりしてる方が多い
  • 介助量が少なく、仕事内容に物足りなくなる可能性
  • レクリエーションに関わる可能性が高い

平均して入居者の自立度が高い分、意思のはっきりしてる方が多め。

認知症対応に慣れている方は、かえって気疲れしてしてしまう。
あるいは、「振り回されてる」と感じる事がありますね。

⇒有料老人ホーム介護職の仕事は何がキツイ?

もちろん認知症の方もおり、そうした対応も求められます。

介助にレク、物品管理、利用者からの相談など…、
マルチな仕事を求められ、私も忙しさを感じる時があります。

自分の得意な事に集中したい方には、辛い場面もあるかと思います。

身体介助メインでは働きにくい

トイレ介助イメージ

またオムツ交換や食事介助など、身体介助をメインにしたい方は物足りない可能性もあります。

既述の通り、利用者の質もあってレクの実施を求められる環境も多め。
「レクは嫌い」という職員も少なくなく、好みが分かれるところかと。

⇒「レクが苦手」でも介護職は務まる!レクが無い施設や働き方は?

ただこれらは傾向の話であり、職場の選び方で解決できる範囲でもあります。
個人的には、これらを差し引いても働きやすいと思います。

有料老人ホームで働く時の転職アドバイス

男性職員

介護職として、有料老人ホームに転職する時に知っておきたい情報を紹介します。

志望動機の考え方や求人など、具体的な転職情報をお伝えします。

有料老人ホーム介護士に必要な資格

初心者介護士

有料老人ホームをはじめ、介護士として働くには初任者研修の取得を推奨します。

介護施設の介護士であれば、無資格でも働き始める事は可能です。

しかし現在では、無資格者は新規採用後1年以内の資格取得が求められる事になりました。
これにより、無資格のまま介護職として働き続ける事が難しくなっています。

疑問があるキツネ先生

義務化されたのは、また認知症介護基礎研修という資格。

⇒認知症介護基礎研修とは?

これは初任者研修の取得でも免除となります。

初任者研修は、介護で働くうえで初めに取る入門資格。
資格手当や身体介助の学習もある事から、未経験者はこちらを取得するのが標準的。

⇒介護職員初任者研修とは

有料老人ホームでも身体介助はありますし、資格なしでは介助に携われない事もあります。
給料や採用率で有利になる為、取得を検討したい資格です。

有料老人ホームに強い求人サイト

介護系の転職サイトでは、レバウェル介護求人が有料老人ホームに強めです。

求人数だけでなく、内部情報も充実してます。

パソコンで仕事をするスーツ女性

前述の通り、多様性のある施設ですので、内部情報に強いのはメリットですね。
自分の好みに合った施設を探しやすいと思います。

ネガティブ情報も提供してくれるので、マッチ度の高い転職結果に期待できます。

⇒レバウェル介護の評判や特徴、使い方

未経験者であれば、資格取得サポートのあるかいご畑もオススメです。

有料老人ホームで使える「介護職の志望動機」

志望動機の考え方のヒントを、実務経験別に紹介します。

ベッドで休むお婆さん

まず介護未経験者の場合は、「なぜ介護なのか」から考えると良いですね。

介護職に就こうと思ったきっかけにフォーカスし、志望動機を考えてみましょう。
詳しくは、下記記事でも解説してます。

異業種から介護職へ転職は可能?注意点や使える志望動機などを解説
異業種から介護職に転職する際の注意点をお伝えします。「採用はある?」「異業種からの志望動機」「介護業界の特徴や給料」など、初めて介護職に就く時に知りたい情報を異業種から始める方向けにまとめました。

経験者の場合は、「なぜ有料老人ホームなのか」から志望動機を考えてみましょう。

いくら実務経験があっても、施設が違えば必要能力も得られる経験も違います。

有料が初めてなら、仕事を通しての「介護職としての成長」。
経験者ならば、それに加え「能力と経験」からアピールするのが王道かと。

時々ですが、「短い作文テスト」が課せられる事もあります。
「自分の介護への考え方」など、事前に整理しておくといざという時もスムーズですよ。

その際は、利用者本意や自立支援を意識して考えておくと好印象です。

可能なら施設見学もしておく

また有料老人ホームは、各施設で個性や特徴が強く出やすい職場です。

施設HPの確認や職場見学で、強みやアピールポイントも理解しておくと良いですね。
有料の中でも「なぜこの施設なのか」が見え、説得力のある志望動機に繋がります。

マネジメントイメージ

また介護施設の面接では、「職場見学⇒面接」という流れも多々あります。

志望動機は見学を受けての言葉も一緒に伝えられると、より説得力が増すと思いますよ。
自分でも採用だけにこだわらず、「働きたい施設か」を見定める気持ちで臨みましょう。

先の介護系転職サイトでは、「職場見学の予約代行」「履歴書や志望動機の添削」等のサポートも行ってます。ぜひ有効活用して下さいね。

まとめ

今回は「有料老人ホームで介護士として働く」というテーマでお話ししました。

要点をまとめると、こんな感じですね

記事の要点

  • バランスよく介護の仕事に関われる
  • 業務過多になりにくく、未経験者にもオススメ
  • 施設の多様性があり、好みの職場を見つけやすい

クセが少なく、働きやすい介護施設ですね。
仕事も覚えられるし給料も悪くない、良い施設だと思いますよ。

もし未経験の方であれば、初任者研修の取得と有料への転職を目標にしてはどうでしょうか?

チェックポイントを教える介護士

私の職歴としては、他にグループホームや特養も経験してます。

記事中では良い話が出来なかったですが、特別養護老人ホームも悪くない職場ですよ。
基本的な介護技術は特養で学びましたし、おかげで少しは仕事の自信にも繋がってます。

特養の仕事解説もしてるので、良かったらご覧ください。

特別養護老人ホーム介護士の仕事内容と給料を解説
特別養護老人ホームは給料が良いけど忙しい?意外にも、介護士にとって悪くない環境だったりします。実際の勤務経験を活かし、特養介護士の仕事内容と平均給料等を紹介していきます。

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